うなぎの種類で食用なのは?国産と世界で違う?旬・産地・味など特徴を紹介!
うなぎの種類はどれくらいか知っていますか?国産と世界で食べられる種類は違うのでしょうか?今回は、<ニホンウナギ・ヨーロッパウナギ>などの食用うなぎの種類別に、旬の時期・産地・味など特徴を紹介します。うなぎの値段、ニホンウナギの代用できる種類についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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うなぎとはどんな魚?
うなぎは、夏の土用の丑の日にスタミナをつける食材として親しまれています。日本のみならず世界には様々な種類のうなぎがあるようです。今回は、うなぎを種類別に紹介するので参考にしてみて下さい。
うなぎの生態
うなぎは、ウナギ科ウナギ属の魚類です。国産うなぎは産卵期になると、日本から3000km離れたマリアナ海溝で産卵します。
天然と養殖の2種類があり、天然うなぎは、人の手を加えず育ったうなぎを釣り上げたものです。一方の養殖うなぎは、うなぎの稚魚を海や川から採ってきて、養殖場で育てられたものを指します。現在では、世界の市場に出回っているほとんどが養殖ものです。
食用うなぎは全4種類
世界には19種類のうなぎが存在しますが、その中で食べることが出来るのは下記の4種類です。
・二ホンウナギ
・ヨーロッパウナギ
・アメリカウナギ
・ビカーラ種
主に国産うなぎは二ホンウナギ、中国産はヨーロッパウナギになります。一般的に筒状の細長い体に、小さい目をしていて、生殖地や食ベ物によって体の色や模様が違うようです。下記では、食用うなぎを種類別に紹介します。
うなぎの種類①ニホンウナギ【画像】
二ホンウナギは、マリアナ海溝で産卵された稚魚が成長したものを指します。国産ウナギのほとんどが二ホンウナギで、他のうなぎと比べて、細く長い体をしていて色むらや模様がないのが特徴です。
ニホンウナギの旬の時期
二ホンウナギの旬は、天然と養殖の種類により異なります。天然ものは、11月~12月初旬にかけての、寒さが本格的になる時期に旬をむかえます。冬眠前のうなぎは、栄養が蓄えられていて美味しいと評判です。養殖ものは、特に旬はありません。養殖場で温度管理がされていて、出荷に合わせて育てられるので年中美味しく食べることが出来ます。
(*うなぎの旬について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ニホンウナギの主産地・漁獲量
国産である二ホンウナギの主な生産地・漁獲量ランキングベスト5は下記のとおりです。(令和元年データ)
1位 | 鹿児島県 (7,086トン) |
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2位 | 愛知県 (4,362トン) |
3位 | 静岡県 (1,534トン) |
4位 | 高知県 (294トン) |
5位 | 徳島県 (220トン) |
自然豊かで温かい気候の鹿児島県が、見事1位に輝きました。鹿児島県は、良質な地下水が豊富にあるため、うなぎが養殖しやすい土地です。また、ひつまぶしやうなぎパイなど、うなぎと歴史的にも文化的にも縁の深い、愛知県や静岡県もランクインしています。
ニホンウナギの味の特徴
二ホンウナギは他のうなぎに比べ、脂身や臭みが少なく身がやや硬い種類です。
天然ものは、うなぎが育った環境や食べ物に影響を受けやすく、美味しいものもあれば、野生的な泥臭さを感じる場合もあります。昔ながらの天然のうなぎを食べたい方におすすめです。一方の養殖ものは、年中通して人の手によって管理され、あまり味にバラつきがなく美味しく食べることが出来ます。