山芋と長芋の違いは?アレルギー・見た目だと?とろろなどレシピ5選も紹介!
山芋と長芋の違いを知っていますか?今回は、〈アレルギー・見た目〉など山芋と長芋の違いを、スーパーでの値段とともに紹介します。山芋と長芋を使う〈とろろ・お好み焼き〉のレシピや、山芋と大和芋の違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- 山芋と長芋の違いは何?
- 山芋はヤマノイモ科の芋全てを指す総称
- 長芋はヤマノイモ科の芋の一種
- 山芋と長芋の違いは?アレルギーだと?見た目は?
- 山芋と長芋でアレルギーの違いはほとんどない
- 山芋と長芋の見た目の違い
- 山芋と長芋の味の違いは?おすすめの使い方は?
- 山芋の味・食感の特徴
- 長芋の味・食感の特徴
- 山芋のおすすめの使い方
- 長芋のおすすめの使い方
- 山芋と長芋の旬の違いは?スーパーでの値段は異なる?
- 山芋と長芋の旬の違い
- 山芋と長芋の値段の違い
- 山芋・長芋を使うレシピ5選を紹介!
- ①山芋または長芋で作る絶品とろろ
- ②山芋のお好み焼き
- ③山芋の和風グラタン
- ④長芋とオクラのわざび和え
- ⑤長芋のステーキ
- 山芋と大和芋の違いも知っておこう
- 山芋と長芋の違いを知ろう
山芋と長芋の違いは何?
山芋と長芋は日本の料理に欠かせない食材で、皮膚にかゆみを起こしますが、健康効果も期待されています。山芋と長芋とでは、どのような違いがあるのでしょうか。ここでは、山芋と長芋の違いについて紹介します。
山芋はヤマノイモ科の芋全てを指す総称
山芋とは、特定の品種を示すものではなく、ヤマノイモ科ヤマノイモ属ヤマイモに属する地下に芋を成す芋類の総称です。山芋の品種や地域によって呼び方が異なり、自然薯、大和芋、イチョウ芋、つくね芋と、様々な名で呼ばれています。そのため、スーパーなどの販売店ではこれらの呼び名の違いを避け、総称として「山芋」と表示することが一般的となってます。
長芋はヤマノイモ科の芋の一種
長芋は、原産地が中国の外来種であり、ヤマノイモ科ヤマノイモ属ナガイモに分類される品種の芋です。長芋も山芋と同じヤマイモ科のため、スーパーなどの量販店では長芋ではなく、「山芋」という表示で販売されていることもあります。
特徴的なのはその形状で、直径約5㎝、長さは50㎝~80㎝の棒のような形をしています。長芋は、ヤマノイモ科の品種の中でも、水分が豊富でヌメリが少ないことが特色です。また、長芋と山芋とでは、栄養価に大きな違いはありません。
山芋と長芋の違いは?アレルギーだと?見た目は?
山芋や長芋をとろろなどの料理に使う際、品種や特性を知ることはとても重要です。ここでは、山芋と長芋が起すかゆみなどのアレルギー症状や見た目の違いに焦点を当てて、詳しく紹介します。
山芋と長芋でアレルギーの違いはほとんどない
長芋も山芋も、アレルギー物質のアセチルコリンが含まれており、アレルギーを引き起こすリスクがあります。主なアレルギー症状には、口や喉のかゆみ、蕁麻疹、腹痛、呼吸困難などがあります。山芋や長芋を調理する際にかゆみが起こるのは、アレルギーではなく、シュウ酸カルシウムという物質によるものです。
このシュウ酸カルシウムは針のような形状の結晶を持ち、皮膚に刺激を与え、かゆみや痛みを引き起こします。料理する際には、かゆみだけでなく、アレルギーの可能性も考慮して対応が必要です。
山芋と長芋の見た目の違い
長芋はその名の通り、円筒形の長い形をしています。しかし、ヤマノイモ科の中で、山芋の品種によっては異なる見た目をもっています。例えば、いちょう芋はイチョウの葉のような平たい形をしており、つくね芋は丸みを帯びたゴツゴツとした形をしています。
これらの違いは、料理やとろろを作る際にも影響を与えることがありますので、使用する際には見た目や特性をしっかりと把握しておくとよいでしょう。
山芋と長芋の味の違いは?おすすめの使い方は?
山芋と長芋を調理する際に、それぞれの味わいや食感を知っておくことで、料理やレシピのレパートリーが増えます。ここでは、山芋と長芋の品種の特徴と、おすすめの料理のやり方を紹介します。
山芋の味・食感の特徴
山芋の味・食感の特徴は、以下の通りです。
・山芋は全体的に味が濃厚で、粘りが強い
・いちょう芋は繊細な甘味がある
・つくね芋は、粘りと味の濃さが特徴
・山芋の品種の中でも一番粘りと味わいが濃いのが自然薯
山芋は、品種によって味わいや粘りに違いがあります。山芋は全体的に味や粘りが強いため、とろろにしても、調理してもその味わいを楽しむことが可能です。また、調理法によってももちもちやふわふわなど、異なる食感になるのも山芋の大きな特徴です。
亜猫
@abbey_Serpent
今日のご飯
左:豚肉のポン酢炒め
右:山芋のすりおろし揚げ
山芋はサクサクのふわふわの食感に仕上がりました。
醤油をつけていただきます。
油の甘味が良いアクセントになってます😆
長芋の味・食感の特徴
長芋の味・食感の特徴は、以下の通りです。
・あっさりとした味わい
・粘りは比較的弱い
・生だとサクサクとした食感
長芋は山芋とは違い、味わいも軽く、粘りが少ない品種です。特に水分量の多さから、生で食べた際はサクサクとした独特の食感が楽しめます。加熱すると、生で食べる時とは違い、ほくほくとした異なる食感に変わります。
cooking_life0417
@CLife0417
⭐️長芋ポン酢梅タレ
夏場にオススメのさっぱりレシピです。
シャキシャキ食感が最高です。
山芋のおすすめの使い方
山芋のおすすめの使い方は、以下のような調理が挙げられます。
・生で刺身などにしてそのまま食べる
・山芋の粘りを活かしてとろろにする
・山芋のとろろをお好み焼きやグラタンに入れる
・汁物の団子のつなぎとして使う
山芋は、そのまま生で食べても美味しいですが、その粘りを生かすとろろを使った料理がおすすめです。そのままとろろとして食べるだけではなく、加熱してお好み焼きのつなぎやグラタンに使うことで、モチモチの食感を引き出すことができます。また、山芋のとろろを汁物に入れると、独特のもっちりとした食感が楽しめます。
長芋のおすすめの使い方
長芋の使い方は、以下のような調理がおすすめです。
・長芋の食感を活かし、生のまま食べる
・加熱して、ステーキなどにする
・とろろにせずに、切って汁物に入れる
長芋は水分が多く、粘りが少なめなので、そのサクサクとした食感を活かす料理がおすすめです。和え物やサラダでそのまま使うのはもちろん、加熱してステーキや汁物にすることで、ほくほくとした食感やとろとろの食感も楽しむことができます。
山芋と長芋の旬の違いは?スーパーでの値段は異なる?
山芋と長芋は、旬の時期や市場価格に違いがあります。また、山芋に関しては、品種によっても旬や価格に違いがあるのです。ここでは、山芋と長芋のそれぞれの旬の時期や価格の違いについて、詳しく紹介します。
山芋と長芋の旬の違い
山芋の旬は、品種によって違いがあります。自然薯は11月から1月、大和芋は年間通して流通するものの、最も多いのは12月頃です。長芋には、11月初から12月に収穫される秋堀りと、3月から4月に収穫される春掘りがあります。全体として長芋の旬は夏ですが、春掘りの方が旨みが凝縮され、濃厚な味わいを楽しめます。
山芋と長芋の値段の違い
山芋の価格は品種によりますが、長芋の4倍から5倍程度とされています。特に、自然薯は長芋に比べて数倍から10倍の価格差があり、非常に高価です。日常的にスーパーで目にするのはほとんどが長芋で、山芋は高級スーパーやデパート、直売所などでの取り扱いが中心となっています。
山芋・長芋を使うレシピ5選を紹介!
ここでは、山芋・長芋を使うおすすめのレシピを5つ紹介します。山芋・長芋の食感や味わいの特長を活かしつつ、簡単で美味しいレシピを紹介するので、料理をする際の参考にしてください。
①山芋または長芋で作る絶品とろろ
こちらは、山芋と長芋のどちらでも美味しく食べられるとろろのレシピです。出汁の効いた珍しい味噌仕立てのコクのある味わいで、ご飯にかけても、そのままでも美味しく山芋と長芋が楽しめます。家にある調味料で簡単に作れるのも、このレシピの嬉しいポイントです。
②山芋のお好み焼き
材料は、山芋、キャベツ、卵、水のみのグルテンフリーなお好み焼きレシピです。蓋をしないでじっくり焼き上げることで、外はカリッと中はふんわりの食感が楽しめます。また、焼く際は、押し付けないことも美味しく仕上げるポイントです。
③山芋の和風グラタン
山芋のとろろを使って、ふわふわ食感の山芋が楽しめるグラタンレシピです。味付けは醤油のみとシンプルですが、山芋の味が強く、ベーコンの旨味やチーズのコクもあるので満足感が得られます。
④長芋とオクラのわざび和え
長芋の生のサクサク食感を活かし、同じネバネバ食品のオクラと組み合わせたさっぱりスタミナレシピです。長芋とオクラの組み合わせは、ポン酢で食べることが多いですが、白だしとわさびを使うことで一味違う和え物料理になります。
⑤長芋のステーキ
あまり火を入れ過ぎずに長芋の生の食感を残すのが、このレシピを美味しく仕上げるポイントです。あっさりとした味の長芋にマヨネーズのコクが合わさり、ワンランク上の味わいになります。また、皮ごと使うため、調理中のかゆみも起こりにくいです。
山芋と大和芋の違いも知っておこう
「山芋」という名前は、ヤマノイモ科の芋全体を指す総称ですが、「大和芋」は特定の品種を示す名前です。大和芋は、関東地方で「いちょう芋」と呼ばれることもあり、近畿地方では「つくね芋」とし呼ばれています。この地域ごとの名称の違いは、芋の形や特性が気候や土壌に影響されるため、異なる名前で親しまれてきた歴史が背景にあります。
(*大和芋や山芋、長芋について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでください。)
山芋と長芋の違いを知ろう
今回は、長芋と山芋にはどのような違いがあるのかについて紹介しました。長芋と山芋、それぞれが異なる旬や価格帯を持つため、購入する際にはその違いを理解して選ぶようにしましょう。長芋と山芋のかゆみに注意が必要ですが、その特長を生かした料理で、日常の食卓を豊かにしてください。