パスタを茹でる時の塩分の量・濃度の正解は?実はいらないって本当?
パスタを茹でる際の塩分の量・濃度の目安を知っていますか?今回は、パスタを茹でる時の塩分の量・タイミングを、入れるメリットや実はいらないと言われる理由とともに紹介します。パスタに塩気がつき過ぎた時の対処法も紹介するので参考にしてみてください!
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パスタを茹でる時の塩分の量・濃度の目安って?正しい茹で方は?
パスタを茹でるときの、塩の分量はどれくらいでしょうか。しっかり測って入れることで、より美味しいパスタが食べられます。ここではパスタを茹でるときの、塩の分量について説明します。
パスタに入れる塩分量は1リットルに小さじ1杯が目安とされる
パスタの量 | 水の量 | 塩分量 | 塩分濃度 |
1人前(100g) | 1L | 5g | 0.5% |
2人前(200g) | 2L | 10g | 0.5% |
3人前(300g) | 3L | 15g | 0.5% |
4人前(400g) | 4L | 20g | 0.5% |
パスタに入れる塩の分量は、1リットルに小さじ1杯が目安とされています。茹でる人数が増えることで、お湯の量も増え、比例して塩の量も多くなるため、塩分濃度は0.5%と変わりません。3人分なら塩の量は大さじ1杯になるので、普段からたくさんパスタを茹でるなら、目安として覚えておくと便利です。
塩を入れるタイミングは自由
パスタに塩を入れるタイミングは特にいつでも問題なく、水の段階でも沸騰してからでも構いません。沸騰してから塩を入れることで、お湯の沸騰温度が高くなると言った話もありますが、ほとんど誤差の範囲程度で味も変化しないので、特に気にする必要はないでしょう。
パスタを茹でる時に塩を入れる理由はなぜ?実はいらない?
パスタを茹でるときに、塩を入れるのはなぜでしょうか。さまざまな説があるものの、実は塩は不要なのではないかとの話もあるようです。パスタに塩を入れる理由をここでは説明するので、料理をする時の参考にしてください。
理由①麺にコシを出すため
パスタを茹でる時に入れる塩は、麺にコシを出す役割があります。パスタの原料であるデュラム小麦は、グルテンを多く含みもっちりとした食感が特徴です。塩を入れて茹でることでグルテンと結合し、表面をコーティングすることで、麺にコシが生まれてアルデンテの独特の歯応えを感じることができます。
理由②パスタソースに合った下味をつけるため
パスタを茹でるときに塩を入れる理由は、パスタソースにあった下味をつけることが挙げられます。パスタに下味をつけることで、ソースの味わいと馴染みやすくなるため、より美味しいパスタが食べられます。茹でてから塩をまぶすよりもパスタの中までしっかり塩味がつき、塩の食感を感じることもありません。
さらにパスタを塩茹でしておくことでパスタソースと絡めた時も浸透圧が均等になり、パスタから水分が出ることがなく、ソースも薄くならずに最後まで美味しいままの状態で食べられます。
ただしお湯の塩分濃度1%以下では変化は薄いとの結果も
パスタを茹でる時の塩分濃度は約0.5%と言われていますが、実際には1%以下の濃度では効果が薄いとされています。塩分濃度が高いほど、パスタが硬く仕上がるため、レストランでパスタを茹でる時には2%と家庭で作るよりも若干塩辛くなっています。
パスタを茹でる時の塩分の量の正解は結局?
パスタを茹でる時の塩の量は、結局どれくらいが正解なのでしょうか。塩分濃度が1%以下では塩を入れる効果が薄いといった結果もあるため、パスタを作る時には迷ってしまうかもしれません。パスタを茹でる時の、塩の量の正解について説明します。