うなぎの種類で食用なのは?国産と世界で違う?旬・産地・味など特徴を紹介!
うなぎの種類はどれくらいか知っていますか?国産と世界で食べられる種類は違うのでしょうか?今回は、<ニホンウナギ・ヨーロッパウナギ>などの食用うなぎの種類別に、旬の時期・産地・味など特徴を紹介します。うなぎの値段、ニホンウナギの代用できる種類についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
うなぎの種類②ヨーロッパウナギ【画像】
ヨーロッパウナギは、ヨーロッパに生息するウナギです。別名アンギラアンギラ、フランスウナギと呼ばれ、中国産として市場に出回っているうなぎの種類を指します。見た目は二ホンウナギと大差がありませんが、若干太く短く目が大きめです。国産に比べ、人件費の安さなどから安価な傾向にあります。
ヨーロッパウナギの産地・旬の時期
ヨーロッパウナギは、スカンジナビア半島、バルト海から地中海などのヨーロッパ全域や、北アフリカの一部に生息しています。古くから、ヨーロッパ各地で収穫され、イタリアやオランダ、イギリスなど多くの国で食べられてきました。日本では、中国で加工されたものが流通していて、養殖ものであることから、1年中リーズナブルに楽しむことが出来ます。
ヨーロッパウナギの味の特徴
国産に比べて、脂身が多いのが特徴で、人によってはしつこさや臭みを感じる場合がありますが、身は厚めで、柔らかく、噛むと弾力を感じられるようです。うなぎは養殖される環境で感じたストレスによって、身の柔らかさに違いが生じます。ヨーロッパウナギは比較的広々とした湖で養殖されるため、ストレスを感じにくく身が柔らかい傾向にあります。
うなぎの種類③アメリカウナギ【画像】
出典: @Unakoga
アメリカウナギは欧米近郊に生息するうなぎで、別名アンギラロストラータと呼ばれています。ヨーロッパウナギと近い形状で、胴回りは身が厚く、尾は薄い特徴があります。日本では、あまり見ることが出来ない種類のうなぎですが、フィリピンなどのアジア諸国にも輸入されているようです。
アメリカウナギの産地・旬の時期
アメリカウナギは、主に北アメリカ東岸やカリブ海に生息する種類のうなぎです。産卵は大西洋のサルガッソー海で行われ、食用うなぎとして生産されています。
アメリカを中心に、カルフォルニアロールなどの創作料理として楽しまれているようです。養殖なので、年中食べることはできますが、他の種類のうなぎと同様に、近年の減少傾向が問題になっています。
アメリカウナギの味の特徴
アメリカウナギは、身に厚みがありふっくらしているのが特徴です。他の種類のうなぎにも言えますが、値段によって美味しさに違いがあり、値段が高くて見た目がきれいなものは相応に美味しいと言えます。日本ではアメリカウナギと表記されないので、なかなか店頭で見分けるが難しい種類です。
うなぎの種類④ビカーラ種【画像】
ビカーラ種は、東南アジアに生息するうなぎの一種で、頭が大きく体の長さが短いのが特徴です。豊富な資源があると注目されている種類ですが、産卵地が不明など生態が明らかになってない点が多く、問題を指摘する専門家もいます。国産に比べて安く食べることが出来ます。
ビカーラ種の産地・旬の時期
主にフィリピン、インドネシア、マレーシアなどの東南アジア付近や、オーストラリア北部、東アフリカ東部、インド、スリランカ、タスマニアなどに生息する食用うなぎの一種です。インドネシアやフィリピンなどで養殖され、旬は特になく一年中安定したもの食べられます。