メープルシロップの賞味期限は？開封後・未開封で違う？日持ちする保存方法も解説！

メープルシロップは、カエデから採取した樹液を煮つめて作られた、特有の風味を持つ甘味料です。メープルシロップは、どれくらいの期間までなら美味しく食べることができるのでしょうか。メープルシロップの未開封と開封後の賞味期限と、常温や冷蔵庫、冷凍庫での保存方法を調べてみました。

糖度が高いメープルシロップは、未開封の場合ならば、冷蔵庫ではなくても高温多湿を避けた冷暗所であれば、常温で保存が可能です。

未開封のメープルシロップの賞味期限を、主要販売メーカーごとに調べました。賞味期限が最も長いのは、シタデールのメープルシロップです。続いて、ボーアンドボン、ムソー、アレガニも、3年という長い期間保存できることが分かります。

その一方で、ママパンやカークランドのメープルシロップの賞味期限は、短くなっています。メーカーによって賞味期限が異なるので、購入したメープルシロップの賞味期限を、よく確認しておきましょう。また、賞味期限が書いてないメープルシロップもあるので、その場合はおよそ半年を目安に使い切りましょう。

メープルシロップは、水分量が多いため細菌が増えやすく、開封後は劣化が早い食品です。開封したメープルシロップを常温に放置しておくと、水気が飛んで固体化したり、菌が増殖してカビが生えてしまうこともあります。

メープルシロップの菌の増殖を防ぐには、しっかりと瓶の蓋を締めて、常温を避けて冷蔵庫で保管しましょう。開封したメープルシロップは、1か月以内に使い切るように心がけてください。

一か月以内に使い切れる自信のない場合は、冷凍庫で保管する方法が有効です。冷凍庫で保管する場合は、メープルシロップを使い切れる分だけ分けて、ガラス製の瓶に入れ替え、しっかりと栓を閉めてください。冷凍したメープルシロップを使う際には、しばらく室温に置いておきます。メープルシロップが柔らかくなれば、そのまま使うことができます。

賞味期限が切れたメープルシロップは、いつまで食べられるのでしょうか。次項では、賞味期限切れのメープルシロップが食べられるかどうかの見分け方を紹介します。

食品には、賞味期限か消費期限のどちらかが記載されています。賞味期限の定義とは、指定の方法で保存した場合、品質が変化せず美味しく食べられる期間を記したものです。賞味期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではなく、食べられるかどうかを自分で判断する必要があります。

また、消費期限とは、指定の方法で保存した場合に、安全に食べられる期間を指します。消費期限を過ぎた食品を食べると、体に害を及ぼす危険性があるため、食べないようにしましょう。

メープルシロップに記載されているのは、賞味期限です。賞味期限が過ぎているメープルシロップも、腐っていなければ安全に食べることができます。それでは、メープルシロップが腐っているかどうかを見分ける際には、何を見て判断すれば良いのでしょうか。（※1、2）

賞味期限が迫ったメープルシロップは、どのような状態になり、何か変化が起こるのでしょうか。

メープルシロップを長い間保存していると、塊が浮遊することがあります。これは、カビか、もしくは糖が固形化した「澱（おり）」であるケースが多いです。澱であるならば、口にしても問題はありません。

メープルシロップの表面に浮いた塊が、カビか澱なのか、目で見て判別するのは困難です。ですが、メープルシロップが入っている容器を振るだけで、簡単に見分けることができます。カビなら振っても消えませんが、澱は振ると溶けてなくなります。