セロリの旬の時期・季節はいつ?種類や産地で違う?選び方や食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】セロリの旬や収穫時期を知っていますか?何月ごろなのでしょうか。今回は、セロリの旬の時期・季節や、主産地・生産量などを紹介します。セロリの栄養価や選び方のほか、レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
セロリの旬・収穫時期はいつ?
セロリは季節を問わずサラダやスープに使われる食材として活躍する野菜の1つです。セロリをより美味しく頂くために旬や収穫時期はいつなのか、生産量なども知っていただきたいので紹介します。
セロリの旬・収穫時期は産地によって違う
セロリは産地によって旬・収穫時期が違います。
【産地・旬】
・長野産・5~11月
・静岡産・12~3月
・福岡産・11~5月
春から秋に旬で新鮮なセロリが市場に並ぶのは長野産、冬から春に出回るのは静岡産と福岡産だと分かりました。福岡産の多くはハウス栽培で西日本中心に出荷されます。この産地別の旬・収穫時期を覚えて新鮮で美味しいセロリを選びましょう。
セロリの主産地・生産量
こちらは平成30年(2018年)の日本のセロリの主産地と生産量のトップ5です。
【主産地・生産量】
1位 長野県・13,600t
2位 静岡県・ 6,210t
3位 福岡県・ 3,210t
4位 愛知県・ 2,620t
5位 千葉県・ 838t
日本全体の生産量は31,100tですが1位の長野県の生産量は全体の43.7%、2位の静岡県の生産量は20.0%、3位の福岡県は10.3%を占めます。つまり日本全国の約70%のセロリが上位3県で生産されているのです。
セロリの栽培に適しているのは高原地域の涼しい気候ですので長野県が長年にわたりトップの生産量を維持しています。静岡県での生産は主にハウス栽培です。
セロリの種類・品種別の旬の違いは?
季節を問わず売られているセロリですが種類や品種には何があるのでしょうか?産地別の旬と種類別の旬を知っていれば新鮮なセロリをより美味しく食べることができます。セロリの種類・品種別の旬を学びましょう。
①コーネルセロリ
コーネルセロリの旬を紹介します。
・長野産が5月~10月
・静岡産が11月~5月
一般的に市場で並ぶセロリをコーネルセロリと言い、全国的に収穫されます。主な可食部となる軸の部分が、他の品種より長く量的に多いのが特徴です。厚みのある葉の色は薄い黄緑色をしていて、炒め物やスープに入れると独特の風味が出ます。
②ホワイトセロリ
ホワイトセロリについて紹介します。
・生産が一年中安定しているので特にありません。
ホワイトセロリは水耕栽培です。栽培方法は温度や湿度調整可能な施設内で種子を条蒔きし豊富な太陽光と肥料を溶かした培養液で育てます。10日以内に発芽後20~25cm程育てば直ぐに収穫できるので大量生産に向いた品種です。ホワイトセロリは茎が真っ白で細く香りは穏やかでミニホワイトセロリもあります。
池田奈央
野菜ソムリエ
セロリは、食感を楽しむ野菜です。 炒めたり火を通す場合は、斜め切りがお勧めです。程よ繊維を断ち切りシャキッとした食感を楽しむ事が出来ますよ。
③ミニセロリ
ミニセロリの旬はどうでしょうか。
・冷涼地:7月~11月
・平野地:6月~12月
・温暖地:5月~12月
ミニセロリの栽培方法はまず冷涼地で4月中旬~8月中旬、平野部で3月中旬~9月中旬、温暖地で2月下旬~10月上旬に種まきが行われます。2週間ほどで発芽し20~25㎝程育てば収穫できます。ミニセロリは小さくて茎が根元まで緑色で香りが強いのが特徴です。