手作り味噌にカビが生える原因・対処法は?白・黒など種類別に食べれるのか安全性を解説!
味噌にカビが生えていたことはありますか?カビが生えても食べられるのでしょうか?今回は、〈白・青・黒〉など味噌のカビの種類を、それぞれの原因とともに紹介します。カビが生えた時の対処法やカビを生やさない対策や保存方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
味噌が黒くなった部分はカビではなく、酸化が原因であることがほとんどです。味噌は密閉しても多少は空気に触れるため、味噌の表面が酸素と結合して酸化し、黒く変色してしまいます。
手作り味噌にカビができても食べれるの?
大豆から作る手作り味噌にカビが生えた時、その味噌が食べられるのか、心配になる人も多いことでしょう。カビが生えた味噌は食べても問題ないのでしょうか?
正しく対処したら食べれる
味噌にカビが生えたからといって、失敗したということではありません。大豆、麹、塩のみで作られた味噌が、発酵の過程でカビが生えることは良くあることです。正しく対処することで食べられるので、味噌や保存容器にカビが生えているの発見しても、捨てる必要はありません。次で正しい対処方法を紹介しているので、参考にしてください。
手作り味噌にカビができた時の対処方法は?
手作り味噌にカビが生えた時にはどのように対処すれば良いのでしょうか?正しい対処の方法を順を追って、説明します。
対処方法
基本的に白いカビや黒いカビの場合、またアオカビが少量発生しただけの場合は発酵中にカビを取り除く必要はありません。風味が落ちるので、完成してから取り除くようにします。アオカビの場合は、様子を見て増えるようであれば、下記の手順で発酵中に取り除きます。
①スプーンでカビを丸ごと掬って、取り除く
②取り除いたところを平たくなるようにならす
③カビがあった部分に、塩をひとつまみ振りかける
④味噌全体をかき混ぜる
⑤新しいラップで表面を覆い、密閉する
カビはスプーンで取り除くのが1番簡単な方法です。カビは目で見える箇所以外にも根をはっている場合もありますので、カビの周り5mm~1cm程度、カビの下も2~3mm程度、取り除くようにしましょう。取り除いた後は表面を平らにして、消毒のために塩を振ってかき混ぜ、ラップなどで再び密閉します。消毒には塩の代わりに、アルコールを用いるのも効果的です。
手作り味噌にカビが生えることでのデメリットは?
手作り味噌にカビが生えてしまった場合、次のようなデメリットがあります。
・カビが生えた味噌はを取り除くことで、出来上がりの量が減る
・味噌の風味が落ちる
・カビ臭が気になることがある
・味噌が黒く変色してしまう
・味噌を保存する容器が汚れてしまう
味噌にカビが生える1番のデメリットは、せっかく手作りした味噌の完成する量が減ってしまうことです。また、カビが生えていると見た目や味が悪くなったり、カビ臭がすることで食欲が失せてしまう原因にもなります。さらに、味噌を保存する容器がカビで汚れてしまうことも、デメリットのひとつです。
手作り味噌のカビを生やさない対策・保存方法は?
味噌に発生するカビは、酸素を好む好気性で、高い塩分濃度でも活動できる耐塩性の菌類です。よって、手作り味噌にカビを生やさないためには、2つのカビの性質を踏まえて対策・保存方法を行う必要があります。
①表面をラップで覆う
味噌を発酵させる時に、表面をラップなどで密閉することで、空気に触れさせないようにします。カビは空気がなければ生存できないため、効果的かつ一般家庭でもすぐに実行てきる簡単な方法です。