みりんは何群?6つ・4つの食品群や3色食品群・5大栄養素別に分類!
みりんが何群に分類されるか知っていますか?今回は、みりんは何群に分類されるかを、〈6つの基礎食品群・4つの食品群・3色食品群・5大栄養素〉別に紹介します。〈塩・砂糖・味噌・ごま油〉などの食品が何群かも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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みりんは何群?食品群別に紹介!
アルコール分を約14%含むみりんは、もち米・米麹・焼酎を原料に作られる食品です。料理に使用すると肉や野菜の味に深みやコクが出て、照りやツヤを与えます。肉・魚・野菜を使った料理などに欠かせない調味料の一つであるみりんは、食品群で見ると何群にあたるのでしょうか。ここでは、食品群や栄養素別にみりんが何群に該当するのかを説明します。
みりんは5群【6つの食品群の場合】
肉・魚・野菜などの食品は、5大栄養素のどの成分を多く含むかで6つのグループに分けられています。これらのグループは6つの食品群と呼ばれていますが、みりんは何群に分類されるのでしょうか。ここでは、みりんが6つの食品群で何群になるのかを説明します。
みりんが6つの食品群だと5群の理由
みりんは6つの食品群の中で、5群に分類されます。5群に分類されるのは主に炭水化物を豊富に含む食品で、穀類・いも類・砂糖などが該当し、野菜などは含まれません。炭水化物が豊富な5群の食品は、からだを動かすエネルギー源になるのが特徴です。みりんは原材料にもち米や米麹が使用されているため、5群に分類されるようです。
みりん以外の6つの食品群の5群の食品
6つの食品群の中で、みりんと同様に5群に分類される食品は以下のようなものがあります。
・ごはん
・もち
・パン
・うどん
・スパゲティ
米・パン・麺類なども5群に該当し、体のエネルギー源の元となり、身体の各機能を調節する炭水化物を多く含む食品です。炭水化物は体内に吸収されてエネルギー源になる糖質と、消化や吸収がされない食物繊維の2つに分けられます。また茶碗一杯のごはんなどには炭水化物のほか、ビタミンB1・ビタミンB2・ナトリウムなどの栄養成分も含まれています。
みりんは4群【4つの食品群の場合】
食品が含まれる栄養素の特徴によって4つのグループに分けたものを、4つの食品群と呼びます。4つのグループの食品をバランスよく摂取することで、多くの栄養成分を取り入れることが可能です。ここでは、4つの食品群の中でみりんが何群に該当するのかを説明します。
みりんが4つの食品群だと4群の理由
みりんは4つの食品群だと、穀類・油脂・砂糖・アルコール・調味料などの4群に分類されます。4群に含まれるみりんはエネルギー源になる炭水化物を多く含むほか、ビタミンB1・ミネラル・食物繊維などの成分も摂取することが可能です。なお4つの食品群の1群には乳製品や卵、2群には魚や肉、3群には野菜や果物が該当します。
みりん以外の4つの食品群の4群の食品
4つの食品群で見た場合、みりんと同様に4群に分類されるのは以下のような食品です。
・うどん
・ごはん
・砂糖
・バター
・ビール
上記の麺類・調味料・アルコール飲料なども、みりんと同じ4群の分類です。主食となるうどんやごはんはカロリーを控えたい人は食べるのを抑えがちですが、極端に量を減らすことは脂肪の燃焼が悪くなり代謝が落ちる原因になります。反対に砂糖や油脂類は調味料や料理に使用されていることが多いので、摂り過ぎには注意しましょう。
みりんは分類されない【3色食品群の場合】
3色食品群とは食品が含む栄養成分や体への働きを元に、赤・黄・緑の3色にグループ分けをしたものです。色ごとの分類で分かりやすく、給食の献立や子供の食育に活用しやすい食品群です。ここでは、みりんが3色食品群のどこに分類されるのかを説明します。
みりんが3色食品群だと分類されない理由
みりんは、3色食品群のどのグループにも属していない食品です。みりんは調味料として使用されるので、1回の栄養成分が多くないことから3色食品群には分類されないようです。なお3色食品群の赤はたんぱく質やミネラルを含む肉や魚類、黄色は炭水化物や脂肪を含む穀類や脂、緑色はビタミンやミネラルを豊富に含む野菜などが該当します。
みりん以外の3色食品群に分類されない食品
3色食品群のグループに分類されない食品は、みりん以外に以下のようなものがあります。
・醤油
・ケチャップ
・コンソメ
・酢
・ソース
肉や野菜などの味付けに使用する調味料は、みりんと同じく1回の使用量が少なく、栄養成分を多く摂取出来ないため3色食品群に分類されません。ケチャップなどは6つの食品群や5大栄養素のグループにも分類されませんが、醤油は6つの食品群で1群に該当します。醤油が分類される1群はたんぱく質を多く含んでおり、骨や筋肉の形成に欠かせない栄養成分です。
みりんは炭水化物【5大栄養素の場合】
5大栄養素とは炭水化物・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラルを指し、生活習慣病の防止や健康の維持のために必要不可欠な栄養成分です。ここでは、5大栄養素の中でみりんがどこに分類されるのかを説明します。
みりんの5大栄養素の含有量
食品名 | みりん |
タンパク質 | 0.3g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 43.2g |
ビタミンB6 | 0.01mg |
ミネラル | 0g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
上記の5大栄養素含有量は、みりん100gあたりの数値を記載しています。みりんはその他にもアミノ酸・オリゴ糖・フェルラ酸と呼ばれる成分が含まれています。これらは、代謝の促進・疲労回復・腸内環境の改善・抗酸化作用などの働きがあり、健康への良い効果が期待できる成分です。
みりん以外の5大栄養素の炭水化物の食品
みりんと同様に5大栄養素の炭水化物に含まれる食品は、以下のようなものがあります。
・じゃがいも
・さつまいも
・砂糖
・ごはん
・食パン
5大栄養素の炭水化物には、米・パン・麺類・いも類・甘味類などが分類されます。上記の食品は主に糖質を多く含む炭水化物で、ダイエットをしていると避けがちですが、体のエネルギーを作り出すために必要不可欠な栄養成分です。炭水化物の不足はエネルギー不足・疲労・集中力の低下につながるので、適量を摂取することが大切です。
みりんとよく一緒に使われるその他の食品は何群?
みりん以外の食品を食品群で見た場合、何群に分類されるのでしょうか。ここでは、みりんと一緒に使われることの多い食品が何群に含まれるのかを説明するので、参考にしてください。
①ごま油
ごま油は、以下の食品群に分類されます。
・6つの食品群の場合:6群
・4つの食品群の場合:4群
・3色食品群の場合:黄色
・5大栄養素の場合:脂質
ごま油は脂質を多く含むので、6つの食品群では6群の食品です。6群の食品は、体のエネルギーを作るのに必要不可欠です。ごま油は脂質のほか、ゴマリグナンやオレイン酸といった栄養成分を含んでいます。これらは、アンチエイジングやコレステロール値の減少、便秘解消に効果を発揮します。
②味噌
汁物や野菜のディップなどに活用される味噌は、以下の食品群に属します。
・6つの食品群の場合:1群
・4つの食品群の場合:2群
・3色食品群の場合:赤色
・5大栄養素の場合:たんぱく質
大豆製品である味噌はたんぱく質を多く含むため、6つの食品群の1群、4つの食品群の2群に分類されます。味噌が豊富に含むたんぱく質は、骨や筋肉の形成・身体のエネルギー作りに大切な成分です。また味噌には、コレステロールの吸収を抑えるレシチンや美肌効果のあるビタミンEなど、様々な栄養成分を多く含んでいるのが特徴です。
③砂糖
食品群の中で、砂糖は以下に分類されます。
・6つの食品群の場合:5群
・4つの食品群の場合:4群
・3色食品群の場合:黄色
・5大栄養素の場合:炭水化物
砂糖はみりんと同様に、6つの食品群の5群、3色食品群の4群に分類されます。しかし砂糖は3色食品群に分類されないみりんとは異なり、黄色に属する食品です。砂糖をはじめ黄色に属する食品は炭水化物や脂肪を豊富に含み、体を動かしたり頭を働かせたりするなど力や体温になるエネルギーを作り出します。
④塩
料理の味を整える際などに活用する塩は、以下の食品群に分類されます。
・6つの食品群の場合:該当なし
・4つの食品群の場合:4群
・3色食品群の場合:該当なし
・5大栄養素の場合:ミネラル
調味料である塩は1回の使用量が少ないため、6つの食品群と3色食品群には分類されません。4つの食品群の中では、調味料にあたる4群に属しています。塩にはミネラルと呼ばれるカルシウム・マグネシウム・カリウムを含んでおり、これらは体内で合成することができないため、食事から摂取する必要があります。
みりんは何群か知ろう
みりんは6つの食品群の5群、4つの食品群の4群、5大栄養素の炭水化物に分類されます。みりんは炭水化物を含み体のエネルギー源になるため特定の食品群に該当しますが、1回の使用量が少なく栄養成分を多く摂取出来ないため3色食品群には分類されません。みりんが何群に該当するのかを把握して、毎日の献立やバランスの良い栄養摂取の参考にしてくださいね。