柿が腐るとどうなる?黒い変色はアウト?味・匂いなど見分け方を紹介!
【西見柿農園監修】柿が腐るとどうなるのでしょうか?変色するのでしょうか?今回は、腐った柿の〈見た目・感触・味・臭い〉など特徴・見分け方や、食べたらどうなるのかを紹介します。柿の腐りにくくする保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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柿が腐ったかもしれない…
柿は安くて美味しい身近な秋の果物ですが、いつの間にか黒くなったりブヨブヨになったりして、腐ってしまったかもと食べるのを迷う人も多いでしょう。ここでは、柿の賞味期限や日持ちの目安などを紹介します。
まずは柿の賞味期限・日持ちの目安を知っておこう
柿 | 常温 | 冷蔵 | 冷凍 |
丸ごと | 4~5日 | 2~3週間 | 2週間〜1ヶ月 |
カット済み | 1日 | 2~3日 | 2週間〜1ヶ月 |
柿などの果物は、賞味期限を記載する義務がなく、自分で食べられるか見極めなければいけません。腐る前に食べるため、日持ちの目安を知っておきましょう。柿は冷たい場所に保存すると日持ちが長くなり、常温だと4〜5日ほどもちます。
カットすると、雑菌やカビ菌が可食部に付着する可能性が高いです。常温ではその日のうちに食べ、冷蔵保存した場合も早めに食べるようにしてください。冷凍保存の低温下では、菌の増殖が抑えられるため、冷蔵より長く日持ちさせられます。
柿は腐るとどうなる?見分け方は?
柿は腐ると見た目や味、匂いなどに、どのような変化が起こるのでしょうか。ここでは、腐った柿の見分け方についてふれていきます。
①見た目
柿は腐ると、見た目に以下のような変化が起こります。
・皮がところどころ黒く変色している
・萎びてハリがなく形が崩れている
・カビが生えている
新鮮な柿は適度な固さやツヤがありますが、古くなって傷みが進むと黒く変色しカビが生えるほか、形が保てなくなるほど柔らかくなります。そのような変化を見つけたら、腐っている可能性が高いです。
②感触
柿は腐ると、感触に以下のような変化が起こります。
・形が保てないほど柔らかい
形が保てず、手に持つ事も出来ないほど柔らかくなります。この段階では熟す過程を通りこし、雑菌やカビ菌に侵され腐った状態といえるでしょう。腐敗が進んでいた場合、軽く押すだけでも中身の水分が漏れでることもあります。
③味わい
柿は腐ると、味わいに以下のような変化が起こります。
・異様な酸味を感じる
・不自然な苦味がある
・舌がピリピリする
柿が雑菌やカビ菌に侵されると、酸味や苦味などの不自然な味がします。また、通常の柿にはないピリピリとした刺激を感じるかもしれません。少しでも不快感を感じた場合は、飲み込まずにうがいをし処分するようにしてください。
④臭い
柿は腐ると、臭いに以下のような変化が起こります。
・発酵したアルコール臭がする
・酸っぱい刺激臭がする
・不快な腐敗臭がする
傷んだ柿に付着したカビ菌や雑菌が、柿をエサにして増殖すると代謝産物が作り出されます。これが、不快なアルコール臭や酸っぱい刺激臭、腐敗臭の原因です。食べる前に臭いを嗅ぎ、これらの異変を感じたら処分しましょう。
西見隼耶
西見柿農園
柿は酸味の無いフルーツです。酸味がある場合は傷んでいる可能性がありますので、注意が必要です。