「賞味期限」と「消費期限」の違いは?定義・日数の決め方など違いを比較して紹介!
賞味期限と消費期限の違いを知っていますか?今回は、「賞味期限」と「消費期限」の〈意味・決め方〉など違いを比較して紹介します。期限切れでも食べられる限界の日数の違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。また、賞味期限切れで腐敗した時の見分け方にも触れています。
目次
賞味期限が切れた食品は、日付が過ぎてからすぐに食べられなくなるわけではありません。その理由は、賞味期限は可食期間に安全係数をかけた日数で算出されているからです。例えば、ある食品の可食期間が10日であった場合、安全係数の0.8をかけて賞味期限は8日間です。従ってこの場合、賞味期限が2日過ぎても食べられます。(※3)
賞味期限が切れた食品が食べられる限界は、目安として1.1~1.3倍の期限内です。何日まで可食できるか知りたい場合は賞味期限に1.3をかけるとわかります。賞味期限が10日までの場合では、13日までが可食できる目安となります。ただし、期限は過ぎているので美味しいわけではありません。
賞味期限切れで腐った時の見分け方
賞味期限切れの食品が腐っているかどうか見分ける方法は3つあります。
【腐敗した商品の見分け方】
・変色していないか
・ぬめりやカビが発生していないか
・異常な臭いはしないか
最も簡単に見分ける方法は、変色していないか確認することです。目で見てすぐにわかるので、一番初めに気がつくポイントになります。例えばヨーグルトは腐敗すると黄色く変色することがあります。
次に見分ける方法は、ぬめりやカビが発生しているかどうかです。ウインナーの場合は腐敗するとねばりが発生し、糸を引くことがあります。そして多くの食品に共通して確認できる方法が、異臭を放っているかどうかです。キムチや発酵食品であれば、腐敗が進むと元の匂いとは異なる異臭を放ちます。
(*賞味期限切れはいつまで食べられるのかについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
消費期限切れを食べるのは危険が伴う
消費期限切れの食品の食品を食べるのは安全ではないので、賞味期限よりも厳しく考えるようにしましょう。特に惣菜や弁当の場合は、消費期限に時間まで書いてあるほど細かい指定があります。
中には加熱すれば消費期限が切れていても食べられるのではないかと考える方もいますが、加熱をしても死滅が難しい細菌も存在します。例えばセレウス菌やウエルシュ菌、ボツリヌス菌は熱抵抗性が強く、嘔吐や吐き気、下痢を引き起こす食中毒菌です。開封しているものは当然ですが、開封していないものでも腐敗が早いので、消費期限内に食べることが安全です。
(*消費期限切れはいつまで食べられるのかについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
賞味期限・消費期限の違いを知っておこう
今回は、消費期限と賞味期限の違いについて紹介しました。食品を美味しい状態で安全に食べるためには消費期限や賞味期限の違いを知り適正に守ることが大切で、特に消費期限は厳守してください。賞味期限の場合は期限後でも食べられる目安があるので、食品の状態をよく確認して食べるようにしましょう。