ガムに賞味期限はない?ある?10年前や期限切れを食べても大丈夫なの?

ガムに賞味期限は基本ないと知っていますか?今回は、ガムに賞味期限が基本ない理由や、逆に〈キシリトール・リカルデント〉など特定保健用食品には賞味期限がある理由を紹介します。ガムの正しい保存方法や、品質が劣化しても食べられるか紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ガムとは?どんな食べ物?
  2. ガムの原材料
  3. ガムの賞味期限はどのくらい?見方は?
  4. 基本ガムには賞味期限がない
  5. キシリトール系のガムには賞味期限がある
  6. ガムの賞味期限を伸ばす保存方法は?
  7. ①高温多湿を避ける
  8. ②直射日光に当てない
  9. ガムの品質が劣化しても食べられる?
  10. 品質が劣化したガムの特徴
  11. ガムの賞味期限はないけど早めに食べよう

ガムとは?どんな食べ物?

かつて、マヤ族やアステカ族の様なアメリカの先住民族達が樹液の塊りを噛む習慣があった事がガムの起源だと言われています。この習慣が後世へと受け継がれ、世界に広がっていきました。当初のガムは無味でしたが、やがて甘味料や香料を加えられ、人気と共に一気に普及していきました。

ガムの原材料

主原料のガムベースはチクルという天然樹脂、酢酸ビニルなどの合成樹脂です。そこに硬さを調整する為の炭酸カルシウムを加え、更に甘味料・香料を添加し成形され、製品となります。板状のガムにはチクルが使われますが、風船ガムのガムベースは酢酸ビニルです。酢酸ビニルはチクルより伸縮性に優れる為、風船の様な丈夫な膜ができます。

(*ガムの原料について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)

ガムの原料は?主成分は石油製のプラスチック?作り方や安全性について解説!

ガムの賞味期限はどのくらい?見方は?

仕事中の気分転換様や口臭予防など、何気なく購入していますが、ガムの賞味期限が気になった事はありますか?口に入るものですが、日持ちするものだと思い、車内やカバンの中などに放置しがちです。ガムの賞味期限に関して説明していきます。

基本ガムには賞味期限がない

基本的にはガムは日持ちし、賞味期限はありません。以下に賞味期限表示のないガムの例を5つご紹介します。

・クロレッツ(モンデリーズ・ジャパン)
・グリーンガム(ロッテ)
・フィッツ(ロッテ)
・歯につきにくい ブルーベリーガム(ロッテ)
・オレンジフーセンガム(マルカワ)

原料のガムベースには含まれている水分量が非常に少なく、包装も密閉されていることから、品質が劣化しにくい為、ロッテのグリーンガムやモンデリーズ・ジャパンのクロレッツなど、特定保健用食品でないガムは賞味期限表示の義務がありません。おすすめはしませんが、10年前のものであっても理論上は食べる事ができます。(※1)

キシリトール系のガムには賞味期限がある

キシリトールを原料に含むリカルデントガムなどは賞味期限の表示があります。キシリトールを含むガムは特定保健用食品として登録されているものが多く、安全性や有効性について検査を受けた上、消費者庁長官からの許可を得て特定保健用食品と認定されます。そのため、特定保健用食品を名乗る上で、賞味期限の表示が義務付けられているのです。

ガムの賞味期限を伸ばす保存方法は?

基本的には賞味期限表示がなく、日持ちするガムですが、これからその保存方法について触れていきます。

①高温多湿を避ける

基本的に賞味期限が無く、日持ちするとはいえ、冷暗所で保存した場合での話です。温度が上がりがちな場所や湿気の多いところではガムが湿気てしまい、その水分からカビが生える可能性があります。高温多湿になりそうな場所での保存は避けて下さい。

②直射日光に当てない

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