ラードの賞味期限は?1年?冷蔵・冷凍など保存方法や保存容器も紹介!

ラードの賞味期限の目安を知っていますか?1年以上日持ちするのでしょうか?今回は、ラードの賞味期限を<開封後・開封前>や<冷蔵・冷凍>別に比較して、期限切れでもいつまで食べられるのかなども紹介します。ラードの<チューブなどの保存容器・自家製>の賞味期限も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ラードの賞味期限はどのくらい?
  2. ラードの賞味期限【チューブタイプの場合】
  3. ラードの賞味期限【カップタイプの場合】
  4. ラードの賞味期限【一斗缶タイプの場合】
  5. ラードの賞味期限【自家製の場合】
  6. ラードの賞味期限切れはいつまで食べられる?
  7. 賞味期限の定義
  8. ラードは賞味期限切れでも腐っていなければ食べられる
  9. ラードが賞味期限が切れて腐ると?見分け方は?
  10. ①見た目
  11. ②臭い
  12. ③触感
  13. 賞味期限切れで腐ったラードを食べるとどうなる?対処法は?
  14. 賞味期限切れで腐ったラードを食べた時の症状
  15. 体調に異変があれば医療機関を受診しよう
  16. ラードの賞味期限を伸ばす・日持ちする保存方法は?
  17. ①空気を抜いて保存する
  18. ②冷暗所で保存する
  19. ③小分けして冷凍保存する
  20. ④酸化防止剤を使用する
  21. ラードを賞味期限内に消費できる使い方・レシピを紹介!
  22. ①ラーメン屋さん風チャーハン
  23. ②シンプル中華スープ
  24. ③ラードでコク旨カレー
  25. ラードの賞味期限に注意しよう

ラードの賞味期限はどのくらい?

豚の脂であるラードはコクと旨みのある脂ですが、他のオイル類と比べると使う頻度が少ないです。市販の様々なタイプのラードと自家製ラードの賞味期限について、紹介するので使う時の参考にしてください。

ラードの賞味期限【チューブタイプの場合】

チューブタイプのラードの開封前・開封後の賞味期限は以下の通りです。

・開封前/6か月
・開封後/2か月

スーパーで売られているラードは、ケチャップやマヨネーズのようなチューブ容器に入っているものがほとんどです。雪印メグミルクの純正ラード、マリンフードのピュアラードなどいくつか種類がありますが、製造元は全てマリンフード株式会社のため中身は同じものと考えて良いでしょう。

そのためメーカーによって賞味期限の差はなく、ラードの劣化を遅らせる目的で酸化防止剤も含まれています。開封後も常温で保存出来ますが、開封後は1〜2か月を目安に使い切るのがおすすめです。

ラードの賞味期限【カップタイプの場合】

カップタイプのラードの開封前・開封後の賞味期限は以下の通りです。

・開封前/4か月〜7か月
・開封後/2か月


通販で購入出来るラードには、透明のプラスチックやマーガリンのような容器に入ったカップタイプのラードがあります。みそのこ食品のピュアラードやカワカミの純正サンラードは精製ラードではなく豚脂を炊き出し抽出したラードのため酸化防止剤が含まれていません。そのため一般的な精製ラードが常温保存が可能なのに対して要冷蔵で、賞味期限が短めにされています。

こちらも、製造方法に関わらず、開封後は1〜2か月を目安に使い切るのがおすすめです。

ラードの賞味期限【一斗缶タイプの場合】

一斗缶タイプのラードの開封前・開封後の賞味期限は以下の通りです。

・開封前/6か月〜7か月
・開封後/2か月

一斗缶ラードは業務用で15キロと大容量なので一般家庭ではあまり使われませんが、ラードで揚げ物をする家なら購入することもあるかもしれません。一斗缶ラードはチューブタイプと同じ精製ラードだけでなく外国産の高級ラードなどもあります。開封後も常温で保存出来ますが、開封後は1〜2か月を目安に使い切るのがおすすめです。

使いきれない場合、常温のままでは酸化しやすいため冷凍することで1年近く保存することが出来ます。

ラードの賞味期限【自家製の場合】

自家製ラードの賞味期限は、常温ではなく冷蔵庫で保存した上で1か月を目安に使い切ることをおすすめします。手作りラードは、工場で作られる精製ラードと違って水分が残りやすく完全に取り切ることは出来ません。そのため、酸化しやすく腐敗のリスクも高いので早めに使い切るようにしてください。

ラードの賞味期限切れはいつまで食べられる?

サラダ油やオリーブオイルに比べて馴染みのないラードは、頻繁に使用しないため気付いたら賞味期限切れということもあります。賞味期限切れになったラードが、いつまで食べることが出来るのか詳しく説明するので参考にしてください。

賞味期限の定義

賞味期限とは美味しく食べられる期間のことで、品質が整った加工食品は国で定められた安全係数という可食期間に1未満の数を掛けて、保守的な期限を設定しています。そのため、未開封であれば多少過ぎても品質が落ちることなく美味しく食べることが出来ます。ただし、賞味期限ではなく消費期限の場合は、安全に食べられる期間のため守るようにしてください。

ラードは賞味期限切れでも腐っていなければ食べられる

例えば、安全係数を0.65にしていれば、賞味期限が10か月の商品も6.5か月と表示されます。そのためラードが賞味期限切れになっていたとしても、安全係数で定められた短めの賞味期限で記載されているため多少過ぎても問題ありません。腐っていなければ、基本的に食べることが出来ます。

賞味期限切れになってラードが腐って食べられない時にどのような状態になるのかは、後程詳しく紹介します。

ラードが賞味期限が切れて腐ると?見分け方は?

ラードは空気に触れて光・高温の影響を受けると酸化してしまうため、開封後のものや保存方法によっては腐ることがあります。ラードが腐るとどのようになるのか、見た目・臭い・触感などに分けて見分ける方法を詳しく解説していきます。

①見た目

出典: https://twitter.com/Kamuri_syenberk/status/1348899475448713216

ラードが賞味期限が切れて腐ったときの、見た目の変化には以下のようなものがあります。

・黒ずんだ色になる
・カビが生えている


ラードの賞味期限が切れて腐ってしまったときに見た目で見分ける方法として、ラードの色をチェックしてみましょう。ラードは通常白色ですが、酸化してくると変色して黒ずんだような色になります。また、パッケージに水分が付いた状態で常温に置いておいた場合や自家製のラードを常温で保存していると、菌が繁殖してカビが生えることがあります。

ラードを使用する前に明らかにカビが生えている時は、カビがほんの少しだったとしても食べないようにしてください。

②臭い

ラードが賞味期限が切れて腐ったときの、臭い変化には以下のようなものがあります。

・不快な臭いがする
・カビ臭い


ラードの賞味期限が切れて腐ってしまったときの見分ける方法として、使う前にラードの臭いをチェックしてみましょう。油脂は酸化すると必ず臭いが悪くなるので、臭いの変化でラードが腐っているかを見分けることが出来ます。冷えた状態では分からない場合も、熱した時や完成した料理から不快な臭いがするラードは使用を中止してください。

③触感

ラードが賞味期限が切れて腐ったときの、触感の変化には以下のようなものがあります。

・粘度が高くベトベトしている
・加熱した時に泡が出る
・料理が美味しくない

ラードの賞味期限が切れて腐ってしまったときの見分ける方法として、ラードの触感もチェックしてみましょう。脂なのでベトベト感は分かりづらい場合もありますが、いつもよりも粘度が高い時や熱した時に泡が出て消えない時はラードの状態が悪いと考えられます。

また、ラードを使って作った料理が美味しくない、変な味がするなどいつもと違うと感じた場合には食べない方が良いでしょう。

賞味期限切れで腐ったラードを食べるとどうなる?対処法は?

見た目や臭いでラードが腐ったかどうか見分けがつかない場合、気付かずに食べてしまうことがあるかもしれません。賞味期限切れになり、腐ってしまったラードを食べるとどのような症状が出るのか、対処の方法も含めて紹介するので参考にしてください。

賞味期限切れで腐ったラードを食べた時の症状

ラードが賞味期限切れで腐ってしまった時には、以下のような症状が出ます。

・気分が悪くなる
・胸焼けを起こす
・腹痛
・嘔吐
・下痢


油脂が酸化すると身体に害のある過酸化物質が発生するため、古いラードを食べると気分が悪くなったり胸焼けやけを起こしたりすることがあります。また、明らかにカビや異臭のするラードを食べてしまった場合には、食中毒のような腹痛・嘔吐・下痢などが出ることもあるので注意してください。

酸化したラードから発生する過酸化物は身体に蓄積して動脈硬化などの生活習慣病の原因になることもあります。気付かずに食べてしまった場合は仕方ないですが、賞味期限切れが分かっているなら食べないようにした方がいいでしょう。

体調に異変があれば医療機関を受診しよう

ただ胸焼けを起こしただけであれば、胃の粘膜を保護するために牛乳を飲んだり、唾液の分泌を促すためにガムを噛んだりすることで落ち着きます。野菜やフルーツなどを多めに食べることで予防することも出来るので、ラードを食べると胸焼けしてしまう人は食生活を見直してみましょう。

しかし、食中毒の症状が出て水分も摂れない場合や賞味期限切れのラードを食べて体調に異変があるようなら、迷わず医療機関を受診することをおすすめします。

ラードの賞味期限を伸ばす・日持ちする保存方法は?

開封したラードの賞味期限を伸ばすことは出来るのでしょうか。ラードの品質を落とさずに日持ちさせる保存方法について、おすすめの方法を4つ紹介するので参考にしてください。

①空気を抜いて保存する

ラードは酸素に触れることで酸化するため、開封後のラードは出来るだけ空気に触れないようにすることが大切です。チューブタイプのラードは空気を抜く、カップタイプのラードはラップなどを密着させて空気に触れないようにしてください。要冷蔵のラードではないのであれば、冷蔵庫に入れず冷暗所に置けば大丈夫です。

②冷暗所で保存する

ラードは融点が28〜40度なので、冷蔵庫ではなく冷暗所での保存で問題ありません。コンロ付近や日光が当たる窓辺などは夏場以外も高温になりやすく、酸化して品質が落ちることがあるため置き場に注意してください。油脂類は温度が低い方が酸化が進みにくいため、夏場に室温が高くなるようなら冷蔵庫で保存するのもおすすめです。

ただ、冷蔵庫に入れるとラードが固まってしまうため、使用する少し前に常温に出しておかないと固くて使えないので気をつけてください。

③小分けして冷凍保存する

頻繁にラードを使うことがなく賞味期限が切れてしまいそうな場合は、冷凍保存するのも良いでしょう。使い道が決まっているなら空気に触れないよう1回分ずつラップに包んで小分けにしてジップロックに入れて冷凍しておけば必要分だけ取り出せます。ただし、冷凍保存するとラードのコクや旨味は落ちてしまうのと、低温で固まったラードを柔らかくするために温度を上げると酸化が進むので注意してください。

④酸化防止剤を使用する

酸化防止剤とは、自らを酸化させることで食品の酸化を防ぐための食品添加物です。加工品の変色や褐色化を防いだり、有害な発ガン物質や過酸化物の生成を防ぐことが出来ます。水溶性と油溶性があり、食材によって使い分けられており、ラードはトコフェロールというオイルに溶ける酸化防止剤を使用されており、ビタミンE、V.Eと表記されていることが多いです。

酸化防止剤は添加物だから身体に悪いと懸念しがちですが、酸化したラードから出る過酸化物の方が身体に悪影響になる場合もあります。酸化防止剤を使用することで、食品の品質を落とさず安全に食べれる状態を保たせることが出来るため、自家製ラードを作る際に使用してみてはいかがでしょうか。

ラードを賞味期限内に消費できる使い方・レシピを紹介!

植物オイルに比べて、ラードを使う頻度が少ないですが、ラードは旨味やコクを与える効果があり植物オイルと同じように使用することが出来ます。ラードを賞味期限内に使い切るためのおすすめのレシピを紹介するので参考にしてください。

①ラーメン屋さん風チャーハン

出典: https://cookpad.com/recipe/6239422

ラードで炒めることで、いつものチャーハンも本格的な味に仕上げることが出来ます。ラードを入れれば、チャーシューやハムがなくても旨味があるので家にある材料で簡単に作りたいときにもおすすめです。

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②シンプル中華スープ

出典: https://cookpad.com/recipe/5696518

シンプルな中華スープも、仕上げにラードを入れることでラーメン屋さんのスープのような深みのある味わいになります。シンプルにネギだけでも美味しいですが、卵を入れるのもおすすめです。

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③ラードでコク旨カレー

出典: https://cookpad.com/recipe/7455817

ラードで玉ねぎを飴色になるまでじっくり炒めることで、コクのある美味しいカレーに仕上がります。一晩寝かせるとスパイスが馴染んで更に美味しくなり、冷凍も出来るのでたくさん作っておくのもおすすめです。

詳細はこちら

ラードの賞味期限に注意しよう

ラードは使い道が限られているから賞味期限内に使いきれないと思う人も多いですが、植物オイルと同じように使うことが出来ます。ただ、酸化すると身体に悪影響を及ぼすこともあるので、保存方法や賞味期限に注意して美味しく食べられる状態を保てるようにしてください。

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