穴子の旬の時期・季節は?栄養価は高い?選び方やさばき方・レシピも紹介!
穴子の旬の時期を知っていますか?穴子を美味しく食べられる旬の季節はいつでしょうか。今回は、穴子の産地別の旬の時期・季節や、主な産地・漁獲量などを紹介します。穴子の選び方や栄養価のほか、さばき方やレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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穴子の旬の時期はいつ?シーズンは2回ある?
穴子は、穴子寿司や穴子丼などの料理で親しまれている食材ですが、最も美味しく食べられる旬の時期はいつ頃なのでしょうか。ここでは、穴子の旬の時期や主な産地について紹介します。
穴子の旬の時期・季節は夏と冬
穴子の旬は夏と冬の2回あり、季節ごとに違う味わいが楽しめると言われています。夏と冬それぞれの詳しい旬の時期は以下の通りです。
夏 | 6~8月 |
---|---|
冬 | 10~12月 |
夏に獲れる穴子は脂が少なく、さっぱりした淡泊な味わいが特徴で、蒲焼きなどの濃い味付けや天ぷらにすると相性が良いでしょう。一方、冬に獲れる穴子は脂がよく乗っていて、鰻に似た濃厚な味わいを楽しむことができます。この冬の穴子は、刺身や寿司などの素材を生かす料理に向いていると言われています。
穴子の主産地・漁獲量
続いて、穴子の主な産地を漁獲量の多い順に紹介します。
1位 | 長崎県 |
---|---|
2位 | 島根県 |
3位 | 宮城県 |
4位 | 愛知県 |
5位 | 愛媛県 |
全国1位の穴子の漁獲量を誇る長崎県では、年間500トン以上もの穴子が漁獲されています。長崎県では特に対馬で獲れる黄金穴子が有名ですが、黄金穴子は10月から12月頃が一番脂が乗っていて美味しいと言われています。同じように島根県で獲れる穴子の旬も冬ですが、宮城県松島で獲れる穴子は夏が旬です。
また、上位には入らなかったものの瀬戸内海沿岸も穴子の漁獲が盛んな海域で、特に広島県の宮島や兵庫県の姫路は穴子の産地として有名です。
穴子とはどんな食材?
ここからは、穴子の生態や特徴を紹介していきます。穴子と鰻の違いについても紹介するので、参考にしてみて下さい。
穴子の生態・特徴
穴子は海で一生を過ごす海水魚で、ドジョウや鰻によく似た細長い体が特徴です。体長はオスよりメスの方が大きく、大きいものでは1m近くにまで成長すると言われています。穴子の種類は20種類以上に分類されますが、国内で食べられている穴子は、主にマアナゴやクロアナゴです。
穴子と鰻の違い
あなご | 鰻 | |
生息地 | 海 | 海で産まれ河川で育つ |
色 | 薄い茶色 | 黒に近い灰色 |
あご | 上あごが出ている | 下あごが出ている |
尾びれ | 尖っている | 丸みがある |
カロリー(100gあたり) | 161kcal | 255kcal |
脂質(100gあたり) | 9.3g | 19.3g |
旬 | 夏と冬 | 冬 |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
上記は、穴子と鰻の違いを表にしたものです。穴子と鰻はよく似ていると言われますが、比べてみると案外違いが多いことが分かるでしょう。見た目では、皮の色や尾びれの形の違いのほか、上あごと下あごのどちらが出ているかなどから判断することができます。
また、鰻は脂の乗ったこってりとした味わいが特徴ですが、穴子は鰻に比べてあっさりとした淡泊な味わいが特徴です。その分、穴子は鰻よりカロリーや脂質量が低いので、ダイエット中の方は穴子を選ぶと良いでしょう。