ジップロックの耐熱温度は?レンジ・湯煎は溶ける?バッグ・コンテナ別に紹介!
ジップロックの耐熱温度は何度なのでしょうか?溶ける可能性も気になりますよね。今回は<バッグ・コンテナ・袋>のジップロックは何度まで加熱できるかを、<レンジ・湯煎・炊飯器>が使えるかとともに紹介します。耐熱温度が高い<100均>のジップロックの代用商品も紹介するので参考にしてみて下さいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- ジップロックの耐熱温度は何度?溶ける?
- ジップロックの耐熱温度を種類別に紹介!
- ①フリーザーバッグ(-70~100℃)
- ②イージージッパー(-70~80℃)
- ③ストックバッグ(-70~100℃)
- ④お手軽バッグ(-70~100℃)
- ⑤コンテナー(-20~140℃)
- ⑥スクリューロック(-20~140℃)
- 耐熱性能が高いジップロックの代用品はある?
- ①IKEAフリーザーバッグ ISTAD イースタード(~50℃)
- ②アイラップ(~120℃)
- ③ニトリ フリーザーバッグ ダブルジッパー (~80℃)
- ④ダイソー フリーザーバッグ(70℃)
- ⑤リード 冷凍・冷蔵保存バッグ スライドジッパー フリーザーバッグ (~100℃)
- ジップロックで加熱調理するときの注意点はある?
- ①レンジを使うときには密閉しないよう隙間を作る
- ②油分の多い料理は加熱しない
- ③糖度の高いものを加熱しない
- ④やけどに気を付ける
- ジップロックで作れるおすすめレシピ3選を紹介!
- ①ローストビーフ
- ②カルボナーラ
- ③鶏ハム
- ジップロックの耐熱温度を知ろう
ジップロックの耐熱温度は何度?溶ける?
下ごしらえを終えた野菜、調理済みの総菜、大量に作りすぎてしまったカレーなど保存するときに欠かせないのがジップロックです。その耐熱性を生かした簡単な時短調理レシピもネット上で数多く紹介されている一方で、解凍した後そのままレンジで加熱してもいいのか不安という声もあります。
ジップロックの耐熱温度を種類別に紹介!
ジップロックの耐熱温度は-70~100℃のものがほとんどですが、種類によってはレンジ加熱可能です。ただし、耐熱温度がそれぞれ異なります。ここでは、より効率的に食品を保存できる全6種類のジップロックを使用用途に分けて紹介します。
①フリーザーバッグ(-70~100℃)
【レンジ(解凍)】:可
【レンジ(加熱)】:不可
【湯煎】:可
【炊飯器(保温モード)】:可
公式ホームページによるとジップロックは加熱調理を想定した製品ではないため、解凍以外の使用は難しいようです。湯煎も火にかけたまま使用すると耐熱温度100℃を超え、袋が溶けて中身が漏れてしまう可能性もあるため、使用する際は火を止めた状態で使うことを推奨しています。S・M・Lのサイズ展開で価格は約300円~となっています。
②イージージッパー(-70~80℃)
【レンジ(解凍)】:可
【レンジ(加熱)】:不可
【湯煎】:可
【炊飯器(保温モード)】:可
耐熱温度は他の製品に比べて若干低めの80℃です。ジッパー部分がスライド式なので手が濡れていたり手袋をつけたままでも簡単に食品を密封することができます。耐熱性が高く、食品保存をすること以外にもプールへ行った時の濡れた水着だったり、旅行に行く際の小物を入れたりするのにもおすすめです。M・Lサイズ展開で価格は300円~となっています。
③ストックバッグ(-70~100℃)
【レンジ(解凍)】:可
【レンジ(加熱)】:不可
【湯煎】:可
【炊飯器(保温モード)】:可
Wジッパー式で空きにくいので解凍する際に液体が外に漏れずらいタイプになっています。耐熱温度は他の袋型と変わりませんが三色のカラー展開があり、ストックバックはファスナーがピンク色で食品以外にも日用品の収納など使い分けが簡単で便利な製品です。M・Lサイズ展開で価格は300円~となっています。
④お手軽バッグ(-70~100℃)
【レンジ(解凍)】:可
【レンジ(加熱)】:不可
【湯煎】:可
【炊飯器(保温モード)】:可
お手軽バッグはサイズが小さく1人前ずつ小分けして保存する時に便利です。フィルムの強度が高く、穴が空きにくいので安全に簡単に保存することができます。SS・Sサイズ展開で価格は300円~となっています。
⑤コンテナー(-20~140℃)
【レンジ(解凍)】:可
【レンジ(加熱)】:可
【湯煎】:可
【炊飯器(保温モード)】:可
種類が豊富なコンテナータイプのジップロックは、カレーや総菜など形をつぶさずに保存するのに最適です。軽量で空きにくいので持ち運びに便利なうえ、耐熱性が袋型よりも高く、電子レンジ加熱が可能でとても便利です。価格は400円~となっています。
⑥スクリューロック(-20~140℃)
【レンジ(解凍)】:可
【レンジ(加熱)】:可
【湯煎】:可
【炊飯器(保温モード)】:可
蓋がスクリュー式のため、粉末状の食品を収納しても空きにくいので飛び散りません。コンテナーとスクリューロックは耐熱性が高く、蓋を外せば電子レンジでの調理も可能となっています。しっかりと密封されるのでお弁当のカレーの持ち運びにもとても簡単で便利です。サイズは300ml・473ml・730mlの3展開で価格は300円~となっています。
耐熱性能が高いジップロックの代用品はある?
耐熱性の高いジップロックですが、最近では100均で模様や柄などデザインに凝ったジップロックも販売されています。しかしお手頃価格な分、その耐熱性はどのくらいなのか気になります。今回は、6種類の代用可能な商品を紹介していきます。
①IKEAフリーザーバッグ ISTAD イースタード(~50℃)
【レンジ(解凍)】:可
【レンジ(加熱)】:不可
【湯煎】:不可
【炊飯器(保温モード)】:不可
幅広いデザインと枚数が多い上にお手頃な価格で人気のIKEAのフリーザーバッグ、こちらも空きにくいWジッパーなのでカレーなど液体をしまうのにも安心です。耐熱温度はそこまで高くはありませんが、サイズ展開が幅広いので食品だけでなく日用品の収納に便利です。
②アイラップ(~120℃)
【レンジ(解凍)】:可
【レンジ(加熱)】:可
【湯煎】:可
【炊飯器(保温モード)】:可
三角形が特徴のマチ付ポリ袋で、耐熱温度はかなり高い120℃となっています。ポリ袋ごと湯煎が可能なので、カレーやシチューなどスープ類の加熱にも洗い物が少なく、調理可能なのでとても便利です。
③ニトリ フリーザーバッグ ダブルジッパー (~80℃)
【レンジ(解凍)】:可
【レンジ(加熱)】:不可
【湯煎】:不可
【炊飯器(保温モード)】:不可
IKEA同様、袋のデザインが可愛いジップロックです。価格も安価で180円~幅広いサイズ展開で販売されています。こちらも耐熱温度はそこまで高くないので、保存のみ又は日用品の収納に適しています。
④ダイソー フリーザーバッグ(70℃)
出典: @gerippi
【レンジ(解凍)】:可
【レンジ(加熱)】:不可
【湯煎】:不可
【炊飯器(保温モード)】:不可
こちらは100均ダイソーのジップロックです。価格がほかの商品に比べ圧倒的に安いのが特徴です。耐久力、耐熱性はジップロックに比べ劣りますが、少量を入れたり食品以外にも日用品の収納に使えたりと便利です。
⑤リード 冷凍・冷蔵保存バッグ スライドジッパー フリーザーバッグ (~100℃)
【レンジ(解凍)】:可
【レンジ(加熱)】:不可
【湯煎】:不可
【炊飯器(保温モード)】:不可
リードペーパーで有名なライオンのジップロックはチャックがスライド式になっているので開け閉めが簡単です。耐熱性、密閉性も高くて空きにくいので液漏れしやすい漬物やカレーの保存にも向いています。
ジップロックで加熱調理するときの注意点はある?
袋タイプと違いコンテナータイプのジップロックは耐熱温度が高いためレンジで加熱調理することも可能となっています。その中で安全に使用できるように何点か注意する点を紹介していきます。
①レンジを使うときには密閉しないよう隙間を作る
レンジ加熱した際に発生する蒸気の抜け道を作ることで容器が爆発することを防ぎます。また調理後の食材など中身が熱く蓋を閉じたまま放置していると、耐熱性があるとはいえ容器の変形にもつながります。なるべく蓋を外して、粗熱がしっかりと取れてから閉じるようにしましょう。
②油分の多い料理は加熱しない
カレーやシチューなどの油分の多い料理の加熱調理はジップロックの耐熱温度を超えてしまう可能性があるため、解凍までにとどめるか、又はお皿に移し加熱するようにしましょう。
③糖度の高いものを加熱しない
みそだれやウナギのたれなど糖度の高いものは加熱すると温度が急激に上がり、容器の耐熱温度を超えてしまう可能性があります。糖度の高いものを加熱する場合には、必ず容器から皿へ移し加熱するようにしましょう。
④やけどに気を付ける
湯煎直後やレンジ加熱した直後はコンテナー容器がかなり熱くなっているため、火傷しないようにつかみやタオルなどを使用してレンジから取り出すようにしましょう。蓋を外す際にも中の蒸気が一気に飛び出してくるため、顔にかからないよう気を付けて外しましょう。
(*ジップロックは湯煎できるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ジップロックで作れるおすすめレシピ3選を紹介!
ジップロックは保存するだけでなく様々な調理に活用できます。今回はそのジップロックの密封性、耐熱性や空きにくいなどの特徴を生かして作るおすすめレシピを3つ紹介していきます。
①ローストビーフ
難易度が高く思われがちなローストビーフですが、空きにくいジップロックにお肉と香味野菜を入れ味をしみこませてフライパンで焼くだけで、簡単にローストビーフを作ることができます。安全においしく食べるため、作ったら早めに食べきりましょう。
②カルボナーラ
コンテナータイプの耐熱性を生かしたレシピです。材料を容器に入れ、レンジで加熱するだけで簡単におうちで本格的なカルボナーラを作ることができます。パスタをゆでるお湯を沸かす手間も省け、洗い物も少ないので時短、節約レシピとしてとても便利です。
③鶏ハム
こちらもジップロックの耐熱性、空きにくいWジッパーという特性を生かして作る副菜です。袋に食材を入れる湯煎で放置するだけで簡単に作れて、常備菜や冷やし中華、棒棒鶏にも活用できます。
ジップロックの耐熱温度を知ろう
6種類の製品を比較してみましたが、製品によって耐熱温度やサイズ、レンジ加熱の有無も変わっていきます。公式ホームページではジップロックの耐熱性や特性を生かし、カレーや調理済み食品以外にも野菜や乳製品など細かいジャンルに分けて保存するテクニックも紹介されているので是非参考にしてみて下さい。