氷に賞味期限はある?市販・水道水・ミネラルウォーターで違うって本当?
氷に賞味期限はあるか知っていますか?一年前の氷でも大丈夫なのでしょうか?今回は、〈自家製・市販〉別に氷の賞味期限の有無と、製氷機ではなく製氷皿を使うなどを、氷を日持ちさせる保存方法について紹介します。ミネラルウォーターで氷を作る際の注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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氷に賞味期限はある?いつまで?
自分で作った氷や、スーパーやコンビニで購入した氷は、いつまで安全に使うことができるのでしょうか。ここでは、市販・自家製の氷の賞味期限について紹介します。また、賞味期限の定義についてもあわせて紹介するので参考にしてください。
賞味期限の定義
賞味期限は、食品の品質が変化せずに美味しく食べられる期間に、安全係数の0.8を乗じて算出されます。一般的に、品質が変化しやすいものには消費期限、変化しにくいものには賞味期限が設定されます。食品を安全に食べられる期間である消費期限とは違い、未開封の状態であれば賞味期限が多少過ぎても問題ありません。
市販の氷に賞味期限はないので一年前の氷でもOK
コンビニやスーパーで売られている市販の氷には、賞味期限がありません。氷のように品質の変化が極めて少ないものは、賞味期限を設定せずに販売されています。一年前の氷でも、未開封であれば問題なく使うことができます。一度開封したものや、常温に長く放置した氷は、早めに使いきるようにしてください。
自家製の氷は1週間以内の消費が安全
水道水 | ミネラルウォーター | 浄水 | |
賞味期限 | 1週間 | 1〜2日 | 1〜2日 |
自家製の氷の賞味期限は、使った水の種類に応じて上記のように変わります。給水タンクや製氷機が清潔な状態であれば、水道水で作った氷は1週間ほど日持ちさせることができます。浄水器の水やミネラルウォーターを使用した場合は、水道水で作った氷よりも雑菌が繁殖するリスクが高いため、1〜2日程度で使い切るのが安全です。
ただし保存方法に注意しないと食中毒などのリスクも
市販・自家製のどちらの氷も、保存方法が悪い場合は食中毒になるリスクもあるので注意しましょう。氷を摂取して食中毒を起こした場合は、以下のような症状があらわれます。
・吐き気
・腹痛
・下痢
製氷機から氷を素手で取ったり、冷蔵庫に汚れが付着していたりすると、雑菌が繁殖して上記のような食中毒症状を引き起こすことがあります。氷から異臭がするなどの変化に気付いた場合は、一緒に保存しているすべての氷を廃棄しましょう。
氷の賞味期限を気にせず日持ちさせるコツは?
氷を安全に日持ちさせるためには、どのような点に注意すると良いのでしょうか。ここでは、氷を日持ちさせるための保存方法・ポイントについて紹介します。
①密閉容器で保存する
氷は、以下の方法で保存すると日持ちさせることができます。
①密閉容器を除菌する
②氷を密閉容器に入れる
③冷凍庫で保存する
氷は、製氷機から密閉容器に移して保存すると、冷蔵庫の他の食品の汚れ・臭いが付着しにくくなります。また、製氷機は開け閉めする際に雑菌やほこりが入りやすいデメリットがあるので、密閉容器に移すと氷を清潔に保存することができます。なお、氷を入れる容器は、アルコールなどで除菌して清潔な状態にしておきましょう。
②製氷機内を1週間ごとに掃除する
前述のように、製氷機は開閉時に雑菌などが入り込みやすいので、1週間ごとに掃除することをおすすめします。
①製氷機内の氷をすべて捨てる
②製氷機の中をアルコールなどで除菌する
③給水タンクの水を捨てて洗う
④給水タンクに新しい水をセットする
製氷機を掃除する際は、上記の方法で行いましょう。製氷機の中にある氷はすべて捨て、給水タンクも新しい水に入れ替えることがポイントです。給水タンクと製氷機の間にも雑菌が溜まりやすいので、市販の製氷機用の洗剤などを活用してみてください。