ミネストローネの日持ちは?冷凍が一番?保存方法や作り置き・解凍のコツも紹介!
ミネストローネの日持ちする保存方法を知っていますか?冷凍が一番おすすめです。今回は、〈冷蔵庫・常温〉などミネストローネの日持ちや、冷凍で保存・解凍する方法を〈容器・具材〉などポイントと紹介します。ミネストローネが賞味期限切れで腐る・傷むとどうなるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- ミネストローネの日持ちは?冷凍保存が一番?
- ミネストローネは冷蔵保存で約1週間日持ちする
- ミネストローネは冷凍保存がおすすめ
- ミネストローネの常温保存は冬でもNG
- ミネストローネの冷凍保存する際のポイントは?
- ①密閉容器で小分けする
- ②粗熱を取る
- ③じゃがいもは潰す
- ミネストローネの冷凍保存・解凍方法は?
- ミネストローネの冷凍での保存方法
- ミネストローネの解凍方法
- ミネストローネが賞味期限切れで腐る・傷むと?見分け方は?
- ミネストローネの冷凍できる作り置きレシピ!
- ①ミックスビーンズとウインナーのミネストローネ
- ②ブロッコリーとズッキーニのミネストローネ
- ③小松菜とひき肉のミネストローネ
- ミネストローネを日持ちさせたい時は冷凍保存がおすすめ!
ミネストローネの日持ちは?冷凍保存が一番?

保存方法 | 賞味期限 |
常温 | 不可 |
冷蔵 | 1週間 |
冷凍 | 2週間~1ヶ月 |
ミネストローネは、トマトなどの具材をたっぷり使って作るイタリア発祥の野菜スープです。ミネストローネの賞味期限は上記の表に記載した通りですが、使う具材によって前後します。ここでは、ミネストローネの保存方法と賞味期限について詳しく解説します。
ミネストローネは冷蔵保存で約1週間日持ちする
ミネストローネを冷蔵庫で保存すれば、およそ1週間程度日持ちします。ただしミネストローネは傷みやすい料理のため、なるべく早めに食べ切るか、食べる前に再加熱したほうがよいでしょう。
冷蔵庫でミネストローネを保存する際は、一度に食べ切れる分だけ容器に移しておくと食べやすくなりますが、鍋のまま冷蔵庫に入れても構いません。数日保存する予定であれば、毎日ミネストローネをかき混ぜながら1分程度沸騰させて殺菌すれば、より安全に日持ちさせることができます。
ミネストローネは冷凍保存がおすすめ
ミネストローネを安全に長期間日持ちさせるためにも、冷凍保存するのがおすすめです。ミネストローネを冷凍すれば、冷蔵保存よりも1~3週間程度日持ちを伸ばすことができます。しかし保存期間が延びると風味が落ちて具材の食感も悪くなるため、賞味期限に関わらず、なるべく早めに食べ切るのが無難です。
ミネストローネの常温保存は冬でもNG
ミネストローネは日持ちしない料理なので、気温や湿度が低くなる冬でも、常温保存は避けた方がよいでしょう。ミネストローネのような、水分量が多いスープ料理を密閉されていない鍋のまま常温に置くと、傷みやすくなります。気温が高くなる夏場に常温で保存すると、数時間で腐敗する恐れもあるので注意が必要です。
ミネストローネに限らず、じゃがいもを使った料理は日持ちしないと言われています。これは、じゃがいもはウエルシュ菌が繁殖しやすい野菜で、さらに調理の際に加熱するとでんぷん質が分解されて菌が増殖しやすくなるためです。このような菌が繁殖したミネストローネは、再加熱しても死滅せず毒素が残るため、食べると食中毒を発症する恐れがあります。
ミネストローネの冷凍保存する際のポイントは?

ミネストローネが日持ちする冷凍保存には、どのようなポイントがあるのでしょうか。ここでは、ミネストローネを美味しく日持ちさせるための冷凍保存のポイントや注意点について、詳しく説明します。
①密閉容器で小分けする
ミネストローネを冷凍する際には、タッパーやジップロックなどの密閉できる保存容器に小分けにすることがポイントです。あらかじめ小分けにして冷凍すれば、食べる量だけ解凍できて便利です。具材の量によって変わりますが、ミネストローネ1食分の量は約300~500gのため、1食分ずつ保存する場合は容量が400mlの容器を使うとよいでしょう。
ジップロックを使う時は、スープがこぼれないように注意しながらしっかりと口を閉じてください。タッパーを使う場合は、隙間なくしっかり蓋が閉まるものや、蓋を捻って締めるスクリュータイプがおすすめです。
②粗熱を取る
ミネストローネを冷凍庫に入れる前に、必ず粗熱を取って冷ましておきましょう。完成したばかりのミネストローネが温かいままの状態で常温に置くと、細菌が繁殖して食中毒の原因に繋がります。さらに温かいミネストローネを冷凍庫に入れると、庫内に入っている他の食品を傷める恐れがあるので、注意が必要です。
ミネストローネができたら熱伝導性の高いアルミ鍋や大きめのバットに移して、鍋やバットの底を保冷剤や氷水で冷やすと、短時間で粗熱を取ることができます。
③じゃがいもは潰す
ミネストローネにじゃがいもが入っている場合は、冷凍する前にしっかり潰しておきましょう。冷凍に向いている・向いていない主な具材は、以下の通りです。
【冷凍に向いている具材】
・コーン
・ブロッコリー
・ほうれん草
・小松菜
・ハム
・ベーコン
【冷凍に不向きな具材】
・じゃがいも
・なす
・ごぼう
・大根
ブロッコリーやコーンなどの野菜やほうれん草のような葉物野菜は、冷凍や解凍をしても食感が変わりにくい食材です。一方で、じゃがいもやなすを冷凍すると食感が変化するため、冷凍には不向きだと言われています。ごぼうや大根のような繊維質が多い野菜は、冷凍すると水分が流出して筋が残りやすくなるため、おすすめできません。
じゃがいもが入ったミネストローネを冷凍したい時は、あらかじめ潰しておくか小さく切っておくと、解凍後も食感が変わりにくくなり美味しく食べられます。
ミネストローネの冷凍保存・解凍方法は?

ミネストローネを冷凍すれば日持ちしますが、方法を誤ると美味しく食べられません。ミネストローネの冷凍保存や解凍は、どのように行えばよいのでしょうか。ここでは、ミネストローネの冷凍保存や解凍方法の具体的な方法について、ポイントを交えながら詳しく紹介します。
ミネストローネの冷凍での保存方法
ミネストローネを冷凍する時の手順は、以下の通りです。
1.ミネストローネの粗熱を取る
2.ミネストローネを1食分ずつ小分けにして保存容器に移す
3.容器の口や蓋をしっかりと締めて、冷凍庫で保存する
ミネストローネが空気に触れていると劣化が早まるため、ジップロックを使う時は内部の空気を抜いて、こぼれないように注意しながらしっかりと口を閉じてください。タッパーを使う場合は、内部になるべく空気が入らないように、小さ目のものを選ぶことがポイントです。ジップロックや保存容器には冷凍した日付を記入しておくと、賞味期限が分かりやすくなります。
ミネストローネの解凍方法
冷凍したミネストローネは、以下の手順で解凍してください。
【ジップロックの場合】
1.ジップロックを冷蔵庫に移して半解凍する
2.ミネストローネをジップロックに入れたまま湯せんして加熱するか、鍋に移して加熱する
【タッパーの場合】
1.電子レンジに対応している容器の場合は、そのまま電子レンジで加熱する
2.電子レンジ非対応の容器は、鍋に移して加熱するか、耐熱容器に移して電子レンジで加熱する
ジップロックの場合は、食べる前日に冷凍庫から冷蔵庫へ移して半解凍してください。すぐに食べたい時は、流水に当てて解凍するか、電子レンジの解凍機能を使っても構いません。ジップロックとタッパーのいずれの場合も、電子レンジを使う際は短めの時間に設定して様子を見ながら加熱しましょう。氷状のスープが全て溶けていれば、正しく解凍できたサインです。
鍋を使う場合は、スープが焦げないようにかき混ぜながら加熱します。冷凍したミネストローネを解凍すると、具材が溶けてしまうことがあります。具材を原型のまま残したい時は、スープと具材を分けてから冷凍し、別々に解凍するのがおすすめです。
ミネストローネが賞味期限切れで腐る・傷むと?見分け方は?

作り置きしたミネストローネの賞味期限が切れて腐ったり傷んだりすると、以下のような状態になります。
・カビが生える
・異臭がする
・糸を引く
作り置きしたミネストローネのスープの表面に塊や変色が見られたら、カビが生えている可能性が高いです。また、触った時に糸を引くような状態になっているものも、腐敗していると言えます。トマトを使ったミネストローネはやや酸臭がしますが、作った時と比べて酸っぱい臭いが強くなったり発酵したような臭いがしたりするものは、腐っています。
このような状態になったミネストローネを食べると食中毒を発症する恐れがあるので、食べずに廃棄してください。
ミネストローネの冷凍できる作り置きレシピ!
ここでは、じゃがいもを使わずに作る、日持ちしやすい冷凍向きのミネストローネの作り置きレシピを紹介します。なお、冷凍野菜でミネストローネを作って冷凍すると、何度も冷凍と解凍を繰り返すことになるのでおすすめできません。
①ミックスビーンズとウインナーのミネストローネ
ミックスビーンズとウインナーを使った、たんぱく質も摂取できる栄養価の高いミネストローネは、健康志向の人におすすめの作り置きレシピです。スープに少量の砂糖を加えると、トマトの酸味が和らいで食べやすくなります。
②ブロッコリーとズッキーニのミネストローネ
冷凍に適したブロッコリーとズッキーニを使い、トマトジュースで手軽に作れるミネストローネのレシピです。ブロッコリーは冷凍しても風味が変わりにくく、赤色のミネストローネに彩を添えてくれます。作り置きして、冷蔵庫で冷やして食べるのもおすすめです。
③小松菜とひき肉のミネストローネ
小松菜やひき肉・大豆などを使った食べ応えのあるミネストローネは、作り置きして冷凍しておけば、献立のボリュームが足りない時にも役立ちます。鍋を使わずにレンジで加熱して調理するため、忙しい時も手軽に作れます。
ミネストローネを日持ちさせたい時は冷凍保存がおすすめ!
野菜をたっぷり使ったミネストローネを作り置きしておけば、献立にあと一品足したい時に役立ちます。じゃがいもなど傷みやすい野菜を使ったミネストローネは日持ちしないので、作り置きしたい時は冷凍に不向きな具材を使わずに作るか、冷凍保存するのがおすすめです。ミネストローネを正しく保存して日持ちさせて、美味しく食べ切りましょう。