しいたけの旬の時期・季節はいつ?選び方や食べ方のおすすめも紹介!

【野菜ソムリエ監修】しいたけの旬の時期を知っていますか?今回は、しいたけの旬の時期や<原木・菌床>の種類別の栽培方法や特徴のほか、主な産地・生産量を紹介します。しいたけの美味しい食べ方や、しいたけの栄養価や選び方のポイントも紹介するので参考にしてください。

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専門家監修 |野菜ソムリエ 春日爽花
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野菜ソムリエプロ。大学在学時に合格率30%の野菜ソムリエプロの資格を一発で取得。現在は多くの人に野菜の魅力を伝えるためにSNSを用いてイラストでの情報発信を行なっている。
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目次

  1. しいたけが旬の時期はいつ?
  2. しいたけの旬の時期・季節は春と秋
  3. しいたけの主産地・生産量
  4. しいたけの種類は2つ?どっちが美味しい?
  5. ①原木しいたけ
  6. ②菌床しいたけ
  7. しいたけの栄養価と選び方のポイント
  8. しいたけの選び方のポイント
  9. しいたけの栄養価
  10. しいたけの旬の食べ方・レシピのおすすめ
  11. ①しいたけのバター醤油焼き
  12. ②しいたけの軸の甘辛炒め
  13. ③しいたけとひじきの炊き込みご飯
  14. しいたけを旬の時期に美味しく食べよう

しいたけが旬の時期はいつ?

しいたけは、シイやナラ、クヌギなどの木に生えています。スーパーなどではしいたけは一年中出回っていますが、旬の季節はいつなのでしょうか。しいたけの旬の時期や産地について解説します。

しいたけの旬の時期・季節は春と秋

秋の味覚として知られているしいたけですが、しいたけの旬の時期は3月から5月の春と、9月から11月の秋の2回です。春の旬に収穫されたしいたけは「春子」と呼ばれ、冬の厳しい寒さに耐えて肉厚になり、旨みが増すと言われています。一方、秋の旬に獲れたしいたけは「秋子」と言い、身にハリがあり豊かな香りが特徴です。

しいたけの主産地・生産量

国内のしいたけの主な産地と生産量は、以下の通りです。

1位 徳島県 8150t
2位 北海道 7640t
3位 岩手県 4452t
4位 秋田県 4109t
5位 群馬県 4025t

※農林水産省「特用林産物生産統計調査」を参照しています

上記は、2017年のしいたけの生産量を都道府県別に記したものです。国内におけるしいたけの生産量は69639tですから、徳島県と北海道の生産量は国内生産量の約10%のシェア率を占めていることになります。

しいたけの種類は2つ?どっちが美味しい?

しいたけは、栽培の仕方によって原木しいたけと菌床しいたけの2つに分けられます。それぞれのしいたけの特徴や味の違いについて解説します。

①原木しいたけ

原木しいたけは、自然の森の原木で栽培されたしいたけのことを指します。原木しいたけの栽培方法は、クヌギやコナラなどの木にタネコマと呼ばれるしいたけ菌を植えつけ、1年半ほど培養させた後に、原木にしいたけを発生させます。農薬や化学肥料を使わずに森で自然栽培されるため、原木しいたけは安全性の高い食材だと言えるでしょう。

原木しいたけは旬の時期である春と秋にのみ発生するため、年中使えるように乾しいたけとして乾燥させて保存します。原木しいたけは色味が良く肉厚で、旨みや香りが良いのが特徴です。また、菌床しいたけよりも栄養価が高く、旨み成分のグアニル酸やビタミンDが豊富に含まれています。

②菌床しいたけ

菌床しいたけは人工的に栽培されたものを指し、一年中生の状態で流通しています。菌床しいたけの栽培方法は、おがくずで作った菌床にタネコマを打ち込み、湿度が高く暗い環境で発生を促進させて栽培します。原木しいたけは発生するまで2年かかるのに対して、菌床しいたけは3か月から半年ほどの短いサイクルで収穫できる点が、菌床しいたけのメリットです。

菌床しいたけは、原木しいたけに比べて香りが控えめで、肉厚で食べ応えがあるのが特徴です。生の状態で販売されているので、乾燥しいたけのように水戻しが要らず調理しやすいのも利点だと言えます。

しいたけの栄養価と選び方のポイント

しいたけには、どのような栄養成分が含まれているのでしょうか。以下の項目では、しいたけの栄養素と美味しいしいたけの選び方について説明します。

しいたけの選び方のポイント

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