カレーの玉ねぎの量は？切り方や炒める時間は？レンジや溶かす方法も紹介！

玉ねぎはカレー作りにおいて重要な材料の一つですが、どのくらいの量を使つのが正しいレシピなのでしょうか。ここでは、カレー1人前に対しての玉ねぎの量や他の材料との割合などを紹介します。

カレー1人前に対しての玉ねぎの量は、玉ねぎ4分の1個分である50gが目安です。厳密にレシピが決まっているわけではありませんが、カレールウの箱のレシピにも玉ねぎの量は1人前に対して50gと記載されていることが多いです。

人数別の玉ねぎの量は、上記の表を参考にして用意してください。表は中サイズの玉ねぎを使用する場合の個数なので、玉ねぎのサイズによって量を調整します。なお横幅9センチ以上の大サイズの玉ねぎは、重さが1個300g程度です。大サイズの玉ねぎを使う場合は、6分の1個を目安にします。

カレーは玉ねぎ以外の材料として主に、じゃがいもやにんじんなどを使うレシピが多いです。この3つの材料を使う場合、玉ねぎ・じゃがいも・にんじんの割合は4:3:2で作るとバランスよく仕上がります。野菜の量はレシピによって多少異なりますが、4:3:2がより美味しく作れる割合なので参考にしてみてください。

他の材料の量を減らすか、玉ねぎ多めで作る場合は1人前に対して100gの玉ねぎで作っても美味しいです。玉ねぎを入れ過ぎた場合は、玉ねぎの甘味を強く感じる味わいになります。カレーに使うスパイスの旨味やコク、加熱した玉ねぎの甘味をバランスよく味わいたい場合は多くても100g程度を目安にしましょう。

カレーの玉ねぎの切り方は、各家庭や店によって異なりますが切り方によって味わいは異なるのでしょうか。ここからは、玉ねぎの切り方による味わいの違いを実際の口コミとともに紹介します。

くし形切りにした玉ねぎは、食感を残しつつ玉ねぎの甘味を感じる仕上がりです。長く煮込んでも煮崩れしにくいので、玉ねぎの存在感を楽しみながらカレーを食べることができます。玉ねぎの存在感があるカレーが好きな人におすすめの切り方です。

みじん切りにした玉ねぎでカレーを作ると、コクのあるまろやかな味わいに仕上がります。みじん切りは、玉ねぎの旨味や甘味、コクが最も出る切り方です。また、玉ねぎが苦手な人や小さい子供でも食べやすくなります。

スライスした玉ねぎで作ったカレーは、玉ねぎの旨味と甘味が楽しめる味わいが特徴です。他の切り方に比べてやわらかい食感で、ルウに溶け込むことが多いのでよりなめらかなカレーに仕上がります。スライスは、繊維に沿う切り方と逆らう切り方があり、繊維に逆らった切り方の方が玉ねぎの旨味が出やすいです。

カレーの玉ねぎは、切り方によって味わいが異なることが分かりました。ここからは、玉ねぎの加熱時間を飴色にするかしないかの作り方による時間の違いを紹介します。炒める際の火加減も紹介するので、適切な火加減が知りたい人は参考にしてください。

玉ねぎ1個を飴色にするには、中火や弱火で30～50分ほど時間を掛けて炒める必要があります。飴色玉ねぎの作り方はたくさんありますが、基本的な作り方はオリーブオイルとバターを熱し玉ねぎ全体に油が回ったら弱めの中火で水分を飛ばします。

弱めの中火または弱火で炒め続け、玉ねぎの水分が飛んで飴色になったら完成です。玉ねぎは焦げると苦味が出るので、弱火や中火で炒めるのがポイントです。飴色玉ねぎは甘味と旨味が強いのが特徴で、カレーにコクや味の深みを与えます。

玉ねぎ1個を飴色にしないでカレーに使う作り方は、玉ねぎを中火または強めの弱火で5分ほど炒めるだけです。カレーは、炒めた後に煮込むの料理なのでこの時点で完全に火が通っていなくても問題ありません。

他の材料と一緒に鍋に入れ、中火で炒め牛肉の色が変わり玉ねぎがしんなりとするまでが加熱時間の目安にもなります。飴色にしない作り方の場合、くし形切りにすると食感が楽しめて、スライスにするとカレーとの馴染みがよいです。

飴色玉ねぎを使った作り方は、カレーにコクが出てより美味しく仕上がりますが加熱に時間がかかるのが難点です。玉ねぎの加熱時間を短くする方法やレシピはないのでしょうか。ここでは、玉ねぎの加熱時間を短くする方法を3つ紹介します。

カレーの玉ねぎを炒める際、みじん切りにしてから炒めると弱火～中火の火加減で約5～10分ほど短縮することができます。みじん切りにすることで、玉ねぎの細胞が壊れて炒める際に水分が飛びやすくなるためです。また、みじん切りにした玉ねぎはカレーに溶かすこともできます。

カレーの玉ねぎは、600Wの電子レンジで3分を目安に加熱するとフライパンで炒める時間を短縮できます。なぜ時短になるかというと、電子レンジで加熱すると火が通ると同時に玉ねぎから水分が出るためです。

電子レンジで加熱後に、中火や弱火で炒めるだけでそのまま炒める場合よりも5分ほど時間を短縮できます。電子レンジで加熱する場合の玉ねぎの切り方は、みじん切りやスライスなど好みの切り方で構いません。

カレーの玉ねぎの加熱時間を短くしたい場合は、玉ねぎを一度冷凍するのもおすすめです。冷凍することで玉ねぎの細胞壁が破壊され、水分が出やすくなるため加熱時間を大幅に短縮することができます。紹介した時短方法の中では、最も炒める時間を短縮できます。冷凍した玉ねぎはそのまま炒めて使えるので、時間がある時にまとめて玉ねぎを切っておくと便利です。

家庭料理の代表のカレーは作る人によってレシピが違いますが、玉ねぎを始めとする材料の最適な量や加熱時間があります。今回紹介した玉ねぎの量や切り方、加熱時間などを参考に美味しいカレーを作ってみてください。