生焼けの豚肉が危険な理由とは?食べてしまった時の症状・対処法や半生防止の方法も紹介!
豚肉が生焼けを食べてはいけないといわれますが、理由は何でしょうか?実は、食べると食中毒・肝炎になる危険性があります。今回は、豚肉の生焼けの原因や見分け方にくわえ、生焼け防止の豚肉料理の焼き方を紹介します。生焼け肉を食べてしまった場合の症状・対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
では、実際に豚肉が生焼けかどうかを見分ける方法はあるのでしょうか。種類ごとに紹介します。
①ハンバーグは爪楊枝を刺してチェック!
ハンバーグには旨味の詰まった肉汁がたっぷり含まれており、肉汁の色で生焼けかどうか判断することができます。ハンバーグの中心部に爪楊枝を刺し、透明な肉汁が出てきたら火が通っているサインです。逆に、赤い肉汁は生焼けなので注意してください。ハンバーグのサイズが分厚く爪楊枝が刺しにくい時は竹串を使うと便利です。
爪楊枝でチェックしても心配な場合は、切って中身を確認しましょう。
(*ハンバーグが生焼けになる原因や見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②とんかつ・ステーキは切って中身を確認
とんかつなどの揚げ物は、中まで火が通ったのかを確認することが難しいです。ステーキはレアやミディアムレアなど生焼けで食べることを好まれている方もいますが、食中毒予防のためには中までしっかり加熱することが大切です。このように分厚い肉は切って中身を確認しましょう。
とんかつやステーキは食べやすくするためにカットされていることが多いので、食べる前に断面をチェックし火が通っていることを確認してください。
(*生焼けのとんかつの見分け方や対処法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
豚肉の生焼け防止の焼き方・作り方は?
豚肉の生焼けによる食中毒や肝炎の原因となる菌は、十分に加熱することで死滅させることができます。ここでは、ハンバーグ・とんかつの中までしっかり火を通すための焼き方・作り方と、二次感染の予防方法を紹介します。
①ハンバーグの場合
以下は、ハンバーグにしっかり火を通すためのポイントです。
・成形する際は肉を厚くしすぎない
・均等に火を通すためにハンバーグの真ん中にくぼみを作る
・しっかり温めたフライパンで弱火〜中火でじっくり時間をかけて焼き上げる
・肉汁が透明になるまで焼く
ひき肉はよくこねて空気を抜くことで型崩れを防げます。強火で加熱してしまうと外側が焦げて中まで火が通りにくくなるので、火加減に注意することが一番のポイントです。また、フライパンに蓋をして蒸し焼きにすると火の通りが良くなります。
②とんかつの場合
続いて、とんかつに火を通すためのポイントです。
・多めの油で揚げる
・フライ鍋の中にたくさん入れすぎない
・油の温度は170℃位にする
・余熱でしっかりと熱を通す
少ない油で揚げると底の焦げが付着し、見た目が悪くなります。鍋の中にたくさん入れてしまうと油の温度が低くなって火の通りが悪くなるため、大きいとんかつは一枚ずつ揚げるようにし、小さい鍋でもスペースに余裕を持って揚げましょう。
170℃の油で揚げ、とんかつの周りの泡が小さくなった頃が揚げあがりのサインです。また、揚げあがりはすぐにカットせず数分油を切ることで余熱を通しましょう。
生焼け状態を触った箸で食事しないことにも要注意
生肉や生焼けの豚肉に付着した菌は調理器具や手などにも付着するため、しっかり洗浄や除菌を行って二次感染を防ぐことが大切です。肉が十分に加熱されていても、生焼けの肉を触った箸で食事をしてしまうとそこから感染するリスクがあります。調理と食事の箸は使い分け、食事は清潔な箸を使いましょう。