柿が腐るとどうなる?黒い変色はアウト?味・匂いなど見分け方を紹介!
【西見柿農園監修】柿が腐るとどうなるのでしょうか?変色するのでしょうか?今回は、腐った柿の〈見た目・感触・味・臭い〉など特徴・見分け方や、食べたらどうなるのかを紹介します。柿の腐りにくくする保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
柿の見た目や感触に変化はあるが、食べられる場合は以下のような特徴があります。
・ぶよぶよと柔らかいが皮にハリツヤがある
・実の色が濃いオレンジや朱色をしている
・ドロドロにならず形を保っている
完熟した柿は、ぶよぶよと柔らかい状態になりますが、皮にはハリツヤが残っています。柿の形を保ったまま、きれいな濃いオレンジ色や朱色に変化したら、完熟のサインです。
また一部の柿には黒い斑点がありますが、これはポリフェノールの一種で柿渋の成分である不溶性タンニンが中に残ったものです。不溶性タンニンには渋みもなく、腐っているわけではありませんので安心して食べられます。
(*柿の黒い斑点について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
西見隼耶
西見柿農園
柿は日が経つにつれ、柔らかくなります。かための柿がお好みの場合は購入後すぐに、柔らかい柿がお好みの場合は数日置いてお召し上がりください。
腐った柿を食べたらどうなる?対処法は?
気づかずに腐った柿を食べてしまった場合はどうなるのでしょうか。ここでは、腐った柿を食べてしまった場合の対処法について紹介します。
腐った柿で食中毒になる可能性は低いが体調の様子を見よう
酸っぱい味がするや変な匂いがするなど、腐った柿を食べた場合でも少量であれば食中毒になる可能性は低いです。しかし、食べてしまった後は、体調に変化がないか様子を見るようにしてください。
食中毒は体調に異変を起こす特定の菌に感染して起こる現象です。腐ったものを食べたからといって、必ず食中毒になるわけではありません。しかし食中毒菌に侵されているかどうかは見た目で判断ができないため、腹痛や吐き気など食中毒の症状があらわれた場合は、速やかに病院で診察を受けましょう。
柿の腐りにくくする保存方法・ポイントは?
柿を腐りにくくする保存方法には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、常温・冷蔵・冷凍の3つに分けてポイントを説明します。
①常温で保存する場合
常温では、柿を新聞紙やキッチンペーパーで個別に包み乾燥防いで冷暗所に保存すると腐りにくいです。ただし常温では、柿が自ら成熟を促すエチレンガスを活発に出すため、日持ちさせるにはあまり向いていません。
②冷蔵で保存する場合
冷蔵保存する場合は、ヘタの部分に濡らしたキッチンペーパーをあて、ラップに包んで野菜室に保存すると腐りにくいです。柿は、呼吸が活発になりヘタの部分が乾燥すると柔らかくなる性質を持っています。こまめに湿らせれば、固さを保ちながら長めに保存できます。
(*柿の保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
西見隼耶
西見柿農園
冷蔵して長く楽しみたい場合は個包装されてある冷蔵柿をオススメします。