ハヤシライスとビーフシチューの違いは?ルーや具材?特徴別に紹介!

ハヤシライスとビーフシチューの違いを知っていますか?今回は、ハヤシライスとビーフシチューの違いを特徴別に比較します。ハヤシライスとビーフシチューのルーは代用できるかや、〈ハッシュドビーフ・ビーフストロガノフ〉の違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. ハヤシライスとビーフシチューの違いは?
  2. ハヤシライスとビーフシチューの違いを特徴別に比較!
  3. ①発祥・由来
  4. ②材料・作り方
  5. ③具材の大きさ
  6. ④用途・食べ方
  7. ハヤシライスとビーフシチューはルーを代用できる?
  8. ハヤシライスとビーフシチューのルーは代用できる
  9. ハヤシライス・ビーフシチューとハッシュドビーフ・ビーフストロガノフの違いは?
  10. ハヤシライス・ビーフシチューとハッシュドビーフの違い
  11. ハヤシライス・ビーフシチューとビーフストロガノフの違い
  12. ハヤシライスとビーフシチューの違いを知ろう

ハヤシライスとビーフシチューの違いは?

ハヤシライスとビーフシチューの違いには、何があるでしょうか。ここではハヤシライスとビーフシチューについて、発祥・由来や材料・作り方など特徴別に違いを紹介します。用途や食べ方の違いについても紹介するので、参考にしてみてください。

ハヤシライスとビーフシチューの違いを特徴別に比較!

ハヤシライスとビーフシチューの違いは、一体なんなのでしょうか。ここでは、特徴別に料理の発祥・由来から食べ方まで幅広く違いを紹介するので、参考にしてみてください。

①発祥・由来

【ハヤシライス】
・日本
・上野精養軒

【ビーフシチュー】
・フランス
・南海亭


ハヤシライスの発祥は日本で、発祥地には諸説がありますが、明治5年に創業された東京の上野精養軒がはじまりという説があります。林さんというシェフが従業員用のまかない飯として作ったことから、シェフの名にちなんでハヤシライスという料理名となり、お店で提供されるようになったようです。

ビーフシチューは、16世紀から17世紀のフランスが発祥の地と言われています。日本には明治の初めごろに伝わり、東京の「南海亭」という洋食屋のシチューが日本で最も古いと考えられています。1871年(明治4年)の南海亭のメニューには「シチう(牛・鶏うまに)」という記載があったとのことです。

②材料・作り方

【ハヤシライス】
1.牛肉と野菜を切る
2.バターを熱したフライパンで玉ねぎをしんなりと炒める
3.牛肉とマッシュルームを加えて炒める
4.赤ワインを加え1分煮立て、アルコールを飛ばす
5.水とデミグラスソースと調味料を加え、10分くらい弱火で煮込む
6.ご飯の上にかける

【ビーフシチュー】
1.牛肉と野菜類を切る
2.鍋にサラダ油を熱して牛肉を中火で炒める
3.玉ねぎ、人参を加えて炒める
4.赤ワインを加えて煮立たせる
5.水とケチャップを加え蓋をして、50分くらい弱めの中火で煮る
6.じゃがいもとデミグラスソースを加え、蓋なしで20分くらい混ぜながら煮る


ハヤシライスの材料は主に薄切りの牛肉と玉ねぎですが、マッシュルームを加えて作られることもよくあります。ハヤシライスはコクのあるデミグラスソースにさわやかな酸味のトマトソースや赤ワインを加えて、具材を軽く煮込むのが特徴です。

ビーフシチューはひと口大の牛肉と人参、じゃがいも、玉ねぎなどの香味野菜を入れる料理です。ハヤシライスと違い長時間煮込んで作るのが特徴で、長く煮込むことで牛肉も野菜も柔らかくなりソースも良く具材に染み込みます。またトマトや赤ワインを加えた濃厚なソースは、深い味わいがあるとともに牛肉のうま味を引き立てます。

③具材の大きさ

【ハヤシライス】
・薄切り
・細かめ

【ビーフシチュー】
・厚切り
・大きめ

ハヤシライスは牛肉とたまねぎやマッシュルームを薄切りにしたもので作り、ビーフシチューは厚切りにした具材を時間をかけて煮込みます。ビーフシチューの牛肉は角切りにして、玉ねぎ・人参・じゃがいもなどの野菜類はひと口大の大きさに切ります。

④用途・食べ方

【ハヤシライス】
・ご飯にかける

【ビーフシチュー】
・ごはんと食べる
・パンと食べる
・パスタにかける


ハヤシライスはご飯にかけるのが定番ですが、白いご飯のほかにもオムライスの上にかけたり、炒めたご飯にかけてドリアにしたりとアレンジすることも可能です。また余ったハヤシライスを煮込みハンバーグやミートスパゲティのソースなどに活用するのもおすすめです。

肉と野菜をバランス良く摂れるビーフシチューは、ご飯にもパンにも良く合います。ご飯は白ご飯以外にもバターライスや冷凍ピラフなど、味の付いたものにしても美味しいです。パンの場合もバゲットやバターロール、ガーリックパンなど様々なものと合わせやすく、パスタにかけるのもソースが良く絡まって美味しくおすすめです。

ハヤシライスとビーフシチューはルーを代用できる?

ハヤシライスとビーフシチューは、それぞれのルーを代用することは可能なのでしょうか。以下にハヤシライスとビーフシチューのルーの代用の可否について、詳しく紹介します。

ハヤシライスとビーフシチューのルーは代用できる

ハヤシライスとビーフシチューのルーは原材料が似ていることから、お互いに代用して使うことが可能です。ハヤシライスのルーに赤ワインやバター、中濃ソースなどを加えることで、コクが増してビーフシチューの風味に近づけられます。ただしハヤシライスのルーはトマトの酸味が強めなので、調味料のバランスに注意が必要です。

ビーフシチューのルーをハヤシライスに代用したい場合は、ケチャップやコンソメを加えるとハヤシライスに近い味わいにすることが出来ます。市販のルーのタイプには固形や顆粒、ペーストのものなどがありますが、いずれのタイプでも代用が可能です。

ハヤシライス・ビーフシチューとハッシュドビーフ・ビーフストロガノフの違いは?

ハヤシライス・ビーフシチューとハッシュドビーフ・ビーフストロガノフの違いには、どんな特徴があるでしょうか。ここからは、ハヤシライス・ビーフシチューとハッシュドビーフの違いについて紹介します。

ハヤシライス・ビーフシチューとハッシュドビーフの違い

薄っく細かくした具材を煮込むハヤシライスとハッシュドビーフに対して、ビーフシチューは大きめで厚く切った具材を使用します。ハヤシライスとハッシュドビーフは材料も作り方も同じで、ハッシュドビーフをご飯にかけた料理がハヤシライスです。

(*ハッシュドビーフとハヤシライスの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ハッシュドビーフとハヤシライスの違いは?由来・歴史やレシピも紹介!

ハヤシライス・ビーフシチューとビーフストロガノフの違い

ハヤシライス・ビーフシチューもビーフストロガノフもデミグラスソースをベースにして作りますが、ビーフストロガノフにはサワークリームを加える特徴があります。仕上がりの色もハヤシライス・ビーフシチューの茶色とは違い、やや白く濁りのある色合いです。

(*ビーフストロガノフとビーフシチュー・ハヤシライスの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ビーフストロガノフとビーフシチュー・ハヤシライスの違い|ルーは代用OK?

ハヤシライスとビーフシチューの違いを知ろう

ハヤシライスとビーフシチューは、良く似ていてどちらもデミグラスソースで煮込む料理ですが、具材の種類や大きさ、煮込み時間などに違いがあります。ルーは原材料が似ているので、調味料を加えるなどして互いの代用が可能です。紹介した食べ方なども参考に、ハヤシライスとビーフシチューのそれぞれの美味しさを楽しんでみましょう。

関連する記事