青いトマトは毒抜きが必要?食中毒に?赤くする方法・ピクルスなど食べ方も紹介!
青いトマトの毒抜きは必要か知っていますか?青いまま食べると食中毒になるのでしょうか?今回は、青いトマトの毒性・食中毒の可能性や、赤くする方法を紹介します。青いトマトの毒抜きしない<ピクルス・炒め物>などのレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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青いトマトは毒抜きせず食べても大丈夫?
まだ赤くなっていない、未熟な青いトマトは食べても大丈夫なのでしょうか。未熟な青いトマトにはどのような毒性があるのか、毒抜きは必要なのかを詳しく解説するので参考にしてください。
青いトマトには毒性のある「トマチン」が含まれている
未熟な青いトマトには毒性のあるトマチンが含まれており、摂取した時の症状には以下のようなものがあります。
・吐き気
・腹痛
・嘔吐
・下痢
・頭痛
・めまい
未熟な青いトマトは天然色素で、ジャガイモの芽や緑色の部分であるソラニンと同じ毒性があります。毒抜きなどは必要ありませんが、食べると上記のような食中毒に似た症状が出ることがあります。スーパーでは未熟な青いトマトを売られていることはないので心配ありませんが、家庭菜園などで発育不足の未熟な青いトマトが生った時は気をつけましょう。
ただし青いトマトを毒抜きせず食べても殆ど害はない
ただし、トマトを毒抜きをせず青いまま食べてしまったからといって、必ず食中毒の症状が出る訳ではありません。未熟な青いトマトにはトマチンという毒性がありますが、身体に害が出るのは一気に150kgほどの青いトマトを食べた場合と言われています。そのため、サラダに乗っている程度の少量なら問題ありません。
しかし、トマチンは加熱しても毒性がなくならないため、追熟してから食べた方が安心です。
ただし青いトマトの食べ過ぎは体調不良の原因になる
青いトマトを使った料理の食べ過ぎは体調不良の原因になる可能性があるため、気をつけるようにしましょう。
未熟な青いトマトに含まれる毒性は、一個あたりではごく少量のため毒抜きの必要もなく、一度の食事で身体に影響が現れることは滅多にありません。しかし、体調やアレルギーなどには個人差があるため、わずかな量の青いトマトを食べただけでも食中毒のような症状を引き起こす人もいます。
青いトマトを赤くする方法は?
毒性のある未熟な青いトマトを赤いトマトにする方法はあるのでしょうか。青いトマトを赤くする方法を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
青いトマトを赤くする追熟方法
未熟で青いトマトは、20度前後の室温で2〜3日太陽に当たる場所に置いておくと追熟されて赤くなります。また、エチレンガスが出るリンゴやバナナと一緒にポリ袋に入れておくのもおすすめです。冷蔵庫に入れると追熟に時間がかかったりムラが出来たりするため、青いトマトは常温で置いておき、赤くなってから冷蔵庫に入れるようにしてください。
(*トマトの追熟方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
完熟・食べ頃のトマトの見分け方
青いトマトを追熟して、食べ頃の完熟トマトになった時の特徴には以下のようなものがあります。
・ヘタのところまで赤くなっている
・実が柔らかくなっている
・ヘタが落ちそうになっている
赤いトマトだけでなく黄色やオレンジのトマトの場合も、ヘタのところまで色付いているかどうかが食べ頃を見分ける時の一番分かりやすい特徴です。
家庭菜園の場合は、ヘタが触ると落ちそうになったり柔らかくなったりするまで待っていると、実が落ちてしまうことがあります。多少青いトマトだからと言って毒抜きの必要もないため、早めに収穫して室内で追熟するまで待ってから料理するのがおすすめです。
青いトマトの美味しい食べ方は?
青いトマトは、毒抜きをしなくても美味しく料理して食べることが出来ます。炒め物やピクルスなどの定番料理だけでなく、大量消費におすすめのレシピも紹介します。青いトマトをどうするか悩んだ時の参考にしてください。
①青いトマトのピクルス
青いトマトは未熟で少し固さがあるため、ピクルスにするとシャキシャキとした食感で美味しく食べることが出来ます。酸味があり爽やかな風味なので、カレーや揚げ物料理の付け合わせにおすすめです。
②青いトマトのソテー
固さのある未熟な青いトマトは、炒め物にしても形が崩れにくいので加熱する料理にもおすすめです。シンプルに塩コショウでトマトだけを炒めても美味しいですが、ベーコンや鶏肉を合わせると立派なメイン料理になります。
③青いトマトのジャム
酸味があってそのまま青いトマトを食べるのが難しい場合や大量消費したいときには、ジャムにするのがおすすめです。果実のジャムの時よりも少し多めの砂糖で作れば、トーストやヨーグルトなどに乗せて美味しく食べることが出来ます。
青いトマトの毒抜きせず食べても大丈夫
青いトマトは毒抜きなどをする必要はありませんが、トマチンという毒性があります。美味しく料理して食べる方法もあるので過度に心配しなくても大丈夫ですが、体調には個人差があるので食べる時には気をつけてください。