「賞味期限」と「消費期限」の違いは?定義・日数の決め方など違いを比較して紹介!

賞味期限と消費期限の違いを知っていますか?今回は、「賞味期限」と「消費期限」の〈意味・決め方〉など違いを比較して紹介します。期限切れでも食べられる限界の日数の違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。また、賞味期限切れで腐敗した時の見分け方にも触れています。

目次

  1. 「賞味期限」と「消費期限」の違いって?
  2. 「賞味期限」は美味しく食べられる期限
  3. 「消費期限」は安全に食べられる期限
  4. 「賞味期限」と「消費期限」の決め方は?
  5. 「劣化の速度」によって賞味期限・消費期限が決まる
  6. 3つの検査をして日数の目安を決定する
  7. 長年品質が劣化しない食品は期限表示を省略できる
  8. 「賞味期限」「消費期限」は切れても食べられる?何日が限界?
  9. 賞味期限は切れてもすぐに食べられなくなるわけではない
  10. 賞味期限切れで腐った時の見分け方
  11. 消費期限切れを食べるのは危険が伴う
  12. 賞味期限・消費期限の違いを知っておこう

「賞味期限」と「消費期限」の違いって?

購入した商品に表示されている日付が、賞味期間もしくは消費期限を意味することは多くの人が知っています。しかし、賞味期限と消費期限の違いを正しく説明できる人は少ないかもしれません。ここでは2つの違いについて詳しく見ていきます。

「賞味期限」は美味しく食べられる期限

賞味期限とは、開封前に食品の品質と味が保たれていることを保証する期間を表し、この期間内であれば美味しい状態で食べることができます。賞味期限を過ぎた商品であっても、美味しい状態ではありませんが、食べられないわけではありません。

基本的に賞味期限は「年月日」で表示されますが、商品によっては「年月」で表示されることもあります。

「消費期限」は安全に食べられる期限

消費期限とは、開封前に食品の品質が劣化せず安全であることを保証する期間で、消費期限内であれば腐敗することなく衛生上、安心して食べることができると定義されています。

ただし、定められた方法で保存されていることを前提として消費期限は定められています。保存方法は食品によって異なるので、安全に食べるには常温保存ができるのか、冷蔵保存が必要なのかを確認することが必要です。消費期限内でも必ず安全とは言い切れないので注意しましょう。

「賞味期限」と「消費期限」の決め方は?

全ての加工食品は賞味期限か消費期限を表示しなければなりません。賞味期限と消費期限には決め手となる条件があります。その特徴について詳しく解説していきます。

「劣化の速度」によって賞味期限・消費期限が決まる

賞味期限と消費期限は食品の劣化の速度によって決まります。

【消費期限】
・生肉
・生麺
・生菓子
・惣菜
・菓子パン
・弁当


【賞味期限】
・スナック菓子
・インスタント食品
・発酵食品
・牛乳
・乳製品


肉や麺をはじめとしたなま物やスーパーで販売していお惣菜は劣化が早いため、消費期限を表示しなければなりません。消費期限が表示されている食品は、腐敗が早いので購入後はすぐに食べきることが必要です。

一方、スナック菓子やインスタント食品など劣化の進行が比較的遅い食品は、賞味期限が表示されます。また、保存容器内部に微生物が発生しないよう殺菌も行われ食品の劣化を防いでいます。

3つの検査をして日数の目安を決定する

賞味期限と消費期限の日付は、微生物試験、理化学試験、そして官能検査という3つの検査結果に基づいて決定されています。微生物試験とは食品中に微生物が含まれないことを検証する試験です。理化学試験とは食品の粘りや濁りなどの変化を検証する試験で、官能検査とは臭や味、食感などの五感によって評価をする検査です。

これらの検査が終わると食品の保存条件を設定し、データを基にして賞味期限や消費期限の期限を決めます。

長年品質が劣化しない食品は期限表示を省略できる

長期間品質が劣化しない商品の場合は、賞味期限や消費期限の表示を省略することができます。

【期限表示を省略できる商品】
・でん粉
・チューインガム
・冷菓
・砂糖
・アイスクリーム類
・食塩およびうま味調味料
・ビール、チューハイを除く酒類
・飲料水
・清涼飲料水
・氷


これらの食品は、品質が変化しないもの、または変わったとしてもごく僅かなものです。ただし飲料水と清涼飲料水に関しては、ガラス瓶に入っているか、ポリエチレン製容器に入っていることが期限表示を省略できる条件となります。また、食塩およびうま味調味料はさらさらした状態であれば何年でも使用することができます。

「賞味期限」「消費期限」は切れても食べられる?何日が限界?

商品によっては賞味期限や消費期限が過ぎていても、見た目に変化がないこともあります。見た目が変化変化していなければ食べても良いのでしょうか。賞味期限と消費期限によって違いがあるので確認しておきましょう。

賞味期限は切れてもすぐに食べられなくなるわけではない

賞味期限が切れた食品は、日付が過ぎてからすぐに食べられなくなるわけではありません。その理由は、賞味期限は可食期間に安全係数をかけた日数で算出されているからです。例えば、ある食品の可食期間が10日であった場合、安全係数の0.8をかけて賞味期限は8日間です。従ってこの場合、賞味期限が2日過ぎても食べられます。

賞味期限が切れた食品が食べられる限界は、目安として1.1~1.3倍の期限内です。何日まで可食できるか知りたい場合は賞味期限に1.3をかけるとわかります。賞味期限が10日までの場合では、13日までが可食できる目安となります。ただし、期限は過ぎているので美味しいわけではありません。

賞味期限切れで腐った時の見分け方

賞味期限切れの食品が腐っているかどうか見分ける方法は3つあります。

【腐敗した商品の見分け方】
・変色していないか
・ぬめりやカビが発生していないか
・異常な臭いはしないか


最も簡単に見分ける方法は、変色していないか確認することです。目で見てすぐにわかるので、一番初めに気がつくポイントになります。例えばヨーグルトは腐敗すると黄色く変色することがあります。

次に見分ける方法は、ぬめりやカビが発生しているかどうかです。ウインナーの場合は腐敗するとねばりが発生し、糸を引くことがあります。そして多くの食品に共通して確認できる方法が、異臭を放っているかどうかです。キムチや発酵食品であれば、腐敗が進むと元の匂いとは異なる異臭を放ちます。

消費期限切れを食べるのは危険が伴う

消費期限切れの食品の食品を食べるのは安全ではないので、賞味期限よりも厳しく考えるようにしましょう。特に惣菜や弁当の場合は、消費期限に時間まで書いてあるほど細かい指定があります。

中には加熱すれば消費期限が切れていても食べられるのではないかと考える方もいますが、加熱をしても死滅が難しい細菌も存在します。例えばセレウス菌やウエルシュ菌、ボツリヌス菌は熱抵抗性が強く、嘔吐や吐き気、下痢を引き起こす食中毒菌です。開封しているものは当然ですが、開封していないものでも腐敗が早いので、消費期限内に食べることが安全です。

賞味期限・消費期限の違いを知っておこう

今回は、消費期限と賞味期限の違いについて紹介しました。食品を美味しい状態で安全に食べるためには消費期限や賞味期限の違いを知り適正に守ることが大切で、特に消費期限は厳守してください。賞味期限の場合は期限後でも食べられる目安があるので、食品の状態をよく確認して食べるようにしましょう。

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