ほうれん草をレンジであく抜きするのはダメ?注意点や切ってからの方法を紹介!

ほうれん草はレンジで茹でるのはダメなのでしょうか?今回は、ほうれん草をレンジで茹でたらダメと言われる理由や、レンジで茹でる際の注意点を紹介します。ほうれん草を切ってからレンジで茹でる方法や、タッパーの使い方も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ほうれん草はレンジで茹でたらダメ?あく抜きできない?
  2. ほうれん草はレンジで茹でてもOKだが必ず水にさらそう
  3. ほうれん草をレンジで茹でるとメリットがある?
  4. ①時短になる
  5. ②栄養を逃しにくい
  6. ③シャキシャキした食感が残りやすい
  7. ほうれん草をレンジで茹でる方法は?切ってから?
  8. ほうれん草をレンジで茹でる方法【まるごと】
  9. ほうれん草をレンジで茹でる方法【切ってから】
  10. ほうれん草をレンジで茹でるコツは?えぐみの消し方は?
  11. ①根本に十字の切り込みを入れる
  12. ②加熱後は冷水にさらしてあくを取る
  13. ③水気を絞る
  14. ほうれん草をレンジで茹でた時の保存方法・期間は?
  15. ①冷蔵の場合
  16. ②冷凍の場合
  17. ほうれん草の電子レンジで作れる人気レシピ3選!
  18. ①レンジでほうれん草の白和え
  19. ②ほうれん草入りジャーマンポテト
  20. ③かぼちゃとほうれん草のごまナッツ和え
  21. ほうれん草をレンジで茹でた後は水にさらそう

ほうれん草はレンジで茹でたらダメ?あく抜きできない?

ほうれん草はあく抜きが必須と言われる野菜ですが、レンジで茹でてはダメなのでしょうか。レンジでの下処理でもあく抜きできるのかどうかや、あく抜きのやり方などを紹介します。

ほうれん草はレンジで茹でてもOKだが必ず水にさらそう

ほうれん草はレンジで茹ででもOKですが、必ず水にさらしましょう。水にさらすことであくのもととなるシュウ酸や硝酸態窒素などが溶け出し、えぐみや苦みを減らすことができます。また、シュウ酸の含有量が少なく生のままで食べられるサラダほうれん草を利用するのも一つの方法です。

(*ほうれん草は体に悪いかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ほうれん草が体に悪いと言われる理由は?アク・食べ合わせなど注意点を紹介!

ほうれん草をレンジで茹でるとメリットがある?

ほうれん草をレンジで茹でることはダメではなく、むしろ様々なメリットもあります。ここでは代表的なものを3つ紹介します。

①時短になる

ほうれん草をレンジで茹でると、お湯で茹でる場合に比べて時短になります。お湯が沸くまで待つ必要がなく、レンジで調理中は他のことができるので、調理における時間と手間の削減が可能です。

②栄養を逃しにくい

レンジで茹でれば、ほうれん草に含まれる豊富な栄養を逃しにくいのも大きな利点です。水溶性の栄養素であるビタミンCや葉酸、カリウムなどの流出が減らせます。また、ほうれん草には鉄分が豊富に含まれていますが、鉄分はビタミンCと一緒に摂ると吸収されやすくなるため、鉄分の吸収率アップも期待できます。

③シャキシャキした食感が残りやすい

レンジで茹でるとほうれん草がしんなりし過ぎず、歯ごたえの良さが残せます。食感が良くなることで、いつものおひたしや和え物の美味しさもワンランクアップします。食感が良いと存在感が出せるので、炒め物を作る際には特におすすめです。

ほうれん草をレンジで茹でる方法は?切ってから?

ほうれん草をレンジで茹でてあくを抜く具体的な方法を紹介します。まるごとでも切ってからでも茹でられるので、好きな方を試してみてください。

ほうれん草をレンジで茹でる方法【まるごと】

ほうれん草をまるごとレンジで茹でる方法は以下の通りです。

1、ほうれん草を洗って根元に十字の切り込みを入れる
2、ラップで包み、500wで100gあたり1分程度加熱する
3、ラップのまま水に入れ粗熱をとる
4、粗熱が取れたらラップを外し冷水にさらす
5、水気を絞る


ラップで包むときは葉と茎の部分を互い違いに重ね、均等に熱が通るようにします。冷水にさらす時間は5分を目安にしてください。水気を絞る際は根元を持って、上から少しずつ手を移動させながらしっかり絞りましょう。丁寧に絞ることで水っぽさがなくなり、調味料がよく馴染むようになります。

ほうれん草をレンジで茹でる方法【切ってから】

あらかじめ切ってからレンジで茹でる方法は以下です。

1、ほうれん草をよく洗い、食べやすい大きさにカットする
2、タッパーに入れてふんわりとラップをかける
3、500wで100gあたり1分程度加熱する
4、タッパーに冷水を注ぎ、水にさらす
5、水気を絞る


タッパーを使うことで加熱した後の水にさらす処理が楽になります。タッパーのふたが耐熱素材であれば、ラップの代わりにふたを使っても構いません。その際はきっちり閉めずに、少し開けておくことが重要です。切断面から栄養素が抜けやすいので、水にさらす時間は5分を目途に、長くし過ぎないようにしましょう。

ほうれん草をレンジで茹でるコツは?えぐみの消し方は?

ほうれん草をレンジで茹でる際のコツをまとめて紹介します。ダメだと言われがちなレンジ調理でも、少し工夫をすればえぐみを消すことが可能です。ポイントを押さえてほうれん草を美味しく食べましょう。

①根本に十字の切り込みを入れる

まずは、ほうれん草のひげ根を切り落として根元に十字の切り込みを入れます。これは、太くてかたい根元にも火を通しやすくするためです。また、根元には土や汚れが残りがちですが、切り込みを入れることでしっかり汚れも落とせます。なお、根元の赤い部分にはポリフェノールやマンガンなどの栄養素が含まれるため、切り落とさず残しておきましょう。

②加熱後は冷水にさらしてあくを取る

あくのもととなる成分であるシュウ酸は水溶性なので、お湯で茹でなくても加熱後に水にさらすだけでも減らせます。シュウ酸はえぐみや苦みを感じさせるだけでなく、摂り過ぎると結石の原因になるとも言われています。5分程度しっかりと水にさらしてシュウ酸を取り除きましょう。また、すぐに水にさらすことにより、綺麗な緑色も保てます。

(*ほうれん草のえぐみについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ほうれん草のえぐみが強い…原因は?取る方法や美味しく食べるコツも紹介!

③水気を絞る

水気をきちんと絞ることで、水に溶け出したシュウ酸をより多く取り除けます。また、ほうれん草に残る水分が減らせるので、料理が水っぽくならず調味料の味も入りやすくなります。ただし、強く握りすぎるとほうれん草がつぶれて食感が悪くなるので、注意してください。

ほうれん草をレンジで茹でた時の保存方法・期間は?

レンジで茹でたほうれん草は冷蔵庫や冷凍庫で保存できます。具体的な方法と保存期間を紹介するので、参考にしてください。

①冷蔵の場合

タッパーにキッチンペーパーを敷き、茹でたほうれん草を入れます。そのままでも食べやすい大きさに切ってからでも構いません。冷蔵庫ではあまり日持ちしないため、3~4日で食べきるようにしましょう。おひたし等にした後に保存する場合は水分が多くなる分痛みやすいので、2~3日を目途にしてください。なお、茹でずに生のままなら1週間程度は持ちます。

②冷凍の場合

料理によってはほうれん草を凍ったまま使うこともあるので、食べやすい大きさにカットしてから冷凍するのがおすすめです。カット後小分けにしてラップで包み、凍りやすく解凍もしやすいよう平らにします。冷凍用の保存袋に入れて保存し、1か月程度で使い切ってください。火を通す場合は凍ったまま調理し、おひたし等にする場合は自然解凍や流水解凍をします。

(*ほうれん草の保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ほうれん草の冷凍での保存方法・期間は?解凍方法やレシピのおすすめも紹介!

ほうれん草の電子レンジで作れる人気レシピ3選!

電子レンジで作れるほうれん草の人気レシピを3つ紹介します。調理の時間も手間もかからず、各種ビタミン等の栄養もしっかり摂れるので一石二鳥です。

①レンジでほうれん草の白和え

出典: https://cookpad.com/recipe/7644677

レンジとビニール袋を活用した、時短で洗い物も少ない手軽なレシピです。甘みもある優しい味なので、小さな子どもから高齢者まで幅広い世代におすすめします。豆腐のおかげでたんぱく質も摂れ、ほうれん草だけで食べるより腹持ちもよくなります。

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②ほうれん草入りジャーマンポテト

出典: https://cookpad.com/recipe/7548051

子どもや男性に人気のあるジャーマンポテトにほうれん草を加えたレシピです。じゃがいもとほうれん草はレンジで加熱するため、時短調理が叶います。食べ応えがあるので、メイン料理があっさりしている時の副菜として活用してください。

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③かぼちゃとほうれん草のごまナッツ和え

出典: https://cookpad.com/recipe/7620906

ほうれん草にかぼちゃ、ナッツ、ごまなど栄養価の高い食材を使った栄養満点のレシピです。疲れが溜まっている時や野菜不足の時などに試してみてください。レンジやフリーザーバッグを活用することで調理時間を短縮し、洗い物も減らせます。

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ほうれん草をレンジで茹でた後は水にさらそう

ほうれん草はお湯で茹でなければダメなわけではなく、レンジで茹でても大丈夫です。ただし、シュウ酸を取り除いてえぐみや苦みを減らすために、茹でた後は5分程度水にさらしましょう。冷蔵庫や冷凍庫で保存しておけば手軽に料理に利用でき、栄養豊富なメニューが簡単に作れます。

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