ほうれん草炒めにあく抜きは必要?そのままはNGかや方法を紹介!
ほうれん草を炒める前にあく抜きは必要でしょうか?そのまま・いきなり炒めでも良いのしょうか?今回は、ほうれん草を炒める前にあく抜きするメリット・デメリットを、〈茹でる・水にさらす・レンジ〉などのアク抜き方法とともに紹介します。ほうれん草を〈あく抜き・下ごしらえ〉しないで食べたらどうなるかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ほうれん草を炒める前にあく抜きは必要?メリット・デメリットは?
ほうれん草は冬野菜を代表する人気の野菜ですが、炒める時にあく抜きは必要なのでしょうか。ここでは、ほうれん草を炒めて食べる時に、あく抜きをするメリットやデメリットについて紹介します。
ほうれん草を炒める前にあく抜きするかはどちらでもOK
ほうれん草は炒める前に、あく抜きをしなくても美味しく食べられる野菜です。ほうれん草のあくはシュウ酸という成分で、カルシウムと結合して結石を作ったりエグミの原因になったりします。
実際にほうれん草炒めをあく抜きしないで食べた人も多く、中でもあくの少ないサラダ用のほうれん草などの場合は、炒める前にあく抜きをしなくても美味しく食べられます。
(*ほうれん草のあく抜き抜きについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
メリット①えぐみが取れる
ほうれん草のあく抜きをするメリットの一つは、シュウ酸によるエグミが取れることです。ほうれん草に含まれているシュウ酸は、野菜のエグミや苦みの原因になる成分です。あく抜きをすることでシュウ酸の量を減らせば、より食べた時にエグミが感じられずに甘味が引き立ちます。
メリット②シュウ酸が抜ける
ほうれん草のあく抜きをすることで、シュウ酸が抜けると味わいだけでなく体にも良いメリットがあります。ほうれん草の中に含まれているシュウ酸は、摂りすぎると結石を作る原因になったり、カルシウムの吸収を阻害したりします。そのため、あく抜きをすることで体内に入るシュウ酸の量が減り、人体への影響を減らすことが可能です。
(*ほうれん草は体に悪いかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
デメリットとして食感が悪くなりやすい
ほうれん草を炒める前にあく抜きをすればエグミがなくなり、シュウ酸の摂取量も減らせますが、食感が悪くなるところがデメリットです。炒める前に火を通すことで水分が出てしまい、柔らかすぎる仕上がりになります。ほうれん草のソテーなどは、下ごしらえとしてあく抜きをすることがありますが、いきなり炒める方が食感は美味しいです。
ほうれん草を炒める前のあく抜きの方法は?水にさらすだけでOK?
ほうれん草を炒める前にあく抜きをする場合、どんな方法があるのでしょうか。ここでは、ほうれん草のあく抜き方法について紹介するので、炒める時の参考にしてください。
あく抜き方法①水にさらすだけ
ほうれん草のあく抜きは、以下のような手順で水にさらして行います。
1.ほうれん草を良く洗い、根元を切り落とす
2.水を張ったボウルにほうれん草を入れ2~3分ほどつけておく
ほうれん草に含まれているシュウ酸は水に溶けやすく、水にさらすだけでも簡単にあく抜きすることが可能です。切り落とした根元からシュウ酸が流れ出て、あく抜きができるので試してみてください。しっかりあく抜きをしたい時は、お好みの大きさにカットしてから水にさらすのがおすすめです。
水にさらす方法は数分程度時間がかかるのがデメリットですが、火を通さずにあく抜きをするため食感が悪くなりません。
あく抜き方法②茹でる
ほうれん草は、以下のような手順で、茹でてあく抜きをすることもできます。
1.ほうれん草を良く洗う
2.沸騰したお湯にほうれん草を入れ、30秒程度さっと下茹でする
3.冷水に移した後、よく絞る
ほうれん草に含まれるあくは、下茹ですることで落とすことが可能です。食感が悪くならないように、短時間で茹でるのがおすすめです。余熱で火が通りすぎないように、すぐに冷水に移して冷ましてください。
あく抜き方法③レンジ
ほうれん草は、以下のような手順で、レンジで加熱してあく抜きをする調理方法もあります。
1.ほうれん草を良く洗い、根元を切り落とす
2.ほうれん草をラップで包み、約2分ほど加熱する
3.冷水にさらしてあく抜きをする
ほうれん草を下茹でするのが面倒な時は、電子レンジを使ったあく抜きが簡単なのでおすすめです。あくが抜けやすいように根元を切り落として加熱しますが、さらに根元に切り込みを入れるとより効果的です。ラップに包むときも、葉と根元を交互に重ねるようにすると加熱ムラができにくくなります。
加熱したほうれん草は、しっかり水にさらしてシュウ酸が流れ出すようにしてください。
ほうれん草炒めのおすすめレシピ3選!
ほうれん草は炒める前にあく抜きをしなくても、美味しく仕上がります。ここでは、おすすめのほうれん草を炒めて作るレシピを紹介するので、ほうれん草を使ったメニューの参考にしてください。
①ほうれん草とエリンギのベーコン炒め
ほうれん草とエリンギをベーコンで炒める簡単なレシピで、下茹でが面倒な時におすすめです。食材は、食べやすい大きさに切り、バター醬油風味の味付けにします。ベーコンの旨味とほうれん草の相性は抜群で、ご飯にもよく合います。
②ほうれん草のトマトパスタ
ベーコンとほうれん草を具材に使った、トマトソースのパスタのレシピです。先にほうれん草を入れてしまうと、食感が悪くなるので、味を調えてから軽く火を通して仕上げてください。
③ほうれん草と豚肉の卵炒め
ほうれん草と豚肉を炒めて、半熟卵で仕上げるボリューム満点のおかずです。ご飯との相性も良く簡単で、献立のメイン料理になります。ほうれん草はあく抜きせずに炒めて調理するだけなので、下茹でする手間もなく忙しい日の献立におすすめです。
ほうれん草を炒める前にあく抜きするかはどちらでもOK
ほうれん草はあく抜きが必要な野菜というイメージがありますが、炒める時はあく抜きをしなくても美味しく食べられます。あく抜きをするメリットとデメリットを比べて、より自分に合った調理方法を選択するのがおすすめです。紹介した炒め物のレシピも参考に、ほうれん草を美味しく調理してみてください。