大根サラダを水にさらす理由は?時間はどれくらい?栄養は抜けないの?
大根を水にさらす理由を知っていますか?栄養素は抜けないのでしょうか?今回は、大根を水にさらす〈時間・理由〉を、〈千切り〉など大根サラダを美味しく作るコツとともに紹介します。大根サラダのレシピや保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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大根を水にさらす必要はある?理由は?
大根サラダなどのレシピを見ると、大根を水にさらす工程が含まれているケースが多いかもしれません。実は、大根は必ずしも水にさらす必要はないものの、水にさらすメリットがいくつかあります。そこでここでは、大根を水にさらす理由を紹介します。
理由①大根のアクを抜く
大根を水にさらす理由の1つは、大根に含まれる独特のアクを抜くためです。アクが残っている大根は苦味やえぐみを感じるため、大根サラダのような生で食べる料理の場合、不快な後味を感じてしまうことがあります。特に子供はアクがあると食べにくいことがあるので、水にさらすと大根サラダも食べやすくなるでしょう。
(*大根のアク抜きについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
理由②シャキシャキの食感を保てる
大根を水にさらすと、大根ならではのシャキシャキとした良い食感を保てるのもメリットの1つです。大根は水分が多い野菜ですが、切るとその断面から水分が抜けていき、しんなりとした食感に変わってしまいます。そこで水にさらすことで水分の蒸発を防ぎ、みずみずしさを保つことができるのです。
こういった理由から、特に大根サラダのような生の大根の食感が大切な料理の場合は水にさらすことが推奨されています。
理由③辛みが抜ける
大根は辛みが強い場合がありますが、水にさらすことで辛みも減らすことができます。特に野菜スティックのような大き目の大根を生で食べる料理の場合は、辛みが強いと食べにくいことがあるのであらかじめ水にさらしておくと良いでしょう。
大根を水にさらす時間は?一晩でもいい?
大根を水にさらすことにはいくつかのメリットがあると分かりましたが、水にさらす時間はどの程度が適切なのでしょうか。ここでは大根を水にさらす時間について、一晩でも良いかどうかも踏まえながら解説します。
大根を水にさらす時間は5〜10分程度が適切
大根を水にさらす時間は5~10分程度が適切だとされています。水にさらすことで食感を良くすることができますが、あまり長時間水にさらすと柔らかくなり過ぎて大根の良い食感を逆に損ねてしまいます。5分水にさらすさらす場合と10分水にさらす場合とでも仕上がりの食感が変わるので、料理や好みに合わせて時間を調整してください。
大根を水にさらす時間が長いと栄養素も抜けるので注意
大根は水にさらす時間が長いと食感が悪くなるだけでなく、栄養素も抜けてしまうので注意が必要です。大根にはビタミンCなどの水に溶ける栄養素が含まれており、水にさらすことで栄養素が流出してしまいます。ただし、短時間であれば抜けてしまう量はそれほど多くありません。
次の日の料理に使う目的などで前日の晩から水にさらしたい場合もあるかもしれませんが、一晩は長いので食べる直前に水にさらすことをおすすめします。