さくらんぼの旬の時期・季節はいつ?産地・品種で違う?選び方や栄養価なども紹介!
【野菜ソムリエ監修】さくらんぼの旬の時期を知っていますか?さくらんぼは、人気の果物のひとつです。今回は、さくらんぼの旬・収穫時期や、主産地・生産量などを紹介します。さくらんぼの栄養価や選び方のほか、レシピ・食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
④ジュノハート(青森)
・旬:収穫時期:7月上旬~中旬
・味の特徴:甘みが強く酸味は少ない果汁と、大玉のしっかりした果実
ジュノハートは青森県が独自に開発した新品種であり、紅秀峰とサミットと呼ばれる品種を掛け合わせて作られたさくらんぼです。山火事から焼け残った木から生まれた奇跡から「幸運のさくらんぼ」とも呼ばれています。
⑤十文字さくらんぼ(秋田)
・旬・収穫時期:6月中旬~7月中旬
・味の特徴:食味バランスが良く、糖度が高い
十文字さくらんぼは、秋田県横手市の十文字地区で作られていることから、この名称がつきました。「十文字さくらんぼまつり」はさくらんぼの収穫時期に行われるお祭りで、直売所が多く並びイベントなどが行われています。
さくらんぼの選び方や栄養価は?
さくらんぼを店頭で選ぶ際、どのような点に気をつければいいのでしょうか。ここからは、新鮮で美味しいさくらんぼの選び方と、栄養価について紹介していきます。
新鮮なさくらんぼの選び方のポイント
美味しいさくらんぼの選び方のポイントは、以下の通りです。
・実の粒が大きいこと
・実が硬く、張りがあること
・軸が枯れていなくて緑色のもの
・軸が太くしっかりしているもの
・傷がなく、光沢があるもの
さくらんぼは、粒が大きく鮮やかでつやがあるほど美味しいと言われています。さくらんぼは追熟しないので、黄色がかっているものや部分的に茶色く変色したものは避けて、色が赤く濃いものを選ぶとよいでしょう。また、鮮度が落ちてくると軸(枝)が枯れて茶色くなってくるので、軸が緑色のものを選ぶのがおすすめです。
さくらんぼの栄養価・効能
次に、さくらんぼの栄養価・効能について紹介していきます。さくらんぼには、以下の栄養素が含まれています。
・ブドウ糖
・カリウム
・葉酸
・鉄
・カロテン
さくらんぼの栄養主成分は、糖質(ブドウ糖)ですが、そのほかにも多種類のミネラル・ビタミンが含まれています。さくらんぼに含まれるビタミンの量は多いわけではありませんが、バランス良く配合されているのが特徴です。
さくらんぼに含まれるミネラルの一つであるカリウムには、体内のナトリウムを排出する作用があり、高血圧の予防や浮腫解消に効果的だと言われています。さくらんぼに含まれるミネラルとしては血液を作る栄養素である鉄分も多く含まれており、疲労回復や貧血予防にも効果が期待できます。
ほか、さくらんぼには血液や肌をきれいにする作用を持つカロテンも豊富です。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
果皮や果肉の赤色は、抗酸化作用があるポリフェノールの一種「アントシアニン」によるもの。活性酸素の生成を抑える働きがあると言われています。
さくらんぼの旬の食べ方・レシピのおすすめ
さくらんぼはそのまま食べてももちろん美味しいですが、ここでは旬の季節にとれたさくらんぼを贅沢に使ったおすすめレシピを紹介します。
①さくらんぼのシロップ漬け
さくらんぼはシロップ漬けにすることで長持ちします。ヨーグルトと一緒に食べたり、手作りのお菓子や紅茶に入れたりしても美味しいレシピです。