シャコの旬の時期・季節はいつ?エビとの違いは?さばき方やレシピのおすすめも紹介!
シャコの旬の時期を知っていますか?シャコの旬は春から初夏、秋から初冬と言われています。今回は、シャコの旬の時期・季節や、主産地・生産量のほか、エビとの違いなども紹介します。シャコの選び方や栄養価、レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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シャコの旬の時期はいつ?
シャコはお寿司のネタとして良く知られており、エビよりもあっさりとした味であることから、好きな方も多いでしょう。そんなシャコの旬の時期や季節はいつなのでしょうか。季節によって違うシャコの味やレシピについても見ていきます。
シャコの旬の時期・季節は春~初夏と秋~初冬
シャコは通年漁獲されていますが、その旬の時期は、3月~5月の春から初夏にかけてと10月~12月の秋から初冬にかけての2回あります。それぞれの旬には、以下のような違いがあります。
【春から初夏の場合】
・産卵期が近いため、子持ちのシャコが多く、漁獲量も多くなる
・卵巣の部分はコクがあって美味しい
【秋から初冬の場合】
・産卵期を終え、身が詰まってくる
・特に11月以降は脱皮をするため、後ろ半身が甘くて美味しい
シャコは通年漁獲されますが、旬以外の時期では餌をあまり食べないために痩せてしまっていたり、産卵期を過ぎたことで身が詰まっていないこともあり、漁獲量も少なくなっています。
シャコの主産地・漁獲量
国内におけるシャコの漁獲量のランキングは、以下の通りです。
1位:佐賀県/3,290t
2位:北海道/3,064t
3位:福岡県/1,609t
4位:青森県/989t
5位:山口県/564t
シャコの漁獲量は1~3位までで全体の5割を占めていて、1位と2位だけでもそれぞれ2割を占めています。名産地とされている岡山県を含む瀬戸内海や九州、青森県では年々漁獲量が減っており、現在では北海道の小樽や石狩産の割合が増えてきています。
シャコとは?エビの仲間?
年に2回旬を迎えるシャコは、どのような生き物なのでしょうか。見た目がエビに似ているからエビの仲間なのではないか、と思う人も居るかもしれません。そんなシャコの生態や種類について見ていきます。
シャコの特徴・生態
甲殻類の一種でもあるシャコは、湾内や内海に棲息していて、普段は海底の泥の中に巣穴を掘って潜んでいます。貝や魚などを捕食して食べているシャコですが、その捕食方法は、身体の前にある大きな脚を高速で動かすことによるパンチで貝殻を割るといったもので、家庭で飼う場合も、水槽のガラスを割ってしまうことがあるので注意が必要です。
シャコはエビではない
シャコの大きさは12~15センチほどで、地方ではシャコエビと呼ぶ場所もあることからエビの仲間と思われがちですが、シャコとエビは遠い関係であることが知られています。生物学的にも属する分類が違いますし、エビよりも大きいサイズであることも、エビとの違いとなります。
シャコの主な食用の種類は2種類
シャコはたくさん種類がありますが、主に食用として食べられているのは以下の2種類です。
・シャコ
・アナジャコ
シャコとアナジャコは、見た目も特徴も良く似ていますが、アナジャコはエビの仲間である分類に属していることから、シャコとは違う生き物です。また、アナジャコはくせがあり、一般的にお寿司のネタとして食べられているシャコもアナジャコではありません。