マグロとカツオの違いは?一緒の種類?見た目・栄養・味など比較!
マグロとカツオの違いを知っていますか?種類は一緒の出世魚でしょうか?今回は、マグロとカツオの<見た目・栄養・味>などの違いを比較して紹介します。<ヨコワ・サバ>などマグロやカツオと似た他の魚も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
③味わい
マグロとカツオの味わいの違いについてまとめたものが、以下になります。
・マグロ:口にまとまりつくような粘り気ある肉質、アミノ酸による強いうま味
・カツオ:マグロよりもやや弾力のある肉質、アミノ酸による強いうま味があるがやや臭みが残る
マグロとカツオの食感はよく似ていると言われます。特に釣りたての脂の乗った戻りガツオはマグロ以上と評されますが、カツオはマグロよりも傷みやすいため、その味わいを体験するには釣りたてを食べられる場所へ足を運ぶのが一番です。
カツオがマグロに比べてやや臭みがある点も、カツオが傷みやすいことに由来します。一方、マグロは熟成させる手法がとられることもあり、うま味が強く血抜きなど適切な処理を受けたものは臭みもほとんどありません。
④値段・価格
値段・価格に関しては、マグロのほうが圧倒的に高価です。生のクロマグロともなると超高級食材になりますが、ほかの種類や部位を平均してもマグロは1kgあたり3,000~4,000円ほどの値段となります。一方、カツオは1kgあたり1,000~1,500円ほどで、マグロの1/3程度の値段で購入できます。
マグロやカツオと似た魚は他にいる?
マグロとカツオは、食べ比べてみればそれぞれに良さがあることがわかります。マグロやカツオに似た魚は、ほかにもいるのでしょうか。最後に、マグロとカツオに似た魚について紹介します。
①ヨコワ
ヨコワとは、マグロの幼魚のことを指します。静岡、和歌山、高知、山口など関西圏を中心に使われる呼び名です。クロマグロの幼魚のため、マグロに比べて脂の乗りが少なくよりカツオに近い味わいと評されます。クロマグロをはじめとしたマグロは寿命が長く、成長に時間がかかる魚のため、ヨコワの乱獲には配慮が必要といった声も上がっています。
②サバ
サバは、スズキ目サバ亜目サバ科サバ属に分類される青魚の一種です。サバの呼び名は総称で、ほかにもゴマサバやマサバなどと呼ばれることもあります。秋から冬ころに旬を迎えると脂が乗り始め、刺身は口どけの良いトロのような食感が楽しめるでしょう。
脂の乗ったサバはマグロのような口どけの良さですが、マグロに比べサバは血合いの部分が多く、処理の仕方によっては生臭さを感じます。カツオよりも傷みやすいため、生食用の流通はマグロやカツオに比べて少ない傾向です。しかし、新鮮なものや適切に冷凍管理されているものであれば、美味しく食べられます。
マグロとカツオには違いがある
マグロとカツオは同じサバの仲間ではありますが、分類や大きさ、寿命などが異なる別の種類の魚です。身質や味わいには似たものを感じますが、食べ比べれば違いを感じられるでしょう。