人参が腐るとどうなる?食べれるかの見分け方は?長持ちする保存方法も紹介!
【管理栄養士監修】人参が腐るとどうなるか知っていますか?腐るとどうなるかを把握してないと、食べてしまうおそれがあります。今回は、人参が腐った時の特徴と食べられるかどうかの判断方法を紹介します。人参を長持ちさせる保存のコツと保存期間の目安も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
結論からいうと、おいしくはないですが、腐っていないので食べても大丈夫です。栄養がひげ根や芽に集中するため、ヒゲが生えると、おいしさが半減してしまいます。ヒゲが生えてる人参を食べる場合は、生は避けて、他の料理に混ぜて食べたほうがよいです。人参にヒゲが生える原因は
・人参を常温で長期間置きっぱなしにする
です。これに気を付ければ、ヒゲが生えてくる確率は低くなります。
④ふにゃふにゃして柔らかい
人参が柔らかいのは水分不足で乾燥しているだけなので、食べられます。人参は数日経過すると、内部に隙間ができふにゃふにゃして柔らかくなってしまいます。これは腐っているわけではないので、食べても何の問題もありません。ただ、水分が落ちている人参は、通常の物よりも味が落ちています。そのまま食べるよりもみじん切りにして、他の料理に混ぜて食べるのがよいです。
ふにゃふにゃしてる人参は、24時間ほど水に浸せば固くておいしい人参に戻りますので、この方法を試してみてはいかがでしょうか?
(*人参がぶよぶよする原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑤中の芯が白い
人参は芽に栄養が取られると、芯が固くなり、白くなってしまいます。このことを「とう立ち」または「トウがたった人参」と呼びます。この人参も、食べても問題はありません。芯が白くなってしまった人参はおいしくはないので、生で食べるのは避けスープなどにして頂きましょう。
(*人参の中が白い場合は食べられるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑥内側に黒い点がある
黒い点がでてきても、食べれます。仮に食べても体には何の影響もありません。黒い点になる原因は
・ポリフェノールと消化酵素のオキシターゼが混ざり、乾燥や傷により変色
です。食べても大丈夫ですが、味は美味しくはないです。食べるなら、他の料理に混ぜることをおすすめします。
人参を長持ちさせる保存のコツは?
「常温での保存方法・期間」「冷蔵での保存方法・期間」「冷凍での保存方法・期間」以上3点に分けて詳しく紹介していきます。
常温での保存方法・期間
常温での保存期間は「夏場は約3日」「冬場は約3週間」です。日本の夏は高温多湿なため、そのままにしておくと、腐りやすいので、保存方法を確認しておきましょう。
1.余計な水分や光をさえぎるために、1本ずつ新聞紙で包む。
2.新聞紙で包んだ人参をビニール袋に入れて、しっかりと閉じる。
3.少しでも温度が低い場所を確保する。※理想は5℃~15℃程度の場所
4.人参を牛乳パックなどに入れて、立てて保存する。
以上が常温で長持ちさせる方法です。また、野菜は縦に成長する習性があるので、立てて保存する方が良いでしょう。
冷蔵での保存方法・期間
冷蔵庫での保存期間は、「約2週間」です。冷蔵保存する場合は、以下のような保存方法でおこなうことをおすすめします。
1.余計な水分や光をさえぎるために、1本ずつ新聞紙で包む。
2.新聞紙で包んだ人参をビニール袋に入れて、しっかりと閉じる。
3.人参を牛乳パックなどに入れて、立てて保存する。
以上が冷蔵での保存方法であり、基本は常温保存と同じです。夏場は常温保存よりも長持ちするので、冷蔵保存をおすすめします。
渡邉詩織
管理栄養士
人参は乾燥しないように保管するのはもちろんですが、チルド室に入れて置いた方が、野菜室で保管するより長持ちします。お肉やお魚に接しないように対策して試してみてくださいね。