きゅうりの中身が赤いのは食べられる?原因は?ピンク・オレンジの場合も紹介!

きゅうりの中身が赤い場合は食べれるのでしょうか?腐敗しているのでしょうか?今回は、中身が赤いきゅうりは食べれられるかを、原因や漬物にする対処法などとともに紹介します。きゅうりの中身が〈ピンク・茶色・少しオレンジ〉の場合も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. きゅうりの中身が赤い…食べれる?原因は?
  2. きゅうりは中身が赤い場合は食べれるが風味は劣る
  3. きゅうりの中身が赤い原因は凍傷の可能性が高い
  4. きゅうりの中身が赤い時に美味しく食べる方法は?
  5. ①加熱調理する
  6. ②漬物にする
  7. きゅうりの中身が赤以外に変色した場合は?食べれる?
  8. ①ピンクは基本的に食べられる
  9. ②少しオレンジ・黄色の場合も基本的に食べれる
  10. ③茶色の場合は注意が必要
  11. ④白い場合は食べれる
  12. きゅうりの中身が変色した場合は腐っているか確認するようにしよう
  13. きゅうりが腐った時の特徴は?
  14. 変色しにくい新鮮なきゅうりの選び方は?
  15. ①触感【重い・トゲがある】
  16. ②見た目【太さが一定・ハリがある】
  17. きゅうりの変色を防ぐ保存方法は?
  18. ①冷蔵庫で保存
  19. ②野菜室で保存
  20. ③冷凍保存
  21. ④漬物にする
  22. きゅうりの常温保存は避けるのが無難
  23. きゅうりの中が赤い場合は基本的に食べられる

きゅうりの中身が赤い…食べれる?原因は?

出典: @sakurai7715

きゅうりを切った時に、中身が赤くなっていて驚いた経験をした人もいるかもしれません。この際、食べてよいものか迷うでしょうが、どう対処すればよいか知っておくと役立ちます。きゅうりの中身が赤い原因や、食べれるのかについて説明するので参考にしてください。

きゅうりは中身が赤い場合は食べれるが風味は劣る

通常きゅうりの中身は薄い黄緑色をしているものの、中には赤い変色を起こしている場合がありますが、食べても問題はありません。ただし、苦みや渋みがあるなど風味が劣ってしまっているので、加熱や味付けをするなど食べ方には工夫が必要です。

きゅうりの中身が赤い原因は凍傷の可能性が高い

きゅうりの中身が赤く変色してしまう原因は、長時間冷蔵庫に保存するなどした結果、低温障害が起きた可能性が高いです。きゅうりに含まれるポリフェノールが、低温にさらされることで酸化した結果、赤い変色を起こします。変色が起こるのは主に種の部分のため、中身に赤い斑点があるように見えるかもしれません。

低温により、きゅうりの中身が赤い変色を起こすことを果肉褐変症と言い、保存中だけでなく栽培中に外気温が低いことでも起こります。

きゅうりの中身が赤い時に美味しく食べる方法は?

きゅうりの中身が赤い場合、多少の味の劣化はありますが食べることはできます。少し手を加えるだけで美味しく食べられるので、その方法を紹介します。

①加熱調理する

サラダのように生のまま食べると味の劣化を感じやすいですが、加熱調理をするとあまり気にならなくなります。例えば、薄切りにしたきゅうりと肉の炒め物は、きゅうりの苦みを感じにくくなる上にきゅうりの歯ごたえが美味しい一品になります。また、赤い変色が気になるようならきゅうりを縦方向に切り、種をくり抜いてから調理するのもおすすめです。

②漬物にする

中身が赤い変色を起こしたきゅうりは、漬物にして活用するのもおすすめです。薄切りにしたきゅうりに塩を加えるだけの簡単な漬物のほか、ごま油やにんにくなどを加えると風味が豊かになるので、さらに苦みや辛みが気にならなくなります。

きゅうりの中身が赤以外に変色した場合は?食べれる?

きゅうりの中身が茶色や白色に変色しているのを、見た経験がある人もいるかもしれません。ここでは、赤以外に変色したきゅうりは食べられるのか、といった疑問について紹介するので参考にしてください。

①ピンクは基本的に食べられる

きゅうりの中身がピンクに変色したものは、基本的には食べられます。中身が赤い場合と同じように、種に含まれるポリフェノールが酸化したもので害はありません。ただし、中身がピンクに変色したきゅうりは収穫から時間が経っていることも考えられ、味と食感に劣化があることがほとんどです。

新鮮さや美味しさが損なわれているため、サラダよりも加熱調理や漬物などの料理に使うのがおすすめです。

②少しオレンジ・黄色の場合も基本的に食べれる

きゅうりの中身が少しオレンジ・黄色に変色している場合も、基本的には問題なく食べられます。オレンジや黄色に変色するのは、きゅうりが完熟した際に起こり、表皮も黄色になることもあります。緑のきゅうりに比べると、苦みが強くなっているので、調理して活用するのがおすすめです。

ただし、オレンジや黄色の変色は傷み始めている場合もあるため、食べられるか判断するのは注意が必要です。もし臭いの異変やカビを見つけたら、食べるのは避けてください。

(*きゅうりが黄色に変色する原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

きゅうりが黄色い…食べれる?原因は?変色を防ぐ保存方法など紹介!

③茶色の場合は注意が必要

きゅうりの中身が茶色になっている場合は、腐っていることも考えられるため注意が必要です。腐っている場合は、色の変化だけでなく臭いや表皮などにも変化があることがほとんどです。一方で、低温障害でピンクや赤い変色を起こしたきゅうりが、さらに時間が経過すると茶色に変化します。

この場合は茶色くても食べられることもありますが、水分や新鮮さは失われているため、生で食べるのには向いていません。茶色に変色しているきゅうりは、加熱調理してから食べるのをおすすめします。

(*きゅうりが茶色に変色する原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

きゅうりの中が茶色に変色!食べられる?腐るとどうなるかや保存法も紹介!

④白い場合は食べれる

きゅうりの中身が白い場合は、食べても問題ありません。きゅうりが白く変色する理由は、水分が不足しているためです。収穫から時間が経過すると徐々に水分は蒸発し、白色の変色からきゅうりが新鮮な状態ではないことが分かります。鮮度が落ちたきゅうりは食感や味わいも劣化してしまうので、なるべく早めに食べることをおすすめします。

ただし、ぬめりが出ていたりカビが生えていたりする場合も、白く変色することがあるので注意してください。

(*きゅうりが白色に変色する原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

きゅうりの中が白い原因は?食べれる?腐っている場合の見分け方も紹介!

きゅうりの中身が変色した場合は腐っているか確認するようにしよう

きゅうりが腐っている場合の特徴については後述しますが、きゅうりの中身が変色している時は、腐っていないか確認する必要があります。なぜなら、変色は新鮮さが失われた状態であることには間違いないからです。食べても問題ないこともある一方で、きゅうりが腐敗していた場合は、体調を崩してしまう可能性があるので気を付けてください。

きゅうりが腐った時の特徴は?

きゅうりが腐った時の特徴は以下のとおりです。

・不快な臭いがする
・表面に白い液体やぬめりがある
・カビが生えている
・表面に黒い斑点がある
・柔らかくなる


きゅうりが腐った場合の気づきやすい特徴として、不快な臭いを感じることが挙げられます。酸味のある臭いやカビっぽい臭いなど、明らかに新鮮なきゅうりとは異なる臭いなので、異変を感じた場合は食べるべきではありません。見た目の特徴としては、カビが生えていたり、ぬめりが出てきたりすることが挙げられます。

また、水分や新鮮さが失われ触ると柔らかい場合も、腐り始めているサインなので注意が必要です。カビや臭いに気づいた場合は、腐敗がかなり進んでいる状況なので、食べるのは止めて廃棄するようにしてください。腐ったきゅうりを食べると、嘔吐や下痢などの症状のほか、食中毒の原因になる可能性があります。

(*腐ったきゅうりの見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

きゅうりが腐る・傷むとどうなる?見分け方は?正しい保存方法も紹介!

変色しにくい新鮮なきゅうりの選び方は?

きゅうりを購入する時は、なるべく新鮮なものを買うのがおすすめです。ここでは、赤や茶色などに変色しにくい新鮮なきゅうりの選び方を詳しく紹介するので、購入する時の参考にしてください。

①触感【重い・トゲがある】

変色しにくい新鮮なきゅうりには、以下のような触感の特徴があります。

・重みがある
・トゲがある
・硬さがある


新鮮で変色しにくいきゅうりの触感の特徴は、重くてトゲがあるものです。きゅうりは95%が水分でできており、ずっしりと重さを感じ、トゲのあるものは水分量が多く新鮮な証拠です。トゲが柔らかくなってきているものは、収穫から時間が経過している可能性が考えられるので、しっかりとしたトゲかどうかも確認してください。

また、きゅうりを軽く押した時にハリがあり、硬いものを選びましょう。柔らかいものは水分が不足している可能性があります。

②見た目【太さが一定・ハリがある】

変色しにくい新鮮なきゅうりには、以下のような見た目の特徴があります。

・鮮やかな緑色である
・太さが一定である
・ハリがある


きゅうりの色は鮮やかな緑色を選ぶのがおすすめです。黄色っぽく変色しているものは収穫から時間が経っていて、水分量が少なく変色しやすくなります。

また、明らかにハリがなく水分が少ないように見えるきゅうりも、あまりおすすめできません。ハリがあり太さが一定のものは成長が均一で、栄養価も高い傾向があります。中身や断面がきれいで水分量も豊富なため、サラダ用に生食するのにも向いている状態です。

きゅうりの変色を防ぐ保存方法は?

ここでは、きゅうりが赤や茶色に変色するのを防ぐ保存方法を紹介します。それぞれの保存方法における、日持ちについても紹介するので参考にしてください。

①冷蔵庫で保存

きゅうりを冷蔵庫で保存する方法のポイントは、以下のとおりです。

・きゅうりを水で洗い水気をふき取る
・キッチンペーパーできゅうりを包んでポリ袋に入れる
・冷蔵庫で立てた状態で保存する


きゅうりは表面の汚れだけでなく、農薬やワックスもしっかり水で洗い流しましょう。洗ったあとは、水分が残っているとカビの原因になるため、しっかりふき取ってください。野菜は空気に触れないようにすると変色や乾燥を防げるので、キッチンペーパーで包んだきゅうりをポリ袋に入れる際は、空気をなるべく抜くようにします。

野菜を保存する際は、畑で生育する状態に近づけた方が新鮮さが保たれると言われています。そのため冷蔵庫に入れる時には、立てた状態で保存するのが好ましいです。きゅうりは冷蔵保存で1週間以内に食べるのがおすすめですが、上記のようにひと手間かけると10日間は新鮮な状態で食べられます。

②野菜室で保存

冷蔵庫の野菜室で保存すると良い理由は以下のとおりです。

・低温を避けられる
・乾燥を防げる


冷蔵庫の庫内はおよそ0~3℃である一方、野菜室は4~8℃と少し温度が高い設定になっています。前述したとおり、きゅうりが赤い変色をする原因は、低温保存により凍傷状態になるためです。赤や茶色などの変色を避けるためには、上記の冷蔵保存のポイントを実践したうえで、野菜室に入れることが重要です。

また、野菜室は冷気を野菜に直接当てることなく保存できるので、水分の蒸発や乾燥を防ぐ効果もあります。なお、野菜室できゅうりを保存すれば、2週間ほどは日持ちします。

③冷凍保存

きゅうりのおすすめの冷凍保存方法は以下のように2通りあります。

・まるごと冷凍する
・薄切りにして冷凍する


まるごと冷凍する場合は、洗ったきゅうりをラップに包んでから、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存します。この際、霜が付かないように水分をしっかりふき取ることと、フリーザーバッグから空気をしっかり抜くことがポイントです。きゅうりを冷凍すると水分が抜けてしまうのは避けられないので、薄切りにしてから冷凍するのもおすすめの方法です。

薄切りにしたきゅうりは、塩もみして水をよく切ってからラップに包み、フリーザーバッグに入れてください。どちらの方法も1ヶ月ほどは保存可能で、冷蔵庫で解凍するか、流水で解凍してから調理ができます。生のきゅうりに比べると水分が抜け歯ごたえは失われていますが、酢の物や和え物、漬物などにすると美味しく食べられます。

(*きゅうりの冷凍保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

きゅうりの保存方法や日持ち期間は?冷凍・常温・冷蔵で長持ちするコツを紹介!

④漬物にする

出典: https://cookpad.com/recipe/2702195

きゅうりの変色を避けるために漬物を作るのも一つの方法で、以下のポイントに留意して漬物を作るとよいでしょう。

・新鮮なきゅうりを選ぶ
・塩分濃度を適切にする
・調味料を工夫する


漬物作りをする際には、新鮮で水分が豊富なきゅうりを選ぶことが大切です。傷や汚れのないものを、しっかりと洗って使用してください。また、塩分濃度が低すぎるとカビの発生や腐敗に繋がるので、適切な量の塩を加えましょう。浅漬けは塩分濃度が2~3%と低くあまり日持ちはしませんが、塩分濃度を高めると長期保存が可能です。

下記に紹介したレシピのように、漬け込み液に酢が入っているとカビや腐敗を防ぐことができ、冷蔵庫で1ヶ月ほど保存できます。

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きゅうりの常温保存は避けるのが無難

きゅうりを長持ちさせるには常温保存は向いていませんが、もし常温保存する際は以下の点に気を付けてください。

・風通しの良い冷暗所に置く
・水気を拭き取る
・ヘタは切り落とさない


温度が高い場所に保存すると、きゅうりが熟して黄色く変色しやすくなるほか、湿度に弱いので風通しの良い冷暗所に立てて保存しましょう。その際、水気があるとカビや細菌の発生につながるため、水分は必ずふき取ってください。また、きゅうりのヘタは新鮮さを保つ役割をしています。乾燥を防ぐためにも、ヘタは切り落とさずに保存してください。

きゅうりを常温保存した時は、1~2日で食べ切るのが好ましいです。保存期間が長くなると、変色やカビの発生が始まるので早めに食べるようにしましょう。

きゅうりの中が赤い場合は基本的に食べられる

きゅうりの中身が赤い変色を起こしている場合は、基本的には食べられます。また、中身が茶色やオレンジ色などに変色しているきゅうりも、臭いやカビなどの見た目に留意すれば食べても問題ありません。今回紹介した見分け方や保存方法を実践して、きゅうりを美味しい状態で食べれるようにしましょう。

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