ぶりのあら汁の作り方は?臭みを取る下処理法は?カロリーや圧力鍋を使うレシピも!
ぶりのあら汁の作り方を知っていますか?今回は、〈味噌汁〉など、ぶりのあら汁の作り方を、〈臭み・生臭い〉原因や下処理方法とともに紹介します。ぶりのあら汁をプロ品質にする方法、圧力鍋での作り方やカロリーも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ぶりのあら汁の作り方は?味噌・圧力鍋を使う?
出汁がきいたぶりのあら汁は寒い季節に身体が温まり、さらに栄養価も高い料理です。一見難しそうに感じますが、ポイントを押さえれば美味しく作れます。ここでは、ぶりのあら汁の作り方に加え、材料に味噌は使うのかや、圧力鍋で作るのかも合わせて紹介します。
材料
・ぶりのあら:300g
・水:700g
・味噌:大さじ2杯
・酒:大さじ1杯
・みりん:小さじ2杯
・しょうが:1かけ
・ねぎ:適量
作り方・手順
ぶりのあら汁の作り方は以下の通りです。
①ぶりのあらを下処理する
②水を張った鍋にぶりとスライスしたしょうがを入れ、火にかける
③沸騰したらアクを取り、15分ほど煮る
④酒、みりんを加える
⑤味噌、ねぎを加えみそが溶けたら完成
下処理したぶりをしょうがと一緒に水から煮ることで、沸騰するとともに臭みが抜けやすくなります。大根などの具材を入れる場合は、アクを取った後に加えましょう。圧力鍋を使う場合は、材料とぶりを入れて10分加圧します。味噌とねぎは風味が残るよう、最後に入れてください。
ぶりのあら汁に臭みがある?下処理の方法は?
ぶりのあら汁は臭みがあるのでしょうか。臭みがある場合、下処理はどのような方法があるのでしょうか。ここでは、ぶりのあら汁を作るときの下処理の方法とコツを詳しく紹介します。
ぶりのあら汁の下処理方法
ぶりには独特の臭みがあり、そのまま料理すると生臭いので具材と一緒に煮る前に下処理をしましょう。詳しい下処理方法は以下のとおりです。
①ぶりのあらを頭とカマに切り分け、ウロコやヒレを取り除く
②しっかりと塩を降り、15分ほど置く
③あらの表面が白くなる程度に熱湯にさらす
④水を張ったボウルで残りの血合いやウロコ、汚れなどを丁寧に除く
ぶりのあらを熱湯にさらす工程は、熱湯を直接ぶりにかけて霜降りにする方法でも代用できます。残ったウロコや血合いなどの汚れを丁寧に洗い流すことで、より美味しいぶりのあら汁に仕上がります。
コツ①ぶりに塩をかける
魚独特の生臭さを取るために熱湯にさらすのは有名ですが、その前に塩をかけることも効果的です。塩の浸透圧の力で、ぶりの内側の水分と一緒に臭みが抜けます。また、他の具材への臭いうつりを防ぐこともできるでしょう。
なお、冷凍保存する場合も、ぶりに塩を振り水分を拭き取っておきます。ひと手間かけてから保存すると臭みがなく、解凍後も美味しく調理できます。
コツ②ごぼうと一緒に煮る
ごぼう特有の風味を活用するのも、ぶりのあらの臭み抜きに有効です。下処理済みのぶりを煮る際にごぼうを加えると、ごぼうの強い香りがぶりの臭みをカバーします。なお、ごぼうの香りが大切なので下茹ではせずに加えるのもポイントです。
コツ③あらをフライパンで焼く
ぶりのあらをフライパンで焼いてからあら汁を作ると、香ばしい風味が増し生臭さが無くなります。あらの皮目から先に焼き、裏返して両面がカリッと仕上がるように少量の油で焼くのがコツです。ワンランク上の美味しいあら汁が楽しめるでしょう。
ぶりのあら汁の人気レシピ3選!プロ品質にするには?
下処理をして臭みを取ったぶりで、美味しいぶりのあら汁が作れる人気レシピを紹介します。定番の味噌ベースや、プロ品質の味が再現できるレシピが簡単に調理でできるので参考にしてください。
ぶりのあら汁 味噌味
味噌を使った定番のぶりのあら汁です。圧力鍋を使うとあらは骨まで柔らかく、大根など他の材料もしっかりと煮込まれ、より美味しく仕上がります。あら汁が残った場合は、冷蔵庫で保存することも可能です。
ぶりのあら汁 塩仕立て
味噌なしで作るぶりのあら汁のレシピです。塩味の煮汁はあっさりとしていながら、ぶりの旨味を含んだ出し汁で奥行きのある味わいが楽しめます。保存状態により酸化しやすいぶりは、さばいたらすぐに料理するのがポイントです。
③プロ級のぶりのあら汁
こちらのレシピでは、下処理としてぶりのあらをフライパンで焼き上げています。ぶりは炙るイメージで焼くのがポイントです。鮨屋で食べるようなプロの味わいを、家庭料理で再現したい人におすすめのレシピです。
ぶりのあら汁のカロリーも知っておこう
100gあたり | カロリー | 糖質 | 脂質 | タンパク質 | 食塩相当物 |
ぶりのあら汁 | 297cal | 7.2g | 19.2g | 20.8g | 0.3g |
ぶりは脂質が多いため、大根や人参など野菜だけの味噌汁に比べてカロリーが高くなります。しかし、その分タンパク質やDHA、EPAなど、魚特有の健康によい栄養素を豊富に摂取できます。ぶりを適量に抑え、大根など他の具材も上手に組み合わせて、バランスの良い料理にするのがおすすめです。
ぶりのあら汁の作り方を知ろう
美味しいぶりのあら汁を作るには、しっかりあらの下処理をして臭みを抜くことが重要です。今回紹介した下処理方法や作り方を参考に、定番の味噌風味だけでなく塩仕立てなどさまざまなあら汁を楽しんでみてください。