ハンバーグにパン粉はなぜ?理由・役割は?量・ない時の代用品も紹介!
ハンバーグにパン粉をなぜ入れるかを知っていますか?なしだとどうなるのでしょうか?今回は、ハンバーグにパン粉を入れる〈理由・役割・意味〉を、〈量・割合〉とともに紹介します。ハンバーグをパン粉がない時に作る方法や、片栗粉がなぜ良いか・つなぎの代用品はあるかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- ハンバーグにパン粉はなぜ入れる?理由・役割は?
- ①つなぎになる
- ②水分量を整える
- ③ふっくらとした仕上がりになる
- ④肉の臭みを和らげる
- ⑤かさを増す
- ⑥肉汁の旨味が溶け出すのを防ぐ
- ハンバーグのパン粉の量・割合は?多めにすると?
- ハンバーグのパン粉の量は総重量の5%~10%程度
- ハンバーグのパン粉を使ったレシピ例
- ハンバーグのパン粉を多めにするとボソボソとした食感になることもある
- ハンバーグはパン粉なしだとどうなる?牛乳なしだと?
- ハンバーグをパン粉なしで作った時の味わい・食感
- ハンバーグをパン粉・牛乳なしで作った時の味わい・食感
- ハンバーグをパン粉がない時に作る方法は?代用品は?
- ①片栗粉
- ②つなぎなし
- ③米
- パンバーグのパン粉におすすめな商品も知っておこう
- ①地粉パン粉(453円)
- ②ソフトパン粉
- ハンバーグにパン粉をなぜ入れるか知ろう
ハンバーグにパン粉はなぜ入れる?理由・役割は?
ハンバーグはひき肉や玉ねぎ、パン粉などを使って作りますがなぜパン粉を入れるのでしょうか。ここでは、ハンバーグにパン粉を入れる意味やパン粉の役割・効果を解説します。
①つなぎになる
パン粉は、ハンバーグの材料同士をくっつけるつなぎになります。つなぎのパン粉を入れずにハンバーグを作ると、焼いた際に形が崩れたり食感が悪くなったりします。パン粉には粘着剤の効果があるため、パン粉を入れることでジューシーで美味しいハンバーグに仕上がるのです。
②水分量を整える
パン粉には、肉や野菜の水分を吸って水分量を整えてくれる効果もあります。パン粉を入れずに作ると、野菜から出る水分で肉だねがゆるくなり上手に成形できません。また、焼いている間に肉汁が流れ出てしまいパサついた食感に仕上がります。そのため肉汁の多いジューシーなハンバーグを作るには、水分量を整えてくれるパン粉が必要です。
③ふっくらとした仕上がりになる
パン粉は、ハンバーグをふっくらとやわらかく仕上げるために必要な材料の一つです。パン粉なしのハンバーグは、焼くと肉同士がくっついて食感がかたくなります。ジューシーでやわらかく、ふっくらとした食感に仕上げるにはパン粉を入れて料理するのがおすすめです。
④肉の臭みを和らげる
パン粉には、つなぎや水分量を整える効果の他に肉の臭みを和らげる役割もあります。ハンバーグの肉臭さを和らげたい場合は、牛乳に浸したパン粉やナツメグを加えるのが効果的です。牛乳に浸して水分を吸ったパン粉は、流れ出る旨味を吸収する働きがあるので肉の臭みが気になる場合に試してみてください。
⑤かさを増す
ハンバーグにパン粉を入れる意味の5つ目は、かさ増しのためです。ハンバーグはパン粉を入れなくても作れますが、パン粉を入れるとふっくらと仕上がるだけでなく、かさが増して節約にもなります。肉の分量が少なくてもパン粉を入れることで、たくさんの量を作ることができて満腹感を得ることもできます。
⑥肉汁の旨味が溶け出すのを防ぐ
パン粉は、ハンバーグの肉汁の旨味を閉じ込めて溶け出すのを防ぐ役割もしています。パン粉を入れないハンバーグは、焼いている間に肉汁が溶け出て旨味のないパサパサとした食感に仕上がります。パン粉を入れると、パン粉が肉汁を吸収するので柔らかさを保つと同時に旨味を閉じ込めてくれるのです。
ハンバーグのパン粉の量・割合は?多めにすると?
ハンバーグにパン粉を入れる効果や必要性が分かりましたが、パン粉はどのくらいの量や割合で入れればよいのでしょうか。ここからは、パン粉の量やパン粉を多めに入れた場合の仕上がりを紹介します。
ハンバーグのパン粉の量は総重量の5%~10%程度
ハンバーグにパン粉を入れる際は、総重量の5~10%を目安に入れるのがおすすめです。合いびき肉には10%程度、牛肉のみで作る場合は5%程度のパン粉を入れて料理すると適度なやわらかさのジューシーなハンバーグに仕上がります。
ハンバーグのパン粉を使ったレシピ例
【材料】
・合いびき肉:300g
・玉ねぎ:1/2個
・溶き卵:1/2個
・乾燥パン粉:20g
・牛乳:大さじ2
・塩:小さじ1/3
・ウスターソース:大さじ1
・サラダ油:適量
・水:大さじ3
・ウスターソース:大さじ3
・トマトケチャップ:大さじ2
・酒:大さじ2
・バター:10g
【作り方・手順】
パン粉を使ったハンバーグの作り方やポイントは、以下の通りです。
1、玉ねぎをみじん切りにする
2、玉ねぎを耐熱ボウルに移し、サラダ油大さじ1を加えて混ぜる
3、ラップをして、600Wの電子レンジで約2分加熱する
4、ラップを外し、再度600Wの電子レンジで1分加熱する
5、ソース用に、加熱した玉ねぎを大さじ1取り分けておく
6、肉だね用の玉ねぎに、パン粉と牛乳を加えて混ぜる
7、溶き卵を加えて再度混ぜる
8、別のボウルに合いびき肉を入れ、塩とウスターソースを加えて握るように混ぜる
9、8に1を加えて、しっかりと練り混ぜる
10、手にサラダ油を塗り、空気を抜きながら成形する
11、冷たい状態のフライパンに乗せ、厚さが2センチになるように形を整える
12、強めの中部で、表面に焼き色が付くまで焼く
13、優しく裏返し1分ほど焼いて、大さじ3の水を加えて蒸し焼きにする
14、5分ほど蒸し焼きにしたら火を止め、蓋をしたまま1分置く
15、皿に取り出し、冷めないようにラップをしておく
16、ハンバーグを焼いていたフライパンに、バターと玉ねぎ、ケチャップ、ウスターソースを入れて中火で熱する
17、全体を混ぜながら、とろみが付くまで煮詰める
18、ハンバーグにソースをかけて完成
玉ねぎは、なるべく細かいみじん切りにするとひき肉との馴染みがよくなります。温かい玉ねぎに、冷たい牛乳とパン粉を加えて玉ねぎの温度を下げるのがポイントです。
肉だねは、粘りが出るまで素早くこねるのがジューシーで美味しいハンバーグを作るコツです。成形では、表面を均してサラダ油でコーティングすると焼いた際に肉汁が溶け出しにくくなる効果があります。
ハンバーグのパン粉を多めにするとボソボソとした食感になることもある
ハンバーグに入れるパン粉が多すぎる場合は、ボソボソとした食感に仕上がることがあります。なぜパン粉が多めだとボソボソしてしまうかというと、パン粉が必要以上に肉汁を吸い取ってしまうためです。ジューシーなハンバーグに仕上げたい場合は、適切な量のパン粉を入れて作りましょう。
uco @MH_uco
ハンバーグにパン粉入れすぎた性でちょっとボソボソの味に。
まぁ、まずくは無いが、普通に美味いとも言いがたい!
ハンバーグはパン粉なしだとどうなる?牛乳なしだと?
ハンバーグは、パン粉を入れずに作るとどのような仕上がりになるのでしょうか。パン粉なしで作った時の味わいや食感、パン粉と牛乳なしで作った時の味わいや食感を紹介します。なぜパン粉がハンバーグ作りに必要なのかが分かるので、参考にしてください。
ハンバーグをパン粉なしで作った時の味わい・食感
パン粉を入れずに作ったハンバーグの味わいや食感は、以下の通りです。
・形が崩れる
・肉の旨味を感じる
・食感がかたい
・ボソボソとし食感になる
パン粉を入れずに作ると肉の美味しさを感じる反面、食感がかたくなったり焼いている間に形が崩れたりするようです。肉の旨味を感じる歯応えのあるハンバーグが好みの人は、パン粉を入れずに作るのがおすすめです。
うさみ☺︎11m boy🤱♡DISNEY♡ @usssamiii
昨日パン粉なしでハンバーグ作ったからやっぱボソボソしてる
(*パン粉なしのハンバーグについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ハンバーグをパン粉・牛乳なしで作った時の味わい・食感
次に、パン粉・牛乳なしで作ったハンバーグの味わいや食感を紹介します。
・肉の味をダイレクトに感じる
・ややパサついた食感
・形が崩れやすい
ハンバーグは、パン粉・牛乳なしでも肉の旨味を感じる味わいで美味しいという口コミが多かったです。しかし、つなぎがないとパサついてしまったり、形が崩れたりする原因にもなるのでよくこねるなどの対策が必要です。
キャプテン・タリヤ💯 @Captain_Tariya
つなぎ(卵、パン粉、牛乳)なしハンバーグできたーー!!!全然パサパサもしてない!
お肉の味だけで勝負する専門店の味がする!!
ハンバーグをパン粉がない時に作る方法は?代用品は?
ハンバーグを作る際に、パン粉がない場合はどのようにして料理すればよいのでしょうか。ここからは、パン粉の代用として使える食材やパン粉などのつなぎなしでも作れる方法を紹介します。
①片栗粉
パン粉や牛乳、卵の代わりに片栗粉をつなぎにして作るハンバーグのレシピです。なぜ片栗粉を入れるのかというと、玉ねぎを入れると肉たねが崩れやすくなるからです。砂糖と塩を水に溶かして肉だねに混ぜることで、ジューシーに仕上がります。
②つなぎなし
牛ひき肉と玉ねぎ、塩胡椒のみで作るつなぎなしのハンバーグのレシピです。牛100%のハンバーグを料理する場合は、必ずしもパン粉が必要なわけではありません。玉ねぎは加熱せず、みじん切りにしたものをそのまま加えます。
③米
パン粉の代わりに、冷やご飯をつなぎに使って料理します。ご飯は、すりこぎなどで潰してから肉たねと混ぜ合わせます。ご飯の粒がなくなるまで潰した方が、食感がなめらかでジューシーな仕上がりです。
パンバーグのパン粉におすすめな商品も知っておこう
ここからは、ハンバーグ作りにおすすめなパン粉を2つ紹介します。ハンバーグ以外の料理にも使えるパン粉を紹介するので、どのようなパン粉がよいか悩んでいる人は参考にしてください。
①地粉パン粉(453円)
国産小麦を100%使用し、天然酵母と食塩のみで作った無添加のパン粉です。霧吹きで水分を与えると、生パン粉のようにソフトな食感になります。コロッケなど、ハンバーグ以外の料理にも使えるおすすめのパン粉です。
②ソフトパン粉
日清のソフトパン粉は、通販だけでなくスーパーなどで買うこともできます。手頃な価格で、ハンバーグ以外の料理にも使えるので常備しておくと便利です。口どけがよいので、ジューシーなハンバーグを作りたい場合に最適です。
ハンバーグにパン粉をなぜ入れるか知ろう
ハンバーグにパン粉を入れることで、ジューシーに焼き上がるなど様々な効果が得られます。絶対に必要な材料ではありませんが、紹介した通りパン粉を入れる意味や効果があります。ハンバーグを作る際は、ぜひパン粉を入れて料理してみてください。