あさりの正しい保存方法と砂抜きの仕方は?冷蔵庫・冷凍で日持ちするコツを紹介!
あさりの正しい保存方法を知っていますか?今回は、あさりの砂抜き・下処理の方法や、〈冷蔵庫・冷凍〉で保存する方法・手順を紹介します。あさりが腐って食べられない状態や保存食レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。あさりを知り、美味しく味わいましょう。
目次
砂抜きをしたあさりを冷蔵庫で保存する場合は、以下の手順で行います。
【手順】
①3~4%の濃度の塩水を作る
②容器にあさりを並べ、塩水を加える
③新聞紙やキッチンペーパーを被せる
砂抜きをする時と同様に、塩水を加える量の目安はあさりの頭が少し出るくらいです。また、容器を密閉するとあさりが呼吸できなくなるため、新聞紙やキッチンペーパーを軽く被せると良いです。ラップをする場合は、いくつか空気穴を開けておきましょう。
冷蔵保存したあさりの保存期間
冷蔵庫で保存したあさりの保存期間は2~3日と日持ちしませんので、2~3日で食べ切れる量を冷蔵庫で保存するようにしましょう。また、冷蔵保存をした翌日以降は、1日1回塩水を入れ替えると良いです。
あさりを冷凍保存する方法は?
下処理をしたあさりを冷凍保存する際、美味しさを保ったまま日持ちさせるために押さえておきたいポイントがあります。ここでは、あさりを冷凍庫で保存する際の正しい方法や保存期間、さらには解凍するときのコツを紹介します。
あさりを冷凍保存する方法・手順
あさりを冷凍庫で保存する方法は、殻がついたまま保存する方法とむき身で保存する方法の2種類があります。
【殻がついたまま保存する手順】
①あさりを殻がついたまま保存袋に入れる
②空気をしっかり抜いた状態で封をし、冷凍庫に入れる
【むき身で保存する方法】
①鍋にあさり・塩・酒を入れて強火で茹でる
②沸騰したら弱火にし、アクを取りながら15分煮立てる
③茹でたあさりをざるにあげ、殻から身を取り出す
④保存容器に入れて封をし、冷凍庫に入れる
一度解凍したあさりを再度冷凍すると鮮度が落ちてしまうため、あさりの量が多い場合は1食分に小分けして保存すると良いでしょう。また、むき身で保存する際に出る煮汁には、あさりの旨味がたくさん詰まっています。だし汁として料理に活用できるので、捨てないようにしましょう。
冷凍保存したあさりの保存期間
冷凍保存したあさりの保存期間は、保存方法によって異なります。殻がついたまま保存した場合は1か月程度、むき身で保存した場合は3か月程度日持ちします。むき身での保存は保存期間が長い反面、茹でる手間が掛かってしまいます。それぞれの方法のメリット・デメリットを踏まえ、自分に合った方法を選ぶと良いでしょう。
冷凍あさりの解凍するコツ
冷凍した食材を解凍する方法はさまざまですが、冷凍あさりの解凍に適しているのは、凍った状態で火にかけ、加熱しながら解凍する方法です。味噌汁など汁物に使用する時も、水の状態からあさりを入れるのではなく沸騰したら入れるのがおすすめです。冷蔵庫や常温で自然解凍することもできますが、傷みやすいのでおすすめできません。
(*あさりの砂抜き後の保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
あさりが腐って食べられない状態は?
潮干狩りで獲ったあさりの中に、腐ったあさりが含まれていることがあります。腐ったあさりを食べてしまうとお腹を壊してしまうことがあるので、ここでは腐ったあさりの見分け方を紹介します。
腐ったあさりの特徴
腐ったあさりの特徴は3点あり、匂いや見た目で判断することができます。
・変な匂いがする
・砂抜きをしている時に殻が開かない
・砂抜き後に殻が閉じない
ドブの匂いのような異臭を放つあさりは、すぐに腐っていると判断できるでしょう。潮干狩りで獲ったあさりは表面に残っている砂やプランクトンによって匂うこともあるので、表面をしっかり洗っても匂いがするかどうか確認するようにして下さい。
また、砂抜きをする中でも、腐っているあさりを見分けることができます。死んでいるあさりは砂抜き中に殻が開かないので、一向に殻が開かないあさりがあれば取り除きましょう。また、砂抜きで開いた殻が閉じないあさりも死んでいる可能性があり、注意が必要です。同様に、触ったりあさり同士をぶつけて刺激を与えても、殻を閉じないあさりも死んでいると判断できます。