氷に賞味期限はある？市販・水道水・ミネラルウォーターで違うって本当？
氷に賞味期限はあるか知っていますか？一年前の氷でも大丈夫なのでしょうか？今回は、〈自家製・市販〉別に氷の賞味期限の有無と、製氷機ではなく製氷皿を使うなどを、氷を日持ちさせる保存方法について紹介します。ミネラルウォーターで氷を作る際の注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
氷は、水道水を使って以下の方法で作ることをおすすめします。
①給水タンクに水道水を入れる
②冷蔵庫にセットする
水道水には殺菌成分である塩素が含まれるため、ミネラルウォーターよりも雑菌が繁殖しにくく、氷を安全に日持ちさせることができます。浄水器を通した水も塩素がろ過されてしまうため、日持ちさせるためには水道水をそのまま使うことがポイントです。
ミネラルウォーターで氷を作る際の注意点は？
ミネラルウォーターで氷を作る場合は、どのような点に注意すると保存性が高まるのでしょうか。ここでは、ミネラルウォーターで氷を作る際の注意点を紹介します。
①硬度が100mg未満のミネラルウォーターで製氷する
ミネラルウォーターを製氷に使う場合は、硬度が100mg/L未満のものを使用しましょう。100mg/Lより硬度が高いと、ミネラルウォーターの成分が結晶化し、製氷機や冷蔵庫の故障の原因となります。また、ミネラルウォーターには塩素が含まれないので、作った氷は2日以内に消費することもポイントです。
②製氷機をこまめに洗浄する
ミネラルウォーターで氷を作る場合は、水道水を使う場合よりも製氷機をこまめに掃除する必要があります。ミネラルウォーターに多く含まれる無機質は、製氷機のホースや浄水フィルターに詰まりやすく、故障や不具合を引き起こす原因になります。特に、給水タンクに長期間ミネラルウォーターを入れて放置すると、故障しやすくなるので注意しましょう。
なお、ミネラルウォーターだけでなく、浄水器の水を使う場合もフィルターをこまめに交換するなどのメンテナンスが必要です。給水タンクや浄水フィルターなどが取り外せないタイプの製氷機は、ミネラルウォーターや浄水器の水で氷を作るのは避けてください。
③製氷機より製氷皿を使う
ミネラルウォーターを使う場合は、製氷機を使わずに、製氷皿を利用するのもおすすめです。ミネラルウォーターは前述のように製氷機のトラブルを招きやすいため、製氷皿を使うと安全に氷を作ることができます。また、蓋付きの製氷皿は密閉することができるので、雑菌の繁殖を防ぐためにも効果的です。
製氷皿を使ったあとは洗剤で洗い、よく乾かしてからアルコール除菌して清潔に保ちましょう。なお、製氷皿はスーパーやホームセンターのほか、100円ショップでも購入することができます。
氷に賞味期限がなくても気をつけよう
氷は品質が変化しにくいため、市販のものには賞味期限がありません。しかし、自家製の氷は1週間を目安に使いきることがポイントです。特に、ミネラルウォーターや浄水器の水には塩素が含まれず雑菌が繁殖しやすいので、これらで製氷した場合は早めに使いきりましょう。