最近よく聞くSDGsって何?~フードロスと生産背景について~

テレビや色んな企業が話題にしている世界が注目する「SDGs」。
今更人にきけないSDGsとは何かをちそうが1から説明します!そして皆さんに知ってほしいフードロスの問題と生産者側からの意見も書いていきますね。

実は消費者と生産者の間には意識の差がありました。私たちにはどのような責任があるのでしょうか。そして何ができるのでしょうか。ちそうと一緒に考えてみましょう。

目次

  1. SDGsとは
  2. SDGsってなんの略?何を表しているの?
  3. SDGs 17の目標と169のターゲット
  4. 日本の達成度はどのくらい?
  5. 日本は世界で19位
  6. 日本の責任と深刻な課題
  7. 「つくる責任つかう責任」
  8. 私たちにできること
  9. ちそうはフードロス問題に向きあいます
  10. 訳あり商品って安心して食べられるの?
  11. 生産者達の声
  12. ちそうと一緒にフードロスを減らそう!

SDGsとは

最近よく聞く「SDGs」という言葉、皆さんはこれが何を表しているか知っていますか?今の世の中には戦争、貧困、災害があり、健康に暮らせる環境がない人や、安全に暮らせない人、貧富の格差や不平等を訴え苦しむ人々がいます。このような問題を世界的に解決するためにSDGsは掲げられました。

SDGsってなんの略?何を表しているの?

SDGsは英語の「Sustainable Development Goals」の略称です。日本語では「持続可能な開発目標」といいます。2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟国193か国が2030年までに達成するために掲げた目標です。

なので、ここであげられた目標に向かって193か国が一丸となって未来につながる世界を作っていこう、というものなのです。

SDGs 17の目標と169のターゲット

目標は写真のように大きく17つに分けられ、これらをさらに169のターゲットによって、どのようにして解決していくか、具体的な目標や目的が掲げられています。

目標1:貧困をなくそう
目標2:飢餓をゼロに
目標3:すべての人に健康と福祉を
目標4:質の高い教育をみんなに
目標5:ジェンダー平等を実現しよう
目標6:安全な水とトイレを世界中に
目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
目標8:働きがいも経済成長も
目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう
目標10:人や国の不平等をなくそう
目標11:住み続けられるまちづくりを
目標12:つくる責任 つかう責任
目標13:気候変動に具体的な対策を
目標14:海の豊かさを守ろう
目標15:陸の豊かさも守ろう
目標16:平和と公正をすべての人に
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

日本の達成度はどのくらい?

2030年までにこれらの問題を達成するために、毎年レポートで各国がどのくらい達成できているのかをSustainable Development Report 2022 で評価されています。日本はどのくらいの達成度なのでしょうか。

日本は世界で19位

日本ではどのくらいこれらの目標を達成できているのでしょうか?

2022年版のレポートによると、日本の達成度は国連加盟国193か国中19位で、79.6点という結果になっています。

1位はフィンランド(86.5点)で多くのヨーロッパの名が上位に上がっている中、アジアの中では日本はかなり上位に位置しています。しかしまだまだ課題は残っているようです。

日本の責任と深刻な課題

日本の17の目標の達成度

緑:達成済み 黄色:課題が残る オレンジ:重要な課題がある 赤:深刻な課題

達成度は4段階の目標を「達成済み」「課題が残る」「重要な課題がある」「深刻な課題がある」に分けてそれぞれの国内での取り組みが評価されます。 

「つくる責任つかう責任」

日本が解決すべき問題の中で達成度が一番低い、「深刻な課題」が6つ(2022年版)あります。「目標12:つくる責任、つかう責任」はその中の一つです。具体的に達成目標や方法が示されているターゲットもいくつか抜粋しましたので少し見てみましょう。

【12-3】
2030年までに、お店や消費者のところで捨てられる食料(一人当たりの量)を半分に減らす。また、生産者からお店への流れのなかで、食料が捨てられたり、失われたりすることを減らす。

【12-5】
2030年までに、ごみが出ることを防いだり、減らしたり、リサイクル・リユースをして、ごみの発生する量を大きく減らす。

【12-8】
2030年までに、人びとがあらゆる場所で、持続可能な開発や、自然と調和したくらし方に関する情報と意識を持つようにする。

私たちにできること

ではどうやってこの問題の解決にむかってこうどうしていけばいいのでしょうか。私たち一人ひとりの力は微力でもみんなで意識すればすこしずつ変わっていくことがあります。

ちそうはフードロス問題に向きあいます

ちそうはこの問題に立ち向かうべく、この「つくる責任つかう責任」が日本で深刻な問題であることの認知を広げて、より多くの人にこの問題を意識してもらえるように、「ちそうの0円便」を作りました。

生産途中でどうしても出てしまう規格外商品など、最終的に廃棄になってしまったり、そういうものを使った加工商品などの訳あり品をメインにみなさんにお届けします。

訳あり商品って安心して食べられるの?

はじめに言います。ちそうの0円便で扱う商品は安心・安全に皆さんに食べてもらえる商品です。訳アリ品といっても、その「訳」は例えば工場で梱包が少しミスしていたり、賞味期限が少し迫っていたり、生産途中で傷がついてしまったりなどです。

「訳」は商品それぞれですが生産者の方々に直接説明を記入していただきますのでしっかりその「訳」を理解した上で商品を購入していただけます。

生産者達の声

実は訳あり品ばかりを消費することはいいこととは限らないという考えもあります。特に生産者の方々の立場になってみると、こういった訳アリ品をメインに扱うことに対してこんな心配の声が生まれます。

生産者の声

価格破壊が起こって通常料金のものが売れなくなるんじゃないか。

生産者の声

下手に規格外商品を出して、消費者からクレームが入るんじゃないか。

もちろん、生産者の方々は毎日の努力の結晶として商品を生産、販売しています。それを安く買いたたかれるのは当たり前ですが苦しいことです。なのでちそうの0円便は、生産者の方々にもちゃんと利があるようにメディアでのPRや企画を通した集客を無料で行います。

ちそうと一緒にフードロスを減らそう!

ちそうの0円便はまず皆さんに理解してもらう、というところを目的としています。

しっかり見える販売者から直接届くから安心安全に食べられます。食を通して私たちの未来を考える。それでも通常の商品とはちょっと違う訳あり商品、そこはみなさんにその背景からしっかり理解してもらいたいです。


そしてちそうの0円便は生産者と消費者、言わば「つくる責任」と「つかう責任」の信頼関係の架け橋のような存在を目指しています。

ちそうから売って、買って、私たちが生きる世の中の将来をよりよくする第一歩を一緒に踏み出しませんか。


ちそうの0円便を見てみる

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