じゃがいもの白いカビは大丈夫?芽や黒ずみは危険?食べられるかの判断方法を解説!
【野菜ソムリエ監修】じゃがいもにカビが生えていたことはありますか?カビが生えても食べられるのでしょうか?今回は、じゃがいものカビの見分け方・原因やカビが生えた時の対処法を紹介します。カビ防止の正しい保存方法なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
⑤カビ臭い
じゃがいもがカビ臭いときは、明らかにカビが生えている場合を除けば土の臭いが原因のことが多いようです。厚めに皮を剥いて、10分程水にさらすと気にならなくなります。
調理後にカビ臭いと感じるのはアク(苦味、えぐみ)の場合もあり、じゃがいもを皮ごと調理した場合や、緑化しかかっている場合、小さすぎる芋によくあります。緑化したじゃがいもはソラニンが含まれ有毒のため捨てましょう。苦味、えぐみのあるじゃがいもは、厚めに皮を剥き水にさらすと通常は気にならなくなりますが、えぐみのひどいものは廃棄してください。
(*じゃがいもが腐った時の特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
じゃがいもがカビた時の対処法は?
じゃがいもにカビが生えてしまった場合はどのようにすればよいか、対処法を紹介します。
①水でしっかり洗う
白い綿のようなカビで、範囲が狭く固さがしっかりしていれば、水でしっかり洗いましょう。きれいに洗い流せるなら食べられる可能性があります。白カビが広範囲の場合や青カビ、柔らかい、腐っている、汁が出ている、異臭がある場合は廃棄してください。
②カビの部分を切り取る
水で洗ったら、カビのあった部分を中心に大きく切り落とします。切り口に異常が無ければ、厚めに皮を剥いて調理します。皮を厚むくむのは、皮表面に目に見えない菌糸が広がっている可能性があるためです。
じゃがいものカビ以外の注意点はある?
じゃがいものカビ以外の注意しなくてはならない、発芽や緑化について解説します。
①じゃがいもに芽がはえた場合
じゃがいもは収穫後約3ヶ月程は休眠期間ですが、その後は保存場所が高温だったり通気性が悪いと発芽します。じゃがいもの芽にはソラニンやチャコニン等のグリコアルカロイドが含まれ、食べると中毒を起こすことはよく知られています。じゃがいもの芽は大きくくり抜いて取り除いてください。
(*じゃがいもの芽の毒性や、芽が出たじゃがいもは食べられるかを詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②じゃがいもの皮が緑色に変色している場合
じゃがいもを日光や蛍光灯の光が当たる場所に保管していると、皮が緑色に変色します。緑化したじゃがいもには芽以上に多くソラニンやチャコニンが含まれるため、食べると食中毒をおこす可能性があります。厚めに皮をむいて、中身に緑色部分がなくなるまで切り落とし、水にさらすと食べられます。
(*緑化したじゃがいもの毒性や安全な食べ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでください。)