焼き芋に最適なさつまいもの種類・品種とは?糖度・食感など比較して紹介!
【野菜ソムリエ監修】焼き芋向きのさつまいもの種類はどれでしょうか?今回は、焼き芋向きのさつまいもの種類を〈糖度・甘さ〉や〈ねっとり・ホクホク〉など食感で比較して紹介します。甘くて美味しい焼き芋を作れるように、焼き方や選び方のポイントも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
さつまいもの種類だけでなく、作り方も焼き芋の出来を左右するポイントになります。使う調理器具によって、完成する焼き芋の出来も変わってくるので、好みの方法を見つけて美味しい焼き芋を満喫しましょう。
①炊飯器で作る場合
炊飯器で作る場合の手順は下記の通りです。
1.さつまいもを皮ごとの状態でしっかり洗う
2.炊飯器に入れ、3合目くらいまで水を入れ、炊飯ボタンを押す
3.途中で蓋を開けてみて、竹串が刺さる位になったらざるに上げ、表面が乾くまで乾燥させる
洗って炊飯ボタンを押すだけなので、手軽で簡単に食べられる作り方であり、忙しいけれども焼き芋を作りたい場合にぴったりです。好みの固さになるまで、竹串を刺しながら様子を見ましょう。
②トースターで作る場合
小ぶりなさつまいもを手に入れた場合は、トースターで焼き芋を作る方法がおすすめです。
1.さつまいもをよく洗った後、へたを切り落とす
2.ぬらした新聞紙でくるんだ後、さらにアルミホイルで包む
3.20分焼いた後、ひっくり返して更に20分焼く
ぬらした新聞紙で包んでじっくりと焼き上げることによって、しっとりとした食感とさつまいも本来の甘みが引き立つ焼き芋が完成します。こんがりと焼き上げるため、石焼き芋にも近い甘みが引き出せるのも特徴です。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
トースターに限らず、高温で一気に焼く場合は、このようにぬらした新聞紙でくるんだ後にアルミホイルで包むことによって、高温で加熱してもパサつきにくくなります。
③電子レンジで作る場合
手軽に簡単に焼き芋を作りたい方にぴったりなのが、電子レンジで作る方法です。
1.さつまいもを水洗いし、濡らしたキッチンペーパーか新聞紙、更にラップで包む
2.竹串で穴をいくつか開けた後、電子レンジに入れ、500Wで10分間加熱する
3.ラップに包んだ状態で5分放置し、竹串がすっと刺さるようになったら完成
電子レンジで作る場合は、発火を防ぐためにアルミホイルは使用しないようにしましょう。ラップの上から竹串で数カ所穴をあけることで、膨張して破裂する危険が無くなります。炊飯器と同様、スイッチを押すだけで美味しい焼き芋が完成するので、手軽に焼き芋を楽しみたい方は電子レンジを使用する事をおすすめします。
焼き芋に使うさつまいもの選び方
美味しい焼き芋を味わうためには、甘くて美味しいさつまいもを選ぶ事が必要です。見た目や大きさ、購入時期など選び方にはいくつかのコツがあるので、良いさつまいもを選び、美味しく焼き芋を味わいましょう。
①旬の時期に購入する
さつまいもの収穫の時期は8~11月ごろですが、2~3ヶ月置くと余計な水分が出て行き甘みが増すため、旬は10~11月頃です。旬の時期のさつまいもは格別に甘いので、この時期を狙って購入すると良いでしょう。
(*さつまいもの旬について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
②両端から蜜が出ている
芋を切って両側から蜜が出ているのは、隅々まで甘いさつまいもである証拠です。糖度が高い場合、切り口からあめ色の蜜がたれていることもあります。甘くておいしい焼き芋が食べたい場合は、蜜が出ているかどうかを是非チェックしておきましょう。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
黒っぽいベタベタした液体が出ているさつまいもを見かけたことはありますか。これはヤラピンという成分が固まったもので、新鮮で甘いさつまいもである証拠です。