里芋の親芋とは?食べられる?小芋・孫芋との違いや食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】里芋の親芋とは何か知っていますか?店頭で並べられている里芋は、じつは小芋・孫芋が多く親芋はあまり見かけません。今回は、里芋の親芋の味・食感やレ栄養価を小芋・孫芋との違いを比較しながら紹介します。里芋の親芋の活用レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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里芋の親芋とは?小芋・孫芋との違いは?
店頭に並べられている小芋・孫芋と違いあまり目にすることがない親芋ですが、親芋とはどの部分を指しているのでしょうか。小芋・孫芋との違いについて説明します。
里芋の最初に芽を出す部分のこと
里芋はじゃがいもと同じように、芋(種芋)から芽が生えてそれが新たな芋になります。その芽の中でも一番最初に芽を出した部分を親芋と呼びます。
親芋のあとについてくるようにまわりに生えてくる芋の事を小芋、さらに小芋の後に生えてくる芋を孫芋と呼びます。この親、子、孫と次々と生まれる様が、昔から日本では子孫繁栄の象徴として縁起が良い食べ物だと正月にはお節料理として使用されてきました。
親芋と小芋の栄養価や味・食感の違い
親芋の栄養価は小芋・孫芋とそれほど変わりません。里芋は栄養価が高く特に「ガラクタン」と「リグナン」が身体にうれしい効能があります。
1.コレステロールを下げる
2.高血圧予防
3.肥満予防
親芋や子芋に含まれるガラクタンやリグナンには、以上の様な効果が期待できます。また、「リグナン」は体内の酸化防止といったアンチエイジング効果が期待できます。味の方はというと親芋も小芋・孫芋もそれほど変わりません。食感は、小芋・孫芋に比べると多少硬いことがありますが、里芋特有のぬめりは一緒です。
石川桃子
管理栄養士
リグナンは上記に書かれているように抗酸化作用が期待されるポリフェノールです。抗酸化作用は美容効果(アンチエイジング)があることでよく知られていますが、身体を綺麗にするだけでなく、健康になるためにも老若男女に必要な作用です。
(*里芋の栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
里芋の親芋は食べられる?
小芋・孫芋とそれほど変わらない栄養価をもつ親芋ですが、里芋はどの種類の親芋でも食べれるのでしょうか。
毒などはなく食べられる
店頭であまり見かけないことから里芋の親芋には毒があるのではないかと不安になる方もいるかと思いますが、どの種類の里芋の親芋でも毒はありません。安心して食べることができます。
品種によっては食べない場合もある
毒はなく食べれるといっても、食べるのに適さない種類の親芋があります。それは土垂れ・石川早生といった種類の親芋です。小芋・孫芋に比べて少し硬い親芋の中でも特に硬いので、食べるのには適さず小芋・孫芋だけ食べることが多いです。
(*里芋の種類と特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)