カジカの食べ方は?川と海で違う?鍋・唐揚げなどおすすめ8選を紹介!

カジカの食べ方を知っていますか?今回は、〈鍋・唐揚げ・煮付け〉などカジカの食べ方・料理を、紹介します。自分で釣ることも出来る川魚の小さいカジカと海に生息する種類の食べ方、下処理方法や値段も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. カジカとは?食べ方は?
  2. カジカは通称「鍋こわし」と呼ばれる魚
  3. カジカは海・川の両方に生息している
  4. カジカの食べ方・料理は?
  5. ①身
  6. ②肝
  7. ③卵
  8. カジカの下処理の方法は?
  9. カジカの下処理の方法
  10. カジカの下処理をするときの注意事項
  11. カジカの食べ方おすすめ3選を紹介!【川カジカ】
  12. ①カジカの唐揚げ
  13. ②カジカの塩焼き
  14. ③カジカの煮付け
  15. カジカの食べ方おすすめ5選を紹介!【海カジカ】
  16. ①カジカ鍋
  17. ②カジカの肝和え(ともあえ)
  18. ③カジカの卵の醬油漬け
  19. ④カジカの湯引き
  20. ⑤カジカのアラ汁
  21. カジカの食べ方を知ろう!

カジカとは?食べ方は?

カジカは日本に90種類も生息している魚で、北海道の郷土料理に使われることが多いです。どのような食べ方をするのか、美味しい時期や味などを詳しく紹介します。

カジカは通称「鍋こわし」と呼ばれる魚

北海道の海で取れるカジカの一般的な食べ方はカジカ汁で、石狩鍋・三平汁と並ぶ北海道を代表する郷土料理です。カジカ鍋に使われるカジカは鍋こわしとも呼ばれている魚で、その美味しさから鍋を囲んで具材を取り合い、鍋の底を突いて壊すまで食べてしまうのが由来とされています。

カジカは海・川の両方に生息している

カジカは海と川、両方に生息しており、カジカと呼ばれる魚は日本に90種ほどいます。海のカジカと川のカジカの違いは、体長と体形です。川のカジカは最大でも20センチほどの小さな川魚なのに対して、海のカジカは70センチほどに成長する大きな種類もおり頭部が大きいのが特徴です。

海のカジカはトゲカジカ、ケムシカジカなどと呼ばれ、棘があり少しグロテスクな見た目をしています。鍋こわしと呼ばれているのもトゲカジカで、北海道のスーパーでは鍋の材料としてぶつ切りにしたカジカが、1パック298円程度の値段で販売されています。

カジカの食べ方・料理は?

カジカは身だけでなく、肝・卵もありますが、どのように食べるのが美味しいのでしょうか。おすすめのカジカを使った食べ方を部位別に紹介するので、参考にしてください。

①身

カジカの身の部分の食べ方には、以下のようなものがあります。

・刺身
・煮付け
・唐揚げ
・塩焼き
・鍋


大きなトゲカジカなどは、北海道の郷土料理でもあるカジカ汁にして食べるのが一般的です。カジカはとても良い出汁が取れるので、その出汁に味噌を溶いて味噌汁にしても美味しく食べることが出来ます。川魚のカジカは小さいので、そのまま唐揚げや塩焼きにして食べるのがおすすめです。鮮度が落ちると生臭いので、釣ったらすぐ捌いて食べるようにしましょう。

②肝

カジカの肝の部分の食べ方には、以下のようなものがあります。

・肝和え
・味噌汁
・肝醤油


オレンジ色をしたカジカの肝は、生臭いこともなく海のフォアグラとも呼ばれるほど絶品です。その肝臓をカジカの身をすり潰したものを和えて「ともあえ」にするのが、肝の一番おすすめの食べ方です。新鮮なカジカを刺身で食べる時には、醤油に肝を溶いて肝醤油にしてつけて食べるのも良いでしょう。

③卵

カジカの卵の部分の食べ方には、以下のようなものがあります。

・醤油漬け
・味噌汁
・鍋


カジカの卵は、そのカジカのサイズによって違うため、大きなものもあれば小さいものもあります。トゲカジカは12〜2月頃が産卵時期で、下処理をすれば生臭いこともなく、イクラのように醤油漬けにして食べることが出来ます。時期が遅くなると卵が硬くなり口に残るので、遅い時期のカジカの卵の場合は、味噌汁や鍋に入れて食感を楽しんでください。

カジカの下処理の方法は?

カジカは、下処理をきちんとしないと生臭い料理になってしまいます。カジカの下処理の方法と注意点を紹介するので、参考にしてください。

カジカの下処理の方法

北海道の郷土料理、カジカ汁を作るためのカジカの捌き方を紹介します。

1.カジカの表面のぬめりを水でしっかり取る
2.エラの部分に包丁を入れ、頭を外す
3.お腹に切り込みを入れ、内臓を取り出す
4.真ん中から切り分けて二枚おろしにする
5.食べやすい大きさにブツ切りにする


カジカ汁や煮付けを作る時は、しっかりぬめりを取れば皮もついたままブツ切りにするだけで生臭いこともありません。どうしても生臭いのが気になる人は、塩をまぶしてから熱湯をかけて下処理すると良いでしょう。唐揚げを作る時には、皮を剥いで三枚おろしにしてください。内臓さえとっていれば、そのまま冷凍保存することも出来ます。

カジカの下処理をするときの注意事項

カジカの下処理をする時の注意事項をまとめました。

・ぬめりをしっかり取る
・頭の付け根あたりの棘に気をつける
・内臓は必ず綺麗に取り除く
・鮮度が良いうちに捌く


カジカには鱗がありませんが、表面にはぬめりがあり、このぬめりが生臭い原因となるためしっかり洗い流してください。棘は鋭く危険なので、軍手をつけて下処理をするか、ハサミで棘を切ってから捌くと安全です。

また、カジカは生命力が強く、釣った後もしっかり冷やしておけば持ち帰ったら後も生きていることがあります。死んでしまうと一気に鮮度が落ちて、身の食感が悪くなるため気をつけましょう。

カジカの食べ方おすすめ3選を紹介!【川カジカ】

川魚のカジカは小さいですが、内臓の処理をするだけで丸ごと使って色々な食べ方をすることが出来ます。おすすめの食べ方を紹介するので、参考にしてください。

①カジカの唐揚げ

出典: https://cookpad.com/recipe/7312563

川魚のカジカは、内臓を取ってそのまま唐揚げにして食べることが出来ます。にんにくや醤油で下味をしっかり付けると生臭いこともなく、子供にも人気です。

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②カジカの塩焼き

出典: https://cookpad.com/recipe/6897287

川魚のカジカやトゲカジカなど捌いた後のアラの部分などは、シンプルに塩焼きにしましょう。湯通ししてから焼くことで、生臭いぬめりが取れて美味しく食べることが出来ます。

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③カジカの煮付け

出典: https://cookpad.com/recipe/6512209

川魚のカジカは小さいですが身は柔らかく出汁も出るので、甘辛く煮付けても美味しく食べることが出来ます。煮込む時間は、カジカの大きさに合わせて加減してください。

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カジカの食べ方おすすめ5選を紹介!【海カジカ】

サイズの大きな海のカジカは、旬の時期には肝や卵も旨味が詰まって余すことなく食べることが出来ます。身だけでなく色々な部位の食べ方を紹介するので、参考にしてください。

①カジカ鍋

出典: https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1110008751/

北海道の郷土料理カジカ鍋は、途中でカジカの肝も溶かすとコクが出て更に美味しくなります。熱湯をかけて下処理するので生臭いこともなく、一番初めにカジカの身を入れて煮込むため、カジカの出汁が出て薄味でも旨味たっぷりです。

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②カジカの肝和え(ともあえ)

出典: https://cookpad.com/recipe/3546864

カジカが丸ごと手に入ったらぜひ作ってほしい、カジカのともあえは肝のコクが絶品で、お酒のおつまみにもおすすめです。胃袋のコリコリした口当たりや、身の柔らかさなど食感の違いも楽しめます。

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③カジカの卵の醬油漬け

出典: https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1950014072/

旬の時期にしか食べることが出来ないカジカの卵は、イクラの10分の1程度の値段で手に入れることが出来ます。イクラと同じように醤油漬けにしておけば、丼にしたりパスタや前菜のトッピングにしたりなど、色々使えて便利です。

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④カジカの湯引き

出典: https://cookpad.com/recipe/6894833

新鮮なカジカが手に入ったら、刺身も良いですが湯引きにすると皮の生臭いのも取れておすすめです。アッサリとした味と弾力のある食感が楽しめます。

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⑤カジカのアラ汁

出典: https://cookpad.com/recipe/2844648

カジカのアラは煮付けでも良いですが、アラを使って出汁を取り味噌を入れてアラ汁にするのもおすすめです。酒粕を入れると寒い時期に体が温まる、北海道の郷土料理カジカ鍋とはまた少し違った美味しさになります。

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カジカの食べ方を知ろう!

北海道の郷土料理、カジカ汁に使われるカジカという魚は川魚と海に生息するものなど種類が多いです。正しく下処理すれば、良い出汁が取れて美味しく食べることが出来るので、ぜひ色々な食べ方で食べてみてください。

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