キムチが腐るとどうなる?見分け方は?原因や日持ち期間の目安なども紹介!
キムチが腐るとどうなるか知っていますか?今回は、キムチが腐った時の〈臭い・色・見た目〉など見分け方や、〈韓国のキムチ・市販のキムチ〉別に賞味期限の目安を紹介します。腐ったキムチを食べた場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
③密閉できない容器に保存している
密閉できない容器にキムチが入っていると雑菌が入りやすくなるため、開封後は市販の容器から出して保管すると良いでしょう。冷蔵庫がキムチ臭くなるのを防ぐこともできます。まずキムチを買ってきたら、食べきれる量を小分けにし密閉できる容器に入れておくと、空気に触れる頻度が下がり発酵が遅くなるため、キムチを美味しい状態に保つことができます。
④水分が入ってしまった
水道水や一度口を付けた水には不純物や細菌が混じっているため、水分がキムチの容器に入ってしまうと、腐敗を早めてしまうことがあります。余分な水分が容器の中に入らないように注意しましょう。
腐ったキムチを食べたらどうなる?対処法は?
食べた後で味がおかしかったかなと気づく場合もありますが、腐ったキムチを食べるとどのような症状が出るのでしょうか。症状が出てしまったときの対処方も紹介します。
体調に異常が出たら病院へ
腐ったキムチを食べてしまった場合、以下のような症状が出る場合があります。
・腹痛
・下痢
・嘔吐
・発熱
下痢・嘔吐・発熱の症状がでたら脱水症状にならないよう水分をたくさんとり、毒素を体外へ出すようにしましょう。市販の下痢止めを飲むと、毒素が体の中にたまってしまうため症状が長引くことがあります。まずは病院を受診し、原因を特定してから処方された薬を飲みましょう。特に子どもやお年寄りは重症化しやすいため、早めに病院を受診すると良いでしょう。
キムチの日持ち期間は?期限切れでもいつまでOK?
①韓国のキムチは賞味期限がない
日本のキムチとは作り方が違う、韓国で作られるキムチの特徴を簡単に説明します。
・白菜などの野菜を一日塩漬けにする
・ニンニク、唐辛子、薬味、魚醤が入ったヤンニョムに付けて寝かせる
・ニンニクや唐辛子には殺菌作用がある
・ヤンニョムには発酵に欠かせない乳酸菌が含まれている
最初に塩漬けにしてから発酵させるので長年保存ができるようになり、韓国ではキムチに賞味期限がなく、古いものが重宝されることもあるそうです。日本で市販されているキムチのほとんどは短時間キムチ液に漬けただけで、発酵させていないものを販売しています。その理由は韓国のキムチの持つ独特の辛さ、酸っぱさが日本では受け入れられなかったためです。
日本で市販されているキムチも、本場韓国のキムチと同様に考えている方が多いため、キムチは日持ちすると勘違いしがちです。しかし日本のキムチは浅漬けと同じで日持ちしない食品と考えたほうが良いでしょう。
②市販のキムチは期限切れ1週間後までが限界
賞味期限は美味しく食べることができる期限のことですが、市販のキムチは賞味期限を過ぎたとしても1週間後までが限度です。
・まず腐ってないかを確認する
・加熱調理してから食べる
賞味期限から1週間以上過ぎてなくても、明らかに味がおかしかったり緑や青カビが生えていたらすぐに処分してください。味や見た目の確認をして大丈夫そうならば食べられますが、なるべく加熱調理をしてから食べましょう。開封して時間が経ったものは酸っぱくなっていることが多いため、火を通すことによって食べやすくなります。
チヂミやチゲ、炒め物の豚キムチなどして使い切ると良いでしょう。
(*キムチの賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
キムチが腐る前に食べよう
キムチは本来持つ酸っぱさなどに隠れて、傷んでいたり腐っていることが分かりにくい食品と言えます。腐ったキムチを食べると食中毒になることもあり危険ですので、開封後は早めに食べきるようにしましょう。