フルーツピーマンとは?甘い品種?味・糖度や食べ方・レシピも紹介!
フルーツピーマンというピーマンの甘い品種を知っていますか?パプリカと違いはあるのでしょうか?今回は、フルーツピーマンの〈味・糖度・旬〉など特徴や〈セニョリータ〉など種類を紹介します。〈サラダ・マリネ〉など、フルーツピーマンの美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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フルーツピーマンとは?甘い品種?パプリカと違いある?
パプリカに似た見た目をしているフルーツピーマンは、甘い品種との説がありますが、実際はどのような野菜なのでしょうか。ここでは、フルーツピーマンの特徴や旬の時期、パプリカとの違いについて紹介します。
フルーツピーマンは強い甘味が特徴のピーマンの品種
フルーツピーマンとは、通常の苦味のあるピーマンとは違って糖度が高く、強い甘味が特徴的なピーマンの品種です。
江別市で栽培されているサララと呼ばれるフルーツピーマンの品種は、苦味を和らげるために栄養ドリンクを与えられており、ミニトマトと同程度の7度もの糖度をもちます。甘いだけでなく皮が薄くて種も少ない品種なので、生のままでも美味しく食べられます。
フルーツピーマンの旬の時期は6〜8月
フルーツピーマンの旬の時期は、6~8月ごろの初夏から夏の時期です。フルーツピーマンには様々な品種があり見た目は異なりますが、いずれの品種も緑ピーマンと同様で夏の時期に旬を迎えます。ただし、栽培地域によっては9月ころまで収穫されることもあります。フルーツピーマンは緑ピーマンとは違って生産者が少ないため、旬の時期にしか流通しません。
フルーツピーマンの選び方においては、皮やヘタの状態を見極めることが重要です。皮にハリがあり色が鮮明で、ヘタの色が綺麗なものを選んでください。フルーツピーマンのヘタは収穫後時間が経つにつれて黒く変色するので、このようなものは選ばないように注意が必要です。
フルーツピーマンとパプリカは違う品種
フルーツピーマンはフルーツパプリカの別名をもちますが、パプリカとは違う品種です。フルーツピーマンが属するピーマンはシシ型の中型種であるのに対して、パプリカはベル型の大型種に分類されます。一般的なピーマンは甘味が弱くて果肉は薄く、パプリカは甘味が強くて肉厚なのが特徴です。
(*ピーマンとパプリカの見た目以外の違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
(*ピーマンの品種について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
フルーツピーマンの種類は?
フルーツピーマンには様々な品種があり、それぞれ見た目や味が異なります。ここでは、フルーツピーマンの代表的な品種を3つ紹介するので、参考にしてください。
①アナスタシア
出典: @caprice_sheep
アナスタシアは、ロシアを原産とするフルーツピーマンの一種です。色は黒や紫のほか赤・緑などがあり、先端が尖っていて、果肉はピーマンより厚くパプリカよりも薄いのが特徴です。黒色のアナスタシアの色素成分には、抗酸化作用をもつポリフェノールが含まれています。
ほのかな甘味があるため、生のままでサラダとして食べると軽い歯触りが楽しめます。ピクルスにも使えますが、アナスタシアの色素がピクルス液へ溶けだすため、一緒に漬け込む食材は色移りしてもよいものを選びましょう。
②セニョリータ
セニョリータは、5cmほどの大きさをした丸いトマトのような形が特徴的なフルーツピーマンの一種です。セニョリータは、果皮に艶があり濃い赤色をしたセニョリータレッド、果皮がオレンジ色をしたセニョリータオレンジ、鮮明な黄金色をしたセニョリータゴールドの3種類があります。
果肉が厚く糖度は8度前後で、サラダに加えると見栄えの良い料理が作れます。ビタミンCが豊富に含まれているので、免疫力の向上や美容効果なども期待できるでしょう。