里芋の芽は食べられる?毒性はない?対処法や食べ方のおすすめを紹介!
【野菜ソムリエ監修】里芋の芽がでたことはありませんか?芋類は常温で保存ができるので、気がついたら里芋から芽が出ていることも少なくありません。今回は、里芋の芽に毒性はないかや、芽が出ても食べられるかなど紹介します。里芋の芽の食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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里芋は芽とは?生えても食べられる?
里芋は収穫後に貯蔵ができるため1年中出回っている食材です。しかし、保存している内に里芋から芽が出てくる場合があります。里芋から芽が出てしまったとしても、食べられないとは限りません。今回は、食べられる里芋の芽と食用に向かない里芋の芽の違いも紹介します。
里芋の芽は葉柄と呼ばれる部分
里芋は根の部分を食べていると思われがちですが、茎の地下部である塊茎(かいけい)を食べています。そのため、芽と思われているのは茎と葉をつないでいる葉柄(ようへい)と呼ばれる部分です。植物によって葉柄の長さはさまざまで、里芋の葉柄は栄養満点な食材としても食べられています。
里芋は芽が生えても食べられる
芋類に芽が生えると食べられるか心配になりますが、里芋に芽が生えていても食べることができます。芽の生えた里芋の皮を剥くか断面を見て、白ければ問題無く食べられます。赤かったり色が変わっている場合は、単純に里芋が劣化しているので食べられますがおいしくありません。
(*里芋が赤い状況について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
里芋の芽の名前と種類は?
里芋の芽は、芋の種類や色、育て方によって名称が変わります。保存の利く大衆向けの物から、高級品まで存在します。
①ズイキ
里芋には親芋・子芋・孫芋があり、親芋から出ている芽のことをズイキと呼びます。スーパーで売られているのは子芋や孫芋で、そこから出た芽はズイキとは呼びません。ズイキには赤ズイキ・白ズイキ・青ズイキの3種類あり、6月~9月の夏の時期に旬を迎えます。それぞれ別の芋から出る芽ですが、一般的にズイキと呼ばれるのは八つ頭から出た赤ズイキです。
(*里芋の親芋・子芋・孫芋について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②根芋
根芋は千葉県柏市でのみ栽培されている特産品です。親芋から出た新芽に日光が当たらないようにおがくずなどに埋めて栽培することで、葉緑素ができず白い芽に仕上がります。柏市でも一部の農家でしか栽培していないため、ほとんどが料亭や百貨店に出荷され市場に出回ることが少ない貴重なズイキです。
大変珍しい根芋ですが、旬の1月~4月の時期には産地の直売所で販売されることがあります。生の根芋を手に入れたいときは産地まで足を運んでみて下さい。色が白いためクセが無さそうですが、普通のズイキ同様にアクが含まれているので、調理の際はアク抜きを行いましょう。