紙ストローがまずい...理由は？スタバやセブンで不評？対処法も紹介！

プラスチック製品は環境汚染の大きな原因となることから、脱プラスチックの取り組みが広がっています。そのひとつに、各店で紙ストローが使われるようになっていますが、批判が多いようです。今回は紙ストローへの意見やまずいと批判されている原因について解説します。

紙ストローを使うとなぜ、ドリンクの味がまずいと感じてしまうのでしょうか。ここからは、紙ストローの性質から考えられる原因について説明します。

紙ストローがまずいと感じる原因のひとつに、紙ストローが飲み物を吸収しやすく、飲み物自体の味やにおいにも影響を与えてしまうからです。紙ストローを長時間使い続けていると、飲み物を飲んでいる途中でふやけてしまったり、折れやすくなるので短時間で飲み切る必要があります。

紙ストローは紙だけでは耐久性が弱いため、それを補強するために製造過程でのりやコーティングが施されています。これらの化学物質が飲み物の味やにおいに変化を与えてしまっている可能性があります。なかにはアレルギー反応を起こす人もいるので、唇のかゆみやかぶれが出る場合は使用をやめましょう。

いくら紙ストローが環境に優しいからといって、使い勝手が悪かったり、ドリンクの味を変えたりしては意味がありません。ここからは、紙ストローを使う以外の方法がないかを考えます。

ストローを使うこと自体がごみを増やす原因となるので、可能であればストローの使用は控えましょう。蓋を外してカップに口を付けて飲むや、飲食店のドリンクバーなどではグラスが用意してあるのでストローは取らないなどの工夫ができます。

紙ストローは飲み物を吸収しやすい性質から、飲み物にストローを刺したままにしておくと20～30分足らずで使えなくなってしまいます。すぐに飲み切れない場合は、飲み物のカップからストローを外して紙ナプキンかカップの上に置いておくと、ふやけるのを防げます。

環境に配慮する点ではマイナスですが、どうしても紙ストローが苦手な場合はプラスチックストローに変更できるか尋ねてみてください。スタバやマクドナルドでは、プラスチックストローを全面的に廃止しているわけではありません。紙ストローに向いていない商品への使用や、子供に対してストローを噛んで誤飲を防ぐためプラスチックストローの提供を行っています。

紙ストローが不評とされている理由は、使用感の問題だけではないようです。単にプラスチックが削減できるというメリットだけでなく、他のデメリットも心配されています。

多くの飲食店で紙ストローが広がっていますが、カップの蓋についてプラスチックから紙に変える動きはまだありません。ストローは紙だが、蓋はプラスチックなのでエコじゃない、ストローと蓋を分別して捨てるのが面倒といった声が挙がっています。

通常、蓋はなしにしてテイクアウトの場合だけ蓋をつけるなどすれば、プラスチックの利用を減らせるという声がありました。

紙ストローは燃えるごみとして処分でき、自然に分解されやすいため環境への負荷が大幅に減らせます。ただ耐水性には優れていないため、再利用には向かず結果的にごみを増やしてしまって意味ないという意見があります。また、プラスチックのストローに比べてコストが3倍、水の使用も4倍かかってしまうのは課題です。

紙ストローは木材を利用して作っているため、紙ストローを普及させることによって、森林伐採を加速させるのではないかと考えられています。しかし、紙ストローの多くは植林したときの不要になった間伐材が適切に使用されています。森林を有効活用することで、森林の保全、地球温暖化の防止、土砂崩れの問題にも役立っているのです。

マイストローの持ち歩きを考える人のために、繰り返し使えるストローも販売されています。ここからは、紙ストローが苦手・まずいと感じる人でも使える代替品を紹介するので、参考にしてみてください。

SUTENAIのシリコンストローは、シリコン素材でできており、自由自在に変形が可能、丸めて持ち運びが楽です。中身を開いて洗えるため、ブラシも必要ありません。紙ストローのように子供の誤飲の心配もなく、柔らかく衛生的で安全な商品です。

ipowのストローは、スタイリッシュな見た目が特徴的で、ステンレス製でできているため紙ストローと違いドリンクの味を損なう心配がなく、より冷たい状態でドリンクが楽しめます。まっすぐなストローと曲がったストローが4本づつ、計8本セットとなっており、場面によって使い分けが可能です。

紙ストローの耐水性に不服を感じる人は、耐久性に優れた竹ストローがおすすめです。軽くて専用のケースもついているため、持ち運びにも便利、植物由来の温かみを感じる商品です。繰り返し使うことはできますが、竹は湿気に弱いため、洗い終わった後しっかり乾燥させる必要があります。

こちらの米ストローは、使い終わったあとに食べられるゴミが残らないストローです。カラーバリエーションが豊富で見た目もかわいく、子供に人気です。紙ストローのように、ドリンクの味やにおいに変化を与える心配がありません。

こちらのHORIEのストローは、純チタン製で軽くて丈夫、金属アレルギーを持っている人でも安心して使うことができます。チタンは金属特有の臭みもほとんどなく、紙ストローと違い飲み物そのものの味わいを楽しめます。色も鮮やかで来客時にも重宝しますが、セット商品ではなく、単品での扱いとなるので金額は少々高めの設定です。

紙ストローが苦手・まずいと感じる人は過半数おり、使用感やコストの面でもまだまだ改善するべき点がたくさんあります。紙ストローの使用を避けたい人は、今回紹介した対処法やおすすめの商品の購入を検討してみてください。