もやしは弁当に入れると腐る?大丈夫?前日のはNG?ナムルなどの場合も紹介!
もやしは弁当に入れると腐るのか知っていますか?前日のもやしを入れるのはNGでしょうか?今回は、もやしを弁当に入れても大丈夫かを、腐る理由や注意点とともに紹介します。もやしが腐るとどうなるかや、保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- もやしは弁当に入れると腐る?
- もやしは弁当に入れると腐りやすい食材なので注意が必要
- もやしは弁当に入れると腐る可能性が高い理由は?
- 理由①水分が出るから
- 理由②傷みやすい野菜だから
- 理由③そもそも弁当箱は菌が繁殖しやすいから
- もやしを弁当に入れる際の注意点は?前日のはNG?
- ①新鮮なもやしを使う
- ②もやしを50℃のお湯に2〜3分浸けて洗う
- ③熱湯で30秒ほど茹でる
- ④強火でサッと炒める
- ⑤冷めてから蓋をする
- ⑥保冷剤を入れる
- ⑦夏はなるべく避ける
- ⑧前日のもやしは正しく保存されていればOK
- もやしは腐るとどうなる?見分け方は?
- ①見た目
- ②臭い
- ③触感
- もやしの保存方法・期間は?
- ①常温保存はできるだけ避ける
- ②冷蔵保存の場合は1〜3日
- ③冷凍保存の場合は1ヶ月
- もやしを使ったお弁当レシピを紹介!
- ①もやしとニラのナムル
- ②もやしときゅうりの和え物
- ③もやしの肉巻き
- もやしは弁当に入れると腐るか知っておこう
もやしは弁当に入れると腐る?
気温や湿度が高い場合、弁当に入れるおかずが腐ってしまわないか気になる人は多いかもしれません。今回は、もやしを弁当に入れると腐るのかといった疑問について、詳しく解説するので参考にしてください。
もやしは弁当に入れると腐りやすい食材なので注意が必要
もやしはビタミンやミネラルが豊富な食材で、弁当のおかずにもよく使われますが、傷みやすい食材のため弁当に入れる際には注意が必要です。腐ったもやしを弁当に詰めると食中毒の危険性が高まるため、弁当のおかずにもやしを使わない人も多いです。
もやしは弁当に入れると腐る可能性が高い理由は?
もやしは傷みやすい食材であると前述しましたが、ここではもやしを弁当に入れると、腐る可能性が高い理由について紹介するので参考にしてください。
理由①水分が出るから
もやしは水分含有量が90%以上と、非常に水分が多い食材のうえ、加熱調理をすることで水分が出やすくなります。雑菌やカビは水分を栄養素として利用し増殖していくので、もやしから水分が出ると弁当内で腐敗が進んでしまいます。
理由②傷みやすい野菜だから
もやしは成長が早く細胞分裂が活発な野菜のため、傷みやすい食材です。成長により細胞が破壊されやすくなり、食材の組織を弱め、細菌やカビによる侵入を容易に許してしまうので腐敗に繋がります。
理由③そもそも弁当箱は菌が繁殖しやすいから
弁当箱は、食材の水分と密閉された状態で持ち運ぶため、雑菌が繁殖しやすい環境です。また、プラスチックで作られた弁当箱は、温度変化の影響を受けやすく雑菌の増殖を促進する可能性があります。特に、夏場の気温や湿度が高い日に持ち運ぶ弁当は、腐りやすいので十分に配慮する必要があります。
もやしを弁当に入れる際の注意点は?前日のはNG?
もやしは傷みやすい食材ですが、腐敗が進むのを遅らせるため、弁当に入れる際に注意するべき点を紹介します。安全な弁当を作るためにも、参考にしてください。
①新鮮なもやしを使う
もやしを腐らせてしまわないように、弁当に使う際にはなるべく購入してすぐの新鮮なもやしを使ってください。腐りかけのもやしには食中毒を引き起こす細菌や雑菌が含まれている可能性がありますが、新鮮なもやしであれば、食中毒のリスクを低減することができます。また、新鮮なもやしは歯ごたえや甘みがあるので、より美味しく味わえるでしょう。
②もやしを50℃のお湯に2〜3分浸けて洗う
もやしを50℃のお湯で2~3分漬けて洗うと、もやしの鮮度が長持ちして臭みを消す効果があります。50℃のお湯に入れ加熱することにより、もやしに水分が取り込まれ鮮度が戻り、食感や味わいも向上します。もやしに付いている汚れもしっかり取れるので、もやしの劣化を遅らせることが可能です。
③熱湯で30秒ほど茹でる
もやしを加熱する際は熱湯で30秒ほどの短時間茹でると、アクや臭みを取り除くことができ、鮮度を保つ効果もあります。反対にもやしを長時間加熱すると、もやしに含まれる水分が出てきて柔らかくなり腐りやすくなってしまいます。
なお、茹でる際には酢を入れると殺菌効果が増し、雑菌の繁殖を遅らせるのにより効果的です。茹でた後はキッチンペーパーなどで水分をふき取ってから、料理に使ってください。
④強火でサッと炒める
もやしを炒める際、ゆっくり時間をかけて加熱するともやしから水分が出やすくなるので、強火で短時間で仕上げるようにします。その時、フライパンをしっかり加熱してからもやしを入れることがポイントです。また、油をもやしに絡めるように炒めると、油でもやしがコーティングされて水分の蒸発を防いでくれます。
⑤冷めてから蓋をする
加熱したばかりのもやしをすぐに弁当箱に入れて蓋をするのではなく、冷めてから蓋をすることが重要です。なぜなら、熱いおかずをそのまま弁当箱に詰めると、お弁当箱の中に水滴がつき食中毒の原因となる雑菌が繁殖しやすくなるからです。また、加熱調理後すぐに弁当箱に詰めると、弁当箱が変形したり、傷ついたりする可能性もあるので注意してください。
⑥保冷剤を入れる
雑菌の繁殖は20℃くらいから始まり、35~40℃が最も活発になると言われていますが、雑菌を増やさないために保冷剤を入れてなるべく低温に保つことが重要です。夏は特に注意が必要で、持ち運ぶ際に保冷剤と共に保冷バッグを使うようにすると、保冷効果がより高まります。
⑦夏はなるべく避ける
夏は気温と湿度が高く最もお弁当が傷みやすい季節なので、冷蔵庫や保冷剤を活用できないようなら、弁当にもやしを入れるのを避けるのも一つの方法です。もやしのように水分が出やすい野菜ではなく、ゴボウやニンジンなどの水分が少ない野菜を活用するとよいかもしれません。
⑧前日のもやしは正しく保存されていればOK
作り置きしたもやしを翌日に弁当に入れる際には、しっかりと冷蔵庫で保存しておくことが重要です。冷蔵庫から出した時に、念のため臭いや見た目を確認してから、弁当に入れるようにすると安心でしょう。
前日にもやしのおかずを作り置きする場合は、ナムルにするのがおすすめです。電子レンジで加熱したもやしをすりごまなどの水分を吸収する食材で和えたり、塩などの塩分や酢などの酸味で味付けしたりすると、食中毒の原因となる雑菌の増殖を抑えられます。もやしは炒めると水分が出るため、もやし炒めは弁当に向きません。
もやしは腐るとどうなる?見分け方は?
もやしが腐るとどのようになるのか、腐ったもやしの見分け方を紹介します。食中毒を避けるためにも、もやしが腐った時の特徴を知っておくのをおすすめします。
①見た目
出典: @Oct_mor
もやしが腐っている時の、見た目の特徴は以下のとおりです。
・全体が茶色や黒に変色している
・芽の部分が茶色く変色している
・カビが生えている
・水分が出て変形している
全体が茶色や黒に変色したりカビが生えたりした場合は、もやし全体が腐ってしまっている可能性が高いため、食べないようにしましょう。芽の部分が茶色く変色している場合は、芽の部分だけを取り除けば、他の部分を食べても問題ない場合があります。また、長期にわたって腐敗が進むと、もやしに含まれる水分が出て一部が溶け出すなど変形し始めることもあります。
②臭い
もやしが腐った時の臭いの特徴は以下のとおりです。
・酸っぱい臭い
・カビ臭い
・生ごみのような臭い
もやしはもともと臭いが強い野菜ではないので、上記のようないつもと異なる臭いを感じた場合は、腐り始めているので食べないようにしてください。生ごみや酸っぱい臭いを伴う腐敗が見られる時は、もやしが溶けたような状態になるなど、見た目が変わっていることが多いです。
③触感
もやしが腐った時の触感の特徴は以下のとおりです。
・柔らかくつぶれやすい
・ぬるぬるしている
腐ったもやしを袋の上から触ると硬い感触がなく、もやし自体は柔らかくつぶれやすい状態になります。また、表面は糸を引いてぬるぬるとした触感を感じるかもしれません。このようなもやしは腐敗が進み、臭いが変わっていることがほとんどで、使わずに廃棄するのをおすすめします。
(*もやしが腐るとどうなるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
もやしの保存方法・期間は?
もやしが腐らないようにするには、どのようにするべきか知りたい人は多いかもしれません。もやしの冷凍と冷蔵の保存方法や、保存期間について詳しく紹介するので参考にしてください。
①常温保存はできるだけ避ける
もやしが腐らないようにするためには、温度の管理が重要で常温保存を避けることが第一です。購入後はなるべく早めに冷蔵庫に入れるようにし、持ち運ぶ際にも保冷バッグを活用するのがおすすめです。もやしを冷蔵庫で保存する際は、チルド室に入れるとよいでしょう。
②冷蔵保存の場合は1〜3日
もやしを冷蔵庫で保存する場合は、1~3日以内を目安に食べるようにしてください。購入した袋のまま保存する時は、袋に爪楊枝で穴をあけてから冷蔵庫に入れるとより長持ちします。さらには水を張ったタッパーなどに、洗ったもやしを入れて冷蔵保存すると1週間ほど鮮度が保たれます。この時、もやしを浸す水を1~2日ごとに交換することがポイントです。
③冷凍保存の場合は1ヶ月
もやしは冷凍保存も可能で、冷凍庫で保存する場合の保存期間は1か月ほどです。もやしを冷凍庫に入れる際は、購入した袋のままでも構いませんが、使いやすくするために小分けにするのがおすすめです。新鮮な状態で冷凍庫に入れるのがポイントなので、しばらくもやしを使わない時は購入してすぐ冷凍庫に入れるようにしましょう。
なお、茹でたもやしや洗ったもやしを冷凍保存したい場合は、水分をよくふき取ってから保存袋に入れて冷凍庫で保存します。冷凍保存したもやしを使う時は、解凍すると水分が出て柔らかくなってしまうので、冷凍状態のまま調理をしてください。
(*もやしの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
もやしを使ったお弁当レシピを紹介!
もやしは傷みやすい野菜ですが、加熱しやすくお弁当のおかずに便利な食材です。もやしを使ったお弁当のレシピを紹介するので、なるべく雑菌が繁殖しないように配慮しながらお弁当に活用してください。
①もやしとニラのナムル
豆板醤が入って少し辛みのある、本格韓国ナムルのレシピです。調味料に酢が使われているので傷みにくく、ニラの緑が鮮やかで弁当に入れるのに相応しい一品です。前日に作り置きする場合は、冷蔵庫でしっかり保存してください。
②もやしときゅうりの和え物
もやし・きゅうり・ハムを具材にした和え物で、酢やラー油の味付けがさっぱりとして美味しいです。雑菌の繁殖を遅らせるために、もやしの加熱後ときゅうりの塩もみ後は、水気をきちんと取り除きましょう。
③もやしの肉巻き
もやしを豚肉で巻いて加熱し、甘辛いタレを絡めた簡単に作れるおかずで、ボリュームがあるのでメインの一品として活用できます。味付けが濃いので冷めても美味しく、ご飯によく合います。
(*もやしを使ったお弁当のおかずについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
もやしは弁当に入れると腐るか知っておこう
もやしは足の早い食材ですが、加熱や冷蔵・冷凍の保存の仕方などに注意を払えば、雑菌の繁殖を抑えられてお弁当にも安心して入れられます。紹介した内容を参考にして、安心して食べられるもやしのお弁当作りをしてください。