生姜にカビが生えても食べられる?原因・対処法は?防止策や保存方法も解説!

【野菜ソムリエ監修】生姜にカビが生えていたことはありますか?カビが生えても食べられるのでしょうか?今回は、〈白カビ・黒カビ・ピンク色のカビ〉など生姜のカビの種類や見分け方を画像と共に紹介します。カビが生えた時の対処法やカビを食べたらどうなるか、正しい保存方法なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |野菜ソムリエ 池田奈央
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日本野菜ソムリエ協会認定野菜ソムリエPro 香川県食農アドバイザー 野菜ソムリエ料理教室・健康講座で野菜や果物の食べ方の提案。企業向けに「...
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日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエPro 香川県食農アドバイザー 野菜ソムリエ料理教室・健康講座で野菜や果物の食べ方の提案。企業向けに「食から考える心と身体の健康経営」の人材育成セミナーにも力を入れている。

目次

  1. 生姜にカビが生える原因は?
  2. ①温度・湿度が高いところで保存している
  3. ②水分がついている
  4. 生姜のカビの種類や見分け方は?
  5. ①白カビ
  6. ②黒カビ
  7. ③ピンク・赤色のカビ
  8. 生姜がカビた時の対処方法は?取り除けば食べられる?
  9. ①白カビの場合は取り除けば食べられる
  10. ②黒カビや赤・ピンク色のカビは食べずに捨てた方が良い
  11. 生姜のカビている部分を食べてしまっても大丈夫?
  12. 少量なら問題はない
  13. 生姜のカビを防止する対策や保存法のポイントは?
  14. ①常温保存する場合
  15. ②冷蔵保存する場合
  16. ③冷凍保存する場合
  17. ④乾燥保存する場合
  18. ⑤購入時の生姜の選び方
  19. 生姜がカビないようにしよう

生姜を使う頻度が少ない家庭では、冷蔵庫で長期間保存していた生姜がカビてしまうことも少なくありません。冷蔵庫から取り出した生姜にカビが生えていた時は、どのように対処すれば良いのでしょうか。ここでは、カビの種類ごとに対処法を紹介します。

①白カビの場合は取り除けば食べられる

生姜についた白カビは他のカビに比べて毒性は低いため、取り除けば食べられます。ただし、生姜自体が柔らかくなっていたり悪臭がしたりする場合や、カビが全体に広がっている場合は捨てるようにしましょう。

なお、白カビの場合は食べてもあまり問題ないとはいえ、カビが付いた食べ物は決して身体に良いわけではありません。なるべくカビが生える前に食べ切ることが大切です。

②黒カビや赤・ピンク色のカビは食べずに捨てた方が良い

黒カビやピンクのカビなど、白カビ以外のカビが生えた場合は、生姜の状態がそれほど悪くなくても捨てるようにしましょう。

カビは、人の目には見えない部分にまで糸状の菌糸を張り巡らせて増殖しています。そのため、一見カビが生えていないように見えても生姜全体に菌糸が広がっていることもあるので注意が必要です。特に毒性の強い黒やピンクのカビは、食べると腹痛や下痢を起こしたり、ガンを誘発したりするので注意しましょう。

生姜のカビている部分を食べてしまっても大丈夫?

生姜に生えた白カビは、見た目だけではわかりにくい場合もあり、うっかり食べてしまうこともあるかもしれません。生姜のカビている部分を間違えて食べてしまっても大丈夫なのでしょうか。万が一に備えて、カビを食べてしまった場合の対処法も知っておきましょう。

少量なら問題はない

生姜についたカビは、少量であれば胃の中で消化されるため、食べても問題ありません。それでも気になる場合は、抗菌作用のある以下の食べ物を摂るようにしましょう。

・梅干し
・ねぎ
・玉ねぎ
・にんにく
・レモン
・酢


カビを取り除く時は、カビの生えた部分以外もできるだけ大きめに削ると、カビを食べてしまうリスクを減らすことができます。ただし、大きく削っても菌糸などが残っていると、腹痛や下痢などの症状を起こしてしまう場合もあります。カビた生姜を食べた後にひどい腹痛や下痢を起こした場合は、悪化する前に病院にいきましょう。

生姜のカビを防止する対策や保存法のポイントは?

生姜を沢山もらった場合などは、できる限りカビや菌が繁殖しないように保存したいものです。ここでは、生姜のカビを防止する対策や保存法のポイントを紹介します。

①常温保存する場合

生姜の保存に適した温度は15度前後なので、夏場に生姜を常温保存するのはおすすめしませんが、他の季節なら以下の手順で常温保存できます。

1.ラップか新聞紙に包む
2.涼しい場所で保管する


常温保存する場合は、カビの繁殖を防ぐためにも湿度や温度が低い暗い場所で保存しましょう。常温保存は切り口が乾いてしまうので、使うたびに乾燥した部分は切り取って使用してください。この方法ではおおよそ10日から2週間日持ちします。

②冷蔵保存する場合

冷蔵保存する場合は、丸ごと保存するだけでなくすりおろして保存することもできます。冷蔵保存は以下の手順で行いましょう。

【丸ごと保存する場合】
1.タッパーや瓶に生姜を入れる
2.ひたひたになるまで水を入れる


【すりおろして保存する場合】
1.タッパーや密封袋にすり下ろした生姜を入れる
2.酢を少量入れて混ぜる


上記の手順で丸ごと保存する場合は、水と生姜を入れた瓶やタッパーの蓋はしっかり閉め、水は3日に一度程度の頻度で交換します。こうすることでカビの繁殖も防ぐことができる上に表面も乾かず、1ヶ月程度は日持ちします。また、水の代わりに焼酎を使用するとさらに日持ちするので、焼酎が手元にある場合は活用してみてください。

生姜はすりおろした状態で保存するのもおすすめです。すりおろした生姜を保存する際は酢を入れておくことで変色を防ぐことができます。なお、すりおろした場合でも1ヶ月程度保存可能です。

③冷凍保存する場合

冷凍保存する場合は、以下の手順ですりおろしてから冷凍しましょう。

1.生姜をすり下ろし、密閉袋に入れる
2.薄く伸ばして冷凍する


薄く伸ばして冷凍保存しておくと、使いたい量だけを取り出して使うことができるので非常に便利です。密閉袋に入れて保存する以外にも、製氷器にすり下ろした生姜を入れて冷凍するのも使い勝手がよくおすすめです。なお、冷凍保存した場合も1ヶ月程度日持ちします。

④乾燥保存する場合

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