漬物の種類はどんなのがある?野菜・漬け方・地域・色別に分類して紹介!
漬物にどんな種類があるか知っていますか?今回は、〈漬け方・地域・色〉別に漬物の種類を比較して紹介します。〈大根・なす・かぼちゃ〉など野菜別の漬け方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。日本食にぴったりの漬物を知り、毎日の食事を楽しみましょう。
目次
粕漬けは、お酒を絞った後に作られる酒粕、もしくはみりん粕に食材を漬ける手法です。酒粕には独特の甘みがあるので淡泊な味わいに仕上がりますし、みりん粕の場合は甘みが濃厚になるのが特徴です。甘みが足りない場合は、砂糖を加える事もあります。
⑦麹漬け
白米麹の床に砂糖や塩を混ぜ込んだ後に漬ける方法で、べったら漬けとも呼ばれます。ゆず皮や刻み昆布、唐辛子など好きな食材を混ぜると、オリジナルの麹漬けが作る事が出来ます。麹漬けは甘みが強く塩気もあまり強くないので、長期間の保存にはあまり向いていません。
⑧辛子漬け
辛子漬けは、塩漬けにした野菜を辛子・麹・酒などを混ぜた中に漬け込んだものです。きゅうり、カブ、大根などでも漬けられますが、最も人気なのはナスの辛子漬けであり、特に秋ナスを漬けた物が絶品です。
⑨ぬか漬け
むか漬けは、米ぬかに水・塩を混ぜ乳酸菌発酵させたぬか床に、野菜を漬けて作られた漬物です。発酵が進行することで独特の味わいが生まれるのが特徴で、どぶ漬けやどぼ漬けと呼ばれる事もあります。
⑩キムチ
キムチは朝鮮半島の寒い時期を越すために生まれた保存食であり、植物乳酸菌の力で発酵することで完成します。野菜を塩漬けした後、香辛料としてニンニク・サンショウ・魚介類を使用しており、独特なにおいと濃厚な味わいを愉しめます。
漬物の種類を地域別に分類
漬物は地域によって昔ながらの漬け方があり、その種類は多岐にわたります。日本全国の地域別で、漬物にどのような特徴があるのかを見ていきましょう。
①北海道の漬物
北海道では魚介類が豊富に取れる事もあり、漬物に昆布やスルメ、数の子を用いて醤油で漬け込んだ松前漬けが人気です。夕張メロンを贅沢に使用した漬物や、芋のように見えオリゴ糖が豊富に含まれるヤーコンを漬けたヤーコン漬けなど、北海道の特産品をふんだんに使った漬物もあります。
②東北地方の漬物
寒さの厳しい東北地方では、保存食として各エリアで独特の漬物が作られてきました。秋田県では干した大根をいぶして作るいぶりがっこが有名ですし、岩手県で作られるウリを使用した漬かれば漬かるほど味わいが増すと言われる金婚漬け等があります。
また、山形県では青菜を細かく刻んで他の野菜と混ぜて塩漬けした後、少量の醤油を加えた食べるおみ漬けが古くから作られていますし、少し変わった漬物としては、名産である食用菊の色を損なわないように漬けた晩菊漬けもあります。
(*いぶりがっこについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)