粉チーズの賞味期限切れはいつまで？1ヶ月後はNG？日持ちする保存方法も伝授！

腐った粉チーズの特徴は、以下の通りです。

・チーズの臭いが強くなる
・チーズの色が濃くなる
・カビがはえる
・口にすると酸味や苦味を感じる

チーズは発酵食品なので、すでに腐った食品であるとも言えます。しかし本当に食べられないほど腐ると、チーズ特有の香りが何倍にもなったかのような強い臭いや、色が茶色や黒色になるなどの変化が見られます。見た目に変化がなくても、少しだけ食べてみてチーズ本来の味ではない酸味や苦味を感じたら、すぐに吐き出してその粉チーズは破棄してください。

腐った粉チーズを食べた時に現れる症状は、以下の通りです。

・悪寒
・発熱
・嘔吐
・下痢

賞味期限切れの粉チーズを食べたときに最もリスクが高いと考えられるのが、リステリア菌食中毒です。リステリア菌は加熱に弱い菌ですが、粉チーズは非加熱食品なのでリステリア菌に汚染されている可能性があります。

特に妊婦は免疫力が低くなり、健康な人の20倍感染しやすいと言われています。妊娠中にリステリア菌に感染すると、流産・早産・死産、新生児の肺炎・敗血症・髄膜炎などの原因となる恐れがあります。賞味期限が切れた粉チーズはリステリア菌が繁殖している可能性があるので、免疫力が低下している人は食べないようにしましょう。

粉チーズの適切な保存条件は、以下の通りです。

・気温の変化が少ない
・直射日光が当たらない
・風通しがよい
・湿気が少ない

粉チーズは冷蔵庫で保存しがちですが、実は常温保存が可能な食品です。粉チーズは含まれる水分量が少ないので劣化しにくく、上記のような環境であれば常温で保存しても問題ありません。

冷蔵庫で保存すると、粉チーズを冷蔵庫から取り出したり片付けたりする間に温度変化が起こり、容器内に結露が生じます。結露の水分は、粉チーズが固まる、カビがはえるなどの原因となります。ただし日本の夏は高温多湿になるので、粉チーズの常温保存に適しません。夏場だけは常温ではなく、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。