ホタテの旬の時期・季節はいつ?選び方・さばき方のポイントやレシピのおすすめなど紹介!
ホタテの旬の時期を知っていますか?旬の時期によって美味しい部位が違ってきます。今回は、ホタテの旬の時期・季節や、主な産地・生産量などを紹介します。ホタテの選び方や栄養価のほか、さばき方やレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ホタテの旬の時期・季節はいつ?
ホタテはスーパーなどで一年中購入することができますが、天然物は旬が2回ありそれぞれ特徴が違ってきます。美味しくホタテを食べることができる時期はいつなのか、詳しく見ていきましょう。
ホタテの旬の時期・季節は夏と冬
天然ホタテは養殖と違い、旬が夏と冬に2回あります。各旬ごとの違いについて調べたので、解説します。
夏の特徴
・時期:5〜8月
・貝柱が大きい
・甘みがある
冬の特徴
・時期:12〜3月
・卵が大きい
・よい出汁がでる
天然ホタテは産卵のため冬にプランクトンをたくさん食べて栄養をつけ、春の産卵を終えると栄養満点な貝柱が育ちはじめます。特に7月が旬のピークで、この時期はとても大きく肉厚で甘みのある貝柱を楽しむことができます。
冬が旬の天然ホタテは、春の産卵前の12月末から卵が成長しはじめ、2~3月がもっとも大きく育ちます。大きく育ったホタテの卵は焼いて食べても美味しいですが、卵からよい出汁が出るのでお吸い物にもおすすめです。
ベビーホタテ・養殖のホタテは一年中食べられる
ホタテは養殖が盛んなので、一年中食べることができます。よく見かけるベビーホタテはホタテを養殖中に大きくする過程で間引かれたもので、稚貝から1年半後の夏頃に間引かれて冬~春の時期に出荷されます。養殖ホタテの技術の発展により、天然ホタテと変わらぬ味を楽しめる様になりました。
(*ベビーホタテについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ホタテとはどんな貝?主産地は?
ホタテはどの地域でも購入することができますが、育つための条件が限られているため主産地はさほど多くありません。どのような環境で育つのかを、ホタテの生態なども含めて紹介します。
ホタテの生態・特徴
ホタテは、北海道や三陸地方など水温が20℃以下の寒い地域に生息し、プランクトンを食べて成長します。日本のホタテは雄雌異体なので、成長過程が他の国のホタテと異なります。
多くのホタテは雄雌同体ですが、日本のホタテは雄として生まれ1~2年後に半数近くが雌に性転換します。雄雌の見分け方はホタテの卵などの生殖巣で確認ができ、白が雄、赤が雌になりますが、味や風味にさほど違いはありません。
ホタテの主産地・漁獲量
ホタテの主産地は海水温度が低い寒冷地ですが、どの都道府県が盛んなのか漁獲量のTOP5を紹介します。
1.北海道
2.青森
3.岩手
4.宮城
5.秋田
天然のホタテは大半が北海道から水揚げされており、特に猿払産や野付産のホタテは、肉厚で濃厚な味わいが人気です。また、北海道のサロマ湖は、ホタテの養殖発祥の地でもあります。北海道の次に天然ホタテの漁獲量が多いのが青森など三陸地方ですが、養殖になると少し変わり青森が漁獲量1位になり、その次が北海道となります。
ホタテの選び方や栄養価は?
ホタテは美味しいだけでなく栄養価も高いですが、食中毒を予防するためにも鮮度の見極めが必要です。新鮮なホタテを選ぶためのポイントを、栄養価も含めて解説します。