【世代別比較】若者の初デートの支払い方に関して290人にアンケート調査！｜ちそう

4月といえば「入学式」「新生活」などにより、新しい環境に身を置き、新しい人との出会いが増えますよね。新しい出会いがあると、「初デート」をする人もいるのではないでしょうか？
「初デート」というと、食事の支払いにおける「奢る・奢られ論争」が長年にわたり、繰り広げられてきました。しかし、近年は意見が変わってきているようにも思われます。

そこで今回、食の実態調査隊byちそう （ https://chisou-media.jp ）では、

・20代の頃、初デート(付き合う前)の支払いはどうしたいと考えていたか
・過去と現在の若者を比較した時の、支払い方の世代別の変化
・初デートにおける男女別の支払いの判断基準

について調べました。

過去と現在の若者間における、初デート(付き合う前)の支払いに対する価値観の変化の調査結果をまとめると、下記のようになりました。

・20代の頃、初デートは「男性が奢る・多く払う」と答えた男性は77.9%、女性は68%
・過去と現在の若者を比較すると、「奢ることが当たり前だと考えている」男性の割合は減少傾向にある
・過去と現在の若者を比較すると、女性が希望する支払い方に世代ごとの変化は少ない
・初デートにおける【男性】の支払いの判断基準は「相手の年齢」や「デートの満足度」
・初デートにおける【女性】の支払いの判断基準は「相手の年齢・意思表示」

次の見出しからは、アンケート結果の詳細を見ていきます。

「男性が奢る(64.2%)」「男性が多く払う(13.7%)」と答えた男性は合わせて77.9%と高い割合である一方、「男性が奢る・多く払う」と答えた女性は58.0%にとどまりました。

「男性が奢る・多く払う」と答えた人の主な理由は以下のとおりです。

【男性の意見】
・奢ることが当たり前だと考えているため(51.4%)
・デートを楽しんでもらいたいから(29.7%)
・相手に少しでもよく見せたいから(44.6%)

【女性の意見】
・相手の方が自分より多く稼いでいるため(34.5%)
・相手の気持ちを行動で示してほしいから(41.6%)
・相手が多めに支払うことに魅力を感じるため(27.4%)

初デートは「男性が奢る・多く払う」派の男性の理由は「奢ることが当たり前だと考えていた」が、女性の理由は「相手の気持ちを行動で示してほしいから」が最も多いことがわかります。

「割り勘」と答えた人の主な理由は以下のとおりです。

【男性の意見】
・一方が多めに支払うことが不平等だと考えるから(38.1%)
・関係が長続きしない可能性があるため(19.0%)
・金銭的な余裕がないため(38.1%)

【女性の意見】
・一方が多めに支払うことを不平等だと考えるから(45.1%)
・相手に負担させたくないから(62.2%)
・見返りを求められたくないから(26.8%)

初デートは「割り勘」派の男性の理由は「一方が多めに支払うことが不平等だと考えるから」「金銭的な余裕がないため」が、女性の理由は「相手に負担させたくないから」が最も多いことがわかります。

世代別に男性の初デートの支払い方を比較すると、世代とともに「奢る」と答えた男性の割合は増加傾向にある一方、「割り勘」と答えた男性の割合は減少傾向にあることがわかります。

「男性が奢る・多く払う」派の20代・30歳以上の男性の主な理由を比較すると、下記の通りになります。

【20代男性の意見】
・デートを楽しんでもらいたいから(50%)
・相手に少しでもよく見せたいから(50%)
・相手と長続きしたいため(35.7%)

【30歳以上の男性の意見】
・奢ることが当たり前だと考えていたため(58.3%)
・デートを楽しんでもらいたいから(25%)
・相手に少しでもよく見せたいから(43.3%)

また、20代男性で「奢ることが当たり前だと考える」男性は21.4%にとどまり、「男性が奢る・多く払う」と考える男性の理由にも変化が見受けられます。

世代が若くなるにつれて、20代の頃の支払いは「割り勘」と答えた女性の割合は増加傾向にありますが、「割り勘」と答えた20代(47.5%)と60代(40.0%)の差はわずか7.5%にとどまります。

「男性が奢る・多く払う」派の20代・30歳以上の女性の主要な理由を比較すると、下記の通りになります。

【20代女性の意見】
・相手の方が自分より多く稼いでいるため(25.8%)
・相手の気持ちを行動で示してほしいから(64.5%)
・相手が多めに支払うことに魅力を感じるため(16.1%)

【30歳以上の女性の意見】
・相手の方が自分より多く稼いでいるため(37.8%)
・相手の気持ちを行動で示してほしいから(32.9%)
・相手が多めに支払うことに魅力を感じるため(31.7%)

いずれも主な理由は同じであることから、女性の世代ごとの支払いに対する価値観に変化は少ないようことが見受けられます。